十二人でスタートしたガールズバンドも、今や二人のみ。つまり、続々とメンバーが脱退していく様を見続けた二人。きっと、その背景にはいろーんな事情があったのでしょう。それを乗り越えた二人の絆の深さが終盤で奏でられる。二人にとってのラストだけど、それぞれのスタートに向かう瞬間でもある。互いにエールを送り合う様子に清涼感。
十二人いたメンバーも次々と脱退してしまい、今ではヴォーカルの『お雛様』とギターの『右大臣』を残すのみ。これは、そんなガールズバンド『ひなまつり』のラストライブの様子を綴った物語です。苦しい現実を吹き飛ばし、明日への意欲に満ち溢れた『お雛様』の歌声を聴いて、皆さんも元気をもらってみませんか?
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(159文字)
哀愁漂うが、吹っ切れた空気感が面白い。分ってて遊び倒してる感は絶妙♬「「「おぉー!」」」って感じです。
頑張れ! お雛様!!
3月3日雛祭り。私は1人で迎えた。おそらく多くの家族が雛祭りをお祝いしてるのだろう。でも、1人で雛祭りを迎えたっていいじゃない。後ろ向きに考えず楽しんだっていいじゃない。そんな勇気をくれる本作。明日から頑張ろうって思わせてくれます。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(49文字)
夢を追っていても、だんだん現実が追いついてきて……一人抜け、二人抜け(物語中では一気にですが)「私一人!楽しいひなまつりい!」悲しいフレーズを絶叫しているはずなのにでも、主人公は前向きで!!読後は主人公を応援よりも、逆に読者である私が元気づけられた気持ちになりました
元気もらっちゃいました。このお雛様なら大丈夫!そう思えますヾ(*'∀`*)ノ