空の大樹から見下ろす風景、朽ちていく思い出と綴られる言葉、そんな小説でした。
他の方がレビューコメントで述べていらっしゃるが、本作は自分が体験したり見聞したりしたなにかになぞらえずにはいられない力を備えている。 私については『ザ・ラスト・オブ・アス(ノーティドッグ)』の終…続きを読む
文字が風景として浮かんでくるような、ゾクゾクを感じます。そのまま読むのも良し、誰かに読んでもらってそれを耳で聴いてみたい、そんな思いにさせる作品です。
タイトルはスウェーデンの歌手、lalehの歌よりいただいた。意味はペルシア語で「世界の片隅で」。この曲には世界の片隅に残された2人の物語が描かれている。主人公は帰る家を求め、最後は家が相方の隣だと…続きを読む
自分以外の全てがいなくなってしまった世界。そんな中で在りし日に思いを巡らす。しかし……。人の思いというものは、どこまでその形を保てるものなのだろうか?どこかで失われたりすることはないのだろうか?…続きを読む
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