概要
君から贈られた手紙が、在りし日の記憶を揺さぶる
かつて。「彼」から贈られた手紙のことを思い出した。
そこに綴られた流麗な言葉が、在りし日を生きた人達の姿を如実に思い起こさせる。
朝、樹の上で目が覚めた「彼女」は、世界を見下ろしながら思いを巡らせる……。
かすれていく記憶を胸に秘めたまま、今を捉えるショートショートです。
あとがき:https://kakuyomu.jp/users/Tuyuri_N/news/16817330661850350023
そこに綴られた流麗な言葉が、在りし日を生きた人達の姿を如実に思い起こさせる。
朝、樹の上で目が覚めた「彼女」は、世界を見下ろしながら思いを巡らせる……。
かすれていく記憶を胸に秘めたまま、今を捉えるショートショートです。
あとがき:https://kakuyomu.jp/users/Tuyuri_N/news/16817330661850350023
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!Der yek gooshe
タイトルはスウェーデンの歌手、lalehの歌よりいただいた。意味はペルシア語で「世界の片隅で」。
この曲には世界の片隅に残された2人の物語が描かれている。主人公は帰る家を求め、最後は家が相方の隣だと気づくのだが、この物語の主人公は最初から1人で、しかもお別れ済みだ。
しかしながら情景の美しさに、脳が読んでいた言葉のひとつひとつが反応していく。
「君を迎えにいくよ」この手紙を受け取った主人公は既に1人で立ち、自分の脚で前へ進んでいるのだ。私は思った。「相方との愛に破れて、愛が無くても進めるようになったのでは」と。
そんな勝手な妄想をしながらも、彼女が今後1人だけの世界で生きていくのか考えるとど…続きを読む