「陰陽師 平安ファンタジー」を含む小説

　源氏の嫡流・源為義と美貌の白拍子の間に生まれた八郎為朝は、史記や三国志に描かれた項羽、呂布や関羽をも凌ぐ無敵の武将！　その誕生の秘密と生涯は？ 　鳥羽院の寵姫となった母に捨…

中納言の姫でありながら、母を亡くし寂しい暮らしを余儀なくされていた二の姫・楓子。ある夜、今上帝に入内した腹違いの妹姫・桜子の病の祈祷に呼ばれた陰陽師・賀茂利憲と出会う。彼は中納言…

魔手麻呂はふわふわの雲を使う陰陽師。名前はプリティだが、繰り出す技は容赦なし。 お供の青電鬼と飛雷神を連れて今日もあやかしに立ち向かう。 短い話を少しずつアップしていきます。

隣国では神仙からヒトの時代へと移り変わる頃、「ひのもとのくに」はいまだ神仙の時代であった。今の時代の国の名をヤマト、都の名を朱雀京、頂点を統べる王を指して天子という。天子の住まう…

《あらすじ》 時は平安時代初期。小野篁という若者がいた。身長は六尺二寸（約１８８センチ）と偉丈夫であり、武芸に優れていた。十五歳から二十歳までの間は、父に従い陸奥国で過ごした。当…

貴族が栄華を誇る時代。貴族の娘、芦原時子(あしわらのときこ)はある夜鬼と出会う。話をすると、どうやら鬼は陰陽道に詳しいようだ。 そこで時子は鬼に頼む。父親の病の原因を突き止めてく…

今は昔、平安貴族の豊かな文化が花開いていた頃―――。”死”が最も忌み嫌われる時代に、一人の美しい葬儀師がいた。彼の名を、下橋行重。呪いと怨嗟の降り積もる平安京にて、彼は弔いという…

【一章　鬼に繞乱(じょうらん)されしは】 帝の勅命で鬼退治に向かったカラギは、そこで美しい鬼・金花に遭遇する。退魔の太刀を振るうことすらできず死を覚悟するカラギに対し、金花は淫ら…

「しゃーねえなぁ。仕事中毒の陰陽師に行き当たっちまったのが運の尽きだと思って諦めるか」 「ふん、たまには徳を積んどけよ」 本来とはほんの少し違う歴史をたどった、平安の時代。 京…

　時は平安と呼ばれていた時代、平和かと思われた京の都にも、物の怪の類が連日連夜、悪さを働こうとしていた。 　それらをほとんど未然に防ぐ活躍をしていた、稀代の天才陰陽師『安倍晴明』…

　時は平安。東洋の島国・日凪（くさなぎ）で暮らす明璃（あかり）は、都で評判の陰陽師・古瀬卯京の邸で見習いをしている。変わり者で有名な師匠の無茶振りと過保護に振り回されつつ、忙しく…

（男は皆、自分より弱いおなごが好きなのじゃ） 鬼たちが暮らす鬼雅島（おにがしま）で最強の鬼姫・紫焔（しえん）。 強すぎる所為で、婚約者に浮気をされ、自ら婚約を破棄。 もうこの鬼…

播磨の国の見習い巫女の玻瑠璃（はるり）は、ある日突然、祖母と従姉を失う。二人の命を奪った人物の魔の手を逃れ、玻瑠璃は復讐を誓う。まだ異能が完全に開花していない彼女は、生まれたとき…

春花国の藤花姫は、幼少期に呪われたことがきっかけで、成人と同時に出家が決まっていた。 ところが出家当日に突然体から魂が抜かれてしまい、式神に魂を移されてしまう。 「愛しておりま…

時は平安中期。清和源氏の棟梁、源頼光の配下で四天王のひとり、渡辺綱の物語。 平安京の闇にうごめく鬼の話を聞いた綱は、ひょんなことから鬼退治に向かうことに。 あの名刀、鬼切安綱の伝…

――少女は、その目で鬼を視て、その手で命を紡ぐ―― 彼女が関わるお産は安産になる……「産神の祝福を授ける助産師」と評判の少女・蓮花は、体の内外に蠢く微細な「鬼」が視える特異体質…

平安中期、公務員の技官としての家業に疑問を持つ若者が、ドロップアウトした公卿の惚れた腫れたに巻き込まれる物語。ただし、コメディではない……伝奇モノか？ 昔書いた話の推敲みたいな…

百鬼夜行はびこる平安の都。 世の貴公子達はおろか帝さえも虜にした傾国の美女に竹取の翁が女(むすめ)ありけり。 ある満月の夜、その姫が「月へ帰る」と言い残し突如姿を消した—— …

久方の月の桂も黄葉する季節。 美しいと評判の左大臣家の姫君・小夜姫は、連香樹の香りの交じった秋の風に吹かれながら、池の脇に佇んでいた。 その池に映っていたのは......

【完結】＜薄紅色が吹雪となり舞い上がるまで、私は貴方を守り続ける＞ 　時は平安。 　陰陽師と呼ばれる者たちが活躍する時代。 　陰陽連の同士と相まみえることもなく、 　式神を仕…