「騎馬民族」を含む小説

古代中国、春秋時代。百合。 斉国の公女、玲姜の輿入先である那国が、敵国の急襲を受けて滅亡した。 騎馬民族の血を引く玲姜の官女、麟は師父の命に従い、彼女を斉国へ落ち延びさせることに…

　舞台は三國志のハイライトとも言える時代、建安年間。曹操に敗れ関中を追われた馬超率いる反乱軍が涼州を襲う。正史に残る涼州動乱を、官位無き在野の侠客たちの視点で描く武侠譚。 　役…

　草原に長い冬が来た。 　草は枯れ、羊は凍え、馬は痩せ果てた。 　力を失った草原の民は、西国から来る鉄の車に蹂躙された。 　かつて分かれた5色の氏族は、生き残るため、今一度ひと…

　騎馬民族である南匈奴が、部族を率いて後漢王朝に従属した。 　そんな南匈奴の左賢王（第一王子）が、時の権力者である曹操に頼みがあるという。 　彼にはどうしても、もう一度会いたい女…

　華歴二百三十一年の春、帝国の北辺が突如北方騎馬民族に侵略された。 　帝都、中央開封府ではその報が齎されるも、皇帝を初めとする帝国の上層部は、何の危機感も抱いていなかった。 　…

　複数の胡人（北方騎馬民族）が中華に進出し覇を競った五胡十六国時代の事。 　漢人至上主義の下に起こった胡人大虐殺により、数十万人が殺され、その遺体は荒野に打ち捨てられた。 　そ…

ロージャ王国の辺境の小城トヴェリは、勇猛な騎馬の民ジャライルに包囲され落城の危機を迎えていた。罪人から兵士に引き上げられた少年ユーリーは城主ミハイルに命じられ、ジャライルに勝利す…

　この世界には大海により隔たれた大陸が三つあった。 　ひとつは、日々、モンスターの侵攻におびえながらも必死にニンゲンたちが戦い続ける、世界の西の辺境：ポルト＝ペイン。 　ひとつ…

架空の世界の遊牧騎馬民族の民話です。 年頃になった三人の息子たちに、お父さんはお嫁さんを探しに行くようにと言い渡します。息子たちは、馬と一緒に遠くの国までお嫁さんを探しに行きま…

舞台は異世界にある中華風の国、寧国（ねいこく）。 この寧国の北西部にあるモノゴロド高原には、狼（ノウン）族と呼ばれる騎馬民族がいる。 寧国皇帝に忠誠を誓い、黒姓を賜った狼（ノウン…

風とともに生きる騎馬民族・イゼカ族のエザンは、自分の娘と族長の長男の新婚生活が平穏であるのを眺めて、イゼカ族にも代変わりの時が訪れようとしていることを感じていた。 このままいけば…