概要
陰陽術を使える優しい鬼が繰り広げる物語
貴族が栄華を誇る時代。貴族の娘、芦原時子(あしわらのときこ)はある夜鬼と出会う。話をすると、どうやら鬼は陰陽道に詳しいようだ。
そこで時子は鬼に頼む。父親の病の原因を突き止めてくれないかと――。
人間の少女、鬼の陰陽師等個性的な面々が数々の事件を解決する物語がここに開幕。
小説家になろう、アルファポリスでも公開しております。
そこで時子は鬼に頼む。父親の病の原因を突き止めてくれないかと――。
人間の少女、鬼の陰陽師等個性的な面々が数々の事件を解決する物語がここに開幕。
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おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!情で繋がる人と鬼の物語
貴族の娘・時子が会ったのは、月下の鳥居に座る一人の鬼。
中流貴族芦原時長の娘である時子は、父を病から救いたい一心で、陰陽道に詳しいその鬼に助けを求めます。
この病の一件が解決したのをきっかけに、時子はなにかと鬼――法眼を頼るようになります。
法眼という鬼が何者なのか気になりますが、序盤で分かるのは、鬼ヶ原神社を拠点としていることと……、意外に茶目っ気があって可愛いということです。
そして、非常に優しい。初対面の時子のために尽力したり、子どもと鬼ごっこしたり、人を守るために血を流したり……。
本作は、人の情が中心にすえられており、情故に悪意が呪いのような形で害をもたらしたり、時には情故に救…続きを読む