概要
玉座に座れなかった元王様と、教室に入れない女の子の物語
セーラは、いわゆる不登校の、七歳の女の子。
魔術や神学を教わる学院に入学して半年、教室に入ろうとすると、ひどいめまいに襲われるようになってしまった。
原因は自分でもよくわからない。
学院長先生が連れて行ってくれたのは、学院のはずれにある、全部が図書室の塔――通称「図書室塔」だった。
そして塔の地下図書室に「怖いものがこない魔法」をかけてもらい、セーラはこの地下室でならば、学院内でも、普通に呼吸することができた。
そんなセーラが過ごす図書室に、ある日、銀色の美しい髪の青年が訪れる。
彼は「ハーミット」と名乗った。
学院長先生の知り合いというハーミットと、同学年生の「問題児」と言われる少年フラン。
彼らの来訪により、止まっていたセーラの心の時間が、また動き始める。
魔術や神学を教わる学院に入学して半年、教室に入ろうとすると、ひどいめまいに襲われるようになってしまった。
原因は自分でもよくわからない。
学院長先生が連れて行ってくれたのは、学院のはずれにある、全部が図書室の塔――通称「図書室塔」だった。
そして塔の地下図書室に「怖いものがこない魔法」をかけてもらい、セーラはこの地下室でならば、学院内でも、普通に呼吸することができた。
そんなセーラが過ごす図書室に、ある日、銀色の美しい髪の青年が訪れる。
彼は「ハーミット」と名乗った。
学院長先生の知り合いというハーミットと、同学年生の「問題児」と言われる少年フラン。
彼らの来訪により、止まっていたセーラの心の時間が、また動き始める。