「グランプリ」を含む小説

深い水底に沈んだ遊園地。 今もなお稼働する巨大観覧車の動きを止めるため、僕はひとり深海に向かう。 ◆偽教授天摩杯にてグランプリ頂きました。

観覧車は私の人生の大切なところで目の前に現れて私を苦しめる。デカくて高くて狭いもの。私の嫌いな観覧車。しかし観覧車が好きすぎる友人の美稔理（みのりり）は私をそれに乗せる。 『…

銅鑼太鼓超銀河団、星割り統一の季節がやってきた！ 巨大天体を破壊する競技「星割り」。その頂上大会が星割り統一だ。大会は栄えある千回目、九連覇の王者「万丈万場紫電羅岐」は、十連覇を…

漫才ー１グランプリ決勝に進んだ、牛島翔吾。お腹の痛みと戦いながら、相方の山田と決勝の舞台にいざ上がる。漫才は上手く進み、いよいよ最後のボケ。ツッコミが強すぎて……予測不能の展開に…

アキラとシュンヤとアヤミとケンタは幼いころからの幼馴染でしたが、ある日突然アキラが別の町に引っ越してしまいました。３人は寂しくてたまりません。 そんな元気の出ない３人がアキラの残…

パーティーの準備中、遊んでいた子ウサギたちが招待状をひっくり返してしまった事でまき起こる、おもてなし好きなウサギ一家の騒動のお話し。 2015年日産童話と絵本のグランプリ入賞作品…

【偽教授神饌杯グランプリ受賞】 豊かな水源と果物に恵まれたオアシス、ピタフの地。神事の前の晩、偶然そこを訪れた旅の吟遊詩人は、一晩の施しの礼にと物語を吟じた。 ──それは遥か昔、…

【偽教授少年杯グランプリ受賞】 インターネットでバズりたい14歳の「ぼく」は、近所でも有名なお化け屋敷に忍びこみ、その内部を撮影しようとしていた。しかしそこには先客がいた。 「…

「魔女の価値は髪の色で決まる。 　銀色よりも金色、金色よりも亜麻色、亜麻色よりも栗色、栗色よりも鳶色、鳶色よりも焦茶色――その色が濃く、黒に近いほど、その者は大きな魔力を備えてい…

「元カレに連絡したい内容を、俺に送って来い」 彼氏と別れて一ヶ月、会社の先輩が言った。 返信が来ないと泣く私に、そいつにはもう送るな、と。 『400文字の恋愛小説』の一つをボ…

敗戦後、あの国に占領された北海道では「戦車葬」と呼ばれるセレモニーが執り行われていた。 戦車葬とは文字通り、戦車を用いて死者を弔う残酷な葬儀である。 しかもそれは芸術という美名…

週に一度だけ、日曜の真夜中にひっそりと。だけど華やかに、そして賑やかに大盛り上がりのお祭り騒ぎが行われている。 しかし、それだけの大きな祭典にも関わらず、誰一人として行われている…

お笑いコンビ　とんがりコーンズの山根省吾は、お笑い界登竜門であるN-1グランプリのファイナリストに残ったにも関わらず、コンビを解散し、芸人を引退したいと言いだし、マネージャーであ…

中途採用先の会社で僕は、社内対抗お笑いグランプリに出ることになった。 このイベントで優勝した部署が、この先一年、仕事でのアドバンテージを握るのだという。……んなアホな！ KAC…

１年に１度行われる、日本で１番面白いピン芸人を決める笑いの祭典『Pin‐１グランプリ』 厳しい予選を勝ち抜いてきたお笑い芸人たちによるネタバトルが、今宵開催される。 そんな中、…

「百合の間に挟まりたいなんて言う奴は死ねばいいと思ってる」 私を振った幼馴染が私と女友達をくっつけようとしてくるんだがどうしたらいい？ 幼馴染男子に告白してフラレてしまった絵…

俺の名前は一ノ瀬紡。私立の名門男子校である聖暁学園高等部の一年生だ。俺のモットーは「普通」の人生を送ること。このまま聖暁学園をいい成績で卒業し、いい大学へ現役で合格して、いい会社…

俺、ミナト・ブルーフェイズは信じていた仲間に裏切られて殺されてしまった。 でも死の間際に走馬燈代わりに前世でイカレ女に惨殺された記憶を思い出すってどういう事だよ！ 前世ではヤバい…