概要
ヴェルレステに住む少年オリバーは、額に不思議な文字を持ち幼い頃の記憶がないが、魔女のライエと共に平穏に暮らしていた。
ある日の夜オリバーは、自分と同じような文字を腕に持つ少女エルダと出逢い、自分やエルダを蝕む呪いのことを知る。
呪いによって家族のぬくもりから引き離された子どもたちは、すべての元凶となった原因のあるという『はじまり島』を目指す旅に出る。
主人公:14歳、朝読小説賞キャッチ:少年と少女は、家族を、人のぬくもりを取り戻すための旅に出る。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!囚われているのは、誰?
幼い頃の記憶のないオリバーは、海洋国・ヴェルレステ――『はじまり島』から生まれたと謳われる島で暮らす少年だ。
己の出自に心細さを感じる日もあるが、魔女・ライエと過ごす慎ましい生活に不満はなかった。
奇しくも、巡り会った少女・エルダの腕に自身の額と同じ呪いに囚われていると知ったオリバーは『はじまり島』を目指す旅に出る。
魅力的な世界観やキャラクターはさることながら、いろいろな愛を感じられる物語でした。
はじまり島に暮らす魔女とは? 呪いの原因は? 主人公の過去とは? 王族の秘密とは? 次々と出てくる展開に驚きと悲しみの連続と連鎖。それだけで終わらなかったのは誰かを想うさまざまな愛があったか…続きを読む - ★★★ Excellent!!!俺と君にかけられた呪いと、そこに込められた真実を解き放つ
子どもが頑張るお話が好きです。純真な心でもって立ち向かうひたむきさ、自分には無かったような気がして憧れちゃうのかな。そういえば昔から子どもと動物のドキュメンタリーとかに弱かった。でもまあみんな割とそういうところ、ありますよね?
幼少時の記憶を失う呪い、他人に触れられない呪いを受けた少年少女が、それぞれの呪いを解くために旅立つ物語です。
家族との関係にも恵まれていなかったりもするんですが、それでもとにかく優しい心を持つ子どもたちなんです。お互い傷つけてしまうこともあるけれど、ちゃんと相手のことを思い「一緒に、助け合いたい」と考えられる子たち。それだけでおばちゃんは涙腺ゆるんじゃうわけで…続きを読む - ★★★ Excellent!!!少年少女は自らの運命のため立ち上がる
海洋国のヴェルレステで、魔女のライエと共に暮らす少年・オリバー。そんなオリバーの額には不思議な文字が刻まれていた。そして、国の王女であるエルダの腕にも同じような文字があり、二人はこの呪いを解くため、鍵を握る『はじまり島』を目指す。
子どもから大人まで楽しめる良質なファンタジー作品でした。とても面白かったです。
独自の世界観を築き、異世界を舞台としながらも、登場人物一人ひとりの想いがしっかりと感じられます。情景描写も繊細で美しく、頭の中に映像が流れ込んできました。
羨ましい、ズルい、あいつのせいだ……呪いに立ち向かう彼らの内に秘めた叫びには、共感するところがきっとあると思います。
些細…続きを読む