黄昏の世界に咲いた花【改稿版】

作者 柊木紫織

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文明が崩壊した世界で紡がれる、花と人の物語 柊木紫織

どこかの時代、どこかの国、どこかの集落。
一度滅びた文明の跡地で、ユグドラシルの庇護のもと、人々が慎ましく暮らす世界がある。

この世界では文明時代の生き残りである旧人類である人と、文明の崩壊後に新しく現れた新人類が共存していた。
旧人類は持ちえない能力と美しさを持った新人類を、人間たちは自分らになぞらえて人々はこう呼ぶ

花人、と……。

花人を守る役目を担う『花守』である青年・レイは、スイートピーの花人であるスイと、天を衝く大樹・ユグドラシルを目指して旅をしていた。
レイとスイは旅の中で、様々な里にいる多種多様の花人や、それらを取り巻く人間たちとの出会いと別れを繰り返す。

これは、滅びを迎えた世界で辛うじて生き残った生命たちの、共存の物語。


※2019年に公開していた同タイトルの、改訂版です