りゅうを倒すにはお金がかかる。追い払うのはそれより、安価で済む。
だから、竜払いという仕事がある。
からはいる1話完結型のお話。文字数としてそれほど長くもないので1話1、2分もあれば読むことができる。お話にでてくる"りゅう"も大人二人分の高さにもなるものもいればネズミサイズの"りゅう"と様々な種類が登場する。
しかし、"りゅう"たちは脇役で登場する多様な人々がこの話を面白く、少し滑稽となって読み手にくすりと可笑しさを与えてくれる。理不尽なことを言う人、何かずれている人、どこか癖のあり、でも物語を面白くしてくれる大切な人々を読んで感じてほしい。
ヨルと言う名の、ベテランの竜払いの青年(成年?)が主人公と言うことだけを覚えていれば、後はどこから読んでも楽しめます!
竜払いを仕事にするヨルさんが、竜を払う過程でいつも癖の強い人に出会いますが、うまいことやり過ごすのが小話みたで面白いです。冷静で生温かいツッコミが最高☆ ゆるい感じのお話が多いので、私は寝る前にちょっと読んでくすっと笑うことが多いです。
本編である「竜払い」を読んでいなくても楽しめるお話。
本編である「竜払い」を読んでいると味わい深いお話。
本編に出て来るような異端の竜は現れず、あくまで竜はちょっと生活に困るなぁという感じに存在し、竜払いは淡々とその竜を払う。そういうお約束の元の進んでいくお話です。