「和歌 和風ファンタジー」を含む小説

かつて怨霊と呼ばれた帝と、桔梗の姫。 誤解と悲しみによって引き裂かれた二人は、和歌に託した想いを残したまま別れた。 転生した今世で再び巡り会い、花と歌に導かれながら、閉ざされた…

始まってもいない恋に破れた凛（21歳）は、突然の事故に巻き込まれて月江戸に転生した。月の巫女となり、将軍家に迫る危機を防ぐために眼帯の陰陽師・蒼司と契約結婚をすることに。 ──…

稲葉和（いなば　のどか）、２０代半ば。民俗学系ライター兼編集の契約社員。 子供の頃から他人には見えない小さな神々や死者の気配を感じることができた彼女は、初めて自身の企画が通った「…

私の旅は、自分から、未来から、全てから逃げるための、ただの逃避行になるはずだった。 ――二つの月が浮かぶ、もう一つの日本に迷い込むまでは。 高校を卒業し、未来への答えを見つけら…

平安の里、藤の木の下で、病弱な葵は和歌を詠み、直継と愛を誓う。母・佐和の教えと神官・惟宗の啓示が、藤の聖木に魂を宿す。葵は紫苑となり、清隆と悲恋を重ね、来世を約束。現代の京都、詩…

第一階層の、魂の管理者だったのに、第七階層に落ちるなんてっ！ もう、ひどいっ。あれ？ ……あの人だれ？　帝！？　きゃー、かっこいい！！！ 凛月（りる）は第一階層の魂の管理者であ…

ゲンタとカヤは同じ村で育った幼馴染の少年少女だった。 結婚を意識する仲だったが、或る日宿った運命は、残酷にも二人を引き裂いてしまう。 やがてカヤは神の口を持つ巫女として祀りあげら…

カクヨム10　【エンタメ総合部門】エントリー --------------------------- 　ときは平安時代――、内裏内を護る、近衛府は左近衛府中将・藤原征之は、顔も血…

女性に興味がなくて和歌一筋だった貴晴（たかなり）が初めて惹かれたのは大納言（上級貴族）の姫だった。 だが貴晴は下級貴族だから彼女に相手にされそうにない。 そんな時、祖父が話を持ち…

　時は平安。東洋の島国・日凪（くさなぎ）で暮らす明璃（あかり）は、都で評判の陰陽師・古瀬卯京の邸で見習いをしている。変わり者で有名な師匠の無茶振りと過保護に振り回されつつ、忙しく…

京貴族の茜子（あかねこ）は、幼い頃に罹患した熱病の後遺症で左目が化け物と化し、離れに幽閉されていた。一方姉の梓子（あづさこ）は、同じ病にかかり痣が残りながらも森羅万象を操る通力を…

　魔が人を脅かす時代。魔を祓うことの出来る神子を生む一族は、臣民を守る為にその血脈を 「桜の宮」に住う貴族として守って来た。 　帝妹の依夜は、和歌を詠む事で魔を祓う力を持つ神官…

美しい嘉乃と皇太子である清原王 二人は偶然、東宮御所の庭で出会って、恋に落ちた―― タイトルは「あまがけるうるわしのくに」と読みます。 和風ファンタジー×あまあまのラブストーリ…

宮子(みやこ）は３０歳の誕生日を迎えた。 「あーあ、１６歳に戻れたらなあ」とつぶやくと、 「その願い、叶えよう」というイケボが聞えてきて……！！ タイトル「天翔る美しの国」は「…

とある国の主神である神樹は、五百年に一度自身の分霊を花嫁として皇族に賜る。 しかし長い年月の間に全ての土地を治めることに成功したその国は、神樹の花嫁によって統治すべき未開の地が残…

　井戸を通って夜な夜な冥界に通い、閻魔大王の死者裁判を手伝っていたという平安貴族、小野篁（たかむら）の、冥界渡りのきっかけとなった若き日のお話です。 　京に戻って来た17歳の篁…

御鎮座・明治27年 　「　世 結 神 社　」（よゆい じんじゃ） 当社は二柱の言霊の神様をお祭りする神社です。 明治27年、勅令による鎮座より此の方、『言霊の神』また『物語、和…

雨季。濁流に飲まれた人々の御魂を喰らいに、大海から龍が流れを遡ってくる。 その時期を前にして、龍返しの折り媛に選ばれる陰陽博士として活動していた四季すみれは、龍の眷属を封じる人型…