「時代小説……？」を含む小説

「ガレオン船と茶色い奴隷」に登場する人物たちの、日常やメインストーリーでは語られない側面を短編小説でお届けします。 本編は長いので、まずこちらをお読みになってみてください。

妻を失って一年。 ケーテンの宮廷楽団の楽長ヨハン・セバスティアン・バッハは、再婚することにしました。 彼が選んだのは、同じケーテンの宮廷楽団付ソプラノ歌手。 今で言うところの、上…

幼少より隠し財宝の夢をみていた清雅は、お蝶と言う女忍者に助けられ、平家の末裔だと告げられる。古の平家伝説の残る揚げ羽の里で、平家の隠し財宝を巡り、怨霊による惨劇の幕が上がった。や…

コミカルな三国志演義です。 英雄たちが命を懸けて、乱世を駆ける物語をご覧下さい。 ※三国志演義は長篇ですが、本小説の一話一話は短いので、気軽にサクサクお読みください。 　本小説…

償いの旅の途中、薬師の深（しん）と山彦鳥と呼ばれる喋る鳥――縁（えにし）が山の中で彷徨った先に出会ったのは、天邪鬼に取りつかれた少女――与依（よい）だった。 村でも持て余されてい…

本作は筑前筑後様（https://kakuyomu.jp/users/chikuzen）の作品 「狼の裔～念真流血風譚～」https://kakuyomu.jp/works/11…

西暦1853年7月8日。 日本の鎖国を解くきっかけとなった、大いなるターニング・ポイント。 黒船来航と呼ばれたその裏で、彼女がふわふわと飛び回る。 彼は、ただひたすらに、鬼を斬る…

まだ魔術師と呼ばれるものたちが、表舞台を闊歩した時代の物語。 恐れを知らない傭兵、サクス。その秘密は特異な能力にあった。 だが、次第に頭角を現すサクスを、快く思わぬ者たちが現れて…

極秘任務を受けて、ローマ人の青年プブリウスは単身未開の地ゲルマニアに潜入する。 某所で行われた「小さな異能」企画で書いた作品の供養です。 冒頭、カタカナの固有名詞が多くなってしま…

まだ魔術師と呼ばれるものたちが、表舞台を闊歩した時代の物語。 魔術師の、研鑽の果てにあるという「魔人」に成ることを、師とともに目指す二人の弟子がいた。だが真の魔術を受け継げるのは…

「人を斬らねば、私は生きられぬのか……」 　江戸の泰平も豊熟の極みに達し、腐敗臭を放ちだした頃。 　夜須藩御手先役見習い・平山清記は、自らの役目に疑問を覚えながらも、主君を守る太…

昭和もヒトケタの時代、東京府の下谷区。 新婚夫婦が持ってきた、それぞれの茶碗。 「彼等」は夫婦茶碗ではなくとも、何時も一緒。 あるときは仲良く台所の戸棚の中から、 またあるときは…

イギリスには、魔女が実在するらしい。しかも現役で。 この事実を理解するときに、一番わかりやすい比較対象として、 「日本には忍者が実在する。現役で」 …と言ってみる。

大唐華やかなりし頃、高宗の御世。 高官の娘で美貌を誇る仙月は、若年ながらいつか高みに飛翔せんと野心をたぎらせ、あえて宮女の道を選んだ。仕える相手は、絶大な権力を握る則天武后である…

安国寺恵瓊というと、信長の横死と秀吉の出世を予言したことで有名な外交僧だが、その最後は関ヶ原で西軍に味方し、六条河原で斬首されるという非業の死を遂げた。 恵瓊ほどの鋭い予見力を持…

偉大なる父親、黒田官兵衛の名声の前に、有能ではあっても父親には劣ると評されることが多い黒田長政。 果たして彼は本当に父に劣る存在だったのだろうか？ 関ヶ原後に官兵衛が言ったと言わ…

惟任日向守こと明智光秀は、己にそっくりな老僧、随風を見つけて影武者として雇う。 武田家を滅ぼした祝勝の宴席上での失言。石見、出雲への転封の内示。そして、安土における徳川家康の供応…

江戸幕府第二代将軍、徳川秀忠の名前はおかしい。 松平元康は旧主である今川義元の「元」を捨てて「家康」になって今川家から独立し、鍋島信生は旧主である龍造寺隆信の「信」を捨てて「直茂…

ケータイ小説サイトで作品を公開している勝谷克也は、自分の作品に人気がないことに怒りを覚えていた。そんな時、彼のパソコンの画面から這い出したのは、自分を妖怪と名乗る少女で……。 …

『わびぬれば　今はた同じ　難波なる　みをつくしても　逢はむと思ふ』 百人一首を題材に、浜松近郊の遊郭を舞台にした時代小説 恋しいから仕方が無い。ただそれだけ。