中学時代、公式戦では一度しか勝ったことがないピッチャー。
彼は誰よりも勝利に飢えている。
中学時代、体の小ささゆえに出場機会に恵まれなかったバッター。
彼は誰よりも遠くに飛ばしたい。
すでに指導者を目指している、打てないキャッチャー。
彼は誰よりも考え手を尽くす。
全国大会に出場したシニア(中学生)チームではレギュラーだったマネージャー。
高校の公式戦に出られない彼女は、きっと誰よりも野球に焦がれている。
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彼ら彼女らだけじゃない、青春(だけじゃない)群像劇。長大なシリーズの第一部。
野球が嫌いでなければ、ぜひ読んでみて下さい。そしてシリーズを追ってみて下さい。作者の「コレクション」からどうぞ。
魅力的な人物、関係性がまだまだ登場します。そして彼ら彼女らは確かに「生きている」。
弱小というには強いが強豪というほど強くはない公立高校野球部を舞台にした、超絶面白い野球小説です!
チートなバッターと、一見平凡風だけど実はチートなピッチャーの二人がダブル主人公……ではなく、真の主人公はチームの頭脳になるキャッチャーだったりします。
この三人がまた、プロを目指すとか「無い無い」とか思って進学校に来ているけど、でも「野球はがっつり楽しみたい」とか「将来は野球の仕事ができたらいいな」と思っているから甲子園を目指すという。
「小説家になろう」のヒューマンドラマジャンルで日間1位、週間1位、月刊1位を獲得して現在も驀進中の傑作がついにカクヨム登場!
これは読むっきゃない!!