ルピア湖畔の巫女 ~ヴェレダの歌~

作者 kanegon

6

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★★★ Excellent!!!

隆盛を極めんとするローマ帝国はゲルマニアとの戦の最中にある。
ゲルマニアは未開の地、蛮族の住む地とされてはいるものの、
ローマ軍はなかなかに強硬な抵抗に遭い、時には打ち負かされる。
そうした形勢を覆すべく、青年プブリウスは密命を帯びていた。

ルピア湖畔の塔に住む巫女、ヴェレダの歌に酔いしれ、
偶然から彼女の本音に触れたプブリウスだったが、
思いもかけぬ急報がもたらされて状況は激変する。
巫女と再び見えるや、プブリウスが取った行動とは?

古代史にも西洋史にもにも苦手意識があるのだけれど、
本作は硬派で的確な文体が心地よく、面白く拝読した。
作中に登場するゲルマニアの文化や風俗は興味深い。
ハイファンタジー好きにもおすすめしたい歴史小説。

★★ Very Good!!

 ゲルマニアの著者としてお馴染みのタトォウキスが主人公のお話です。ゲルマニア人たちを率いる巫女ヴェレダと彼のつかの間の逢瀬は、後世の時代に何を残したのか?
 本作を読むだけで、その後の2人がどうなったのか想像を膨らませることが出来ます。
 古き良きローマ帝国時代の息吹を感じさせてくっる作品でした。