概要
異境ゲルマニアにて、青年は何を見たのか?
極秘任務を受けて、ローマ人の青年プブリウスは単身未開の地ゲルマニアに潜入する。
某所で行われた「小さな異能」企画で書いた作品の供養です。
冒頭、カタカナの固有名詞が多くなってしまいましたが、覚える必要があるのは主人公の名前と舞台の名前であるルピア湖くらいです。
参考文献
『ゲルマーニア』タキトゥス著。岩波文庫。
『年代記(上、下)』タキトゥス著。岩波文庫。
『同時代史』タキトゥス著。ちくま学芸文庫。
『ガリア戦記』カエサル著。講談社学術文庫。
『世界古典文学全集 第22巻 タキトゥス(『アグリコラ』収録)』筑摩書房。
某所で行われた「小さな異能」企画で書いた作品の供養です。
冒頭、カタカナの固有名詞が多くなってしまいましたが、覚える必要があるのは主人公の名前と舞台の名前であるルピア湖くらいです。
参考文献
『ゲルマーニア』タキトゥス著。岩波文庫。
『年代記(上、下)』タキトゥス著。岩波文庫。
『同時代史』タキトゥス著。ちくま学芸文庫。
『ガリア戦記』カエサル著。講談社学術文庫。
『世界古典文学全集 第22巻 タキトゥス(『アグリコラ』収録)』筑摩書房。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!ローマ軍の密命を帯びた青年は、蛮族の美しき巫女と出会った
隆盛を極めんとするローマ帝国はゲルマニアとの戦の最中にある。
ゲルマニアは未開の地、蛮族の住む地とされてはいるものの、
ローマ軍はなかなかに強硬な抵抗に遭い、時には打ち負かされる。
そうした形勢を覆すべく、青年プブリウスは密命を帯びていた。
ルピア湖畔の塔に住む巫女、ヴェレダの歌に酔いしれ、
偶然から彼女の本音に触れたプブリウスだったが、
思いもかけぬ急報がもたらされて状況は激変する。
巫女と再び見えるや、プブリウスが取った行動とは?
古代史にも西洋史にもにも苦手意識があるのだけれど、
本作は硬派で的確な文体が心地よく、面白く拝読した。
作中に登場するゲルマニアの文化や風俗は興味深い。
…続きを読む