概要
願う王女は数十年前の王国へタイムリップする
訳あって王城を抜け出したフォール王国第一王女のイララ。王女としての責務に不満と疑問を感じたイララは、父である国王との口論の末、その場から走り去ってしまった。感情に身を任せ、必死の思いで大回廊を駆け抜ける。そして回廊を抜けた先は誰にも知られぬ不可思議な中庭だった。
うまく感情を整理できない状態で一息つこうとすると、突如お守り代わりの祖母の形見が光りだす。それは、当時国で一番の細工師だった男に祖母が作らせた、特注のピアスだった。
ピアスに使われた水晶はある逸話があった。それは持ち主が何かを強く願った時、その望みや願いを叶えてしまうというものだった。現状から逃げたいと願ってしまったイララは、数十年前の王国へタイムリープしてしまう。
「―――大丈夫ですか?」
時を超えた王女の前に現れたのは、彼女
うまく感情を整理できない状態で一息つこうとすると、突如お守り代わりの祖母の形見が光りだす。それは、当時国で一番の細工師だった男に祖母が作らせた、特注のピアスだった。
ピアスに使われた水晶はある逸話があった。それは持ち主が何かを強く願った時、その望みや願いを叶えてしまうというものだった。現状から逃げたいと願ってしまったイララは、数十年前の王国へタイムリープしてしまう。
「―――大丈夫ですか?」
時を超えた王女の前に現れたのは、彼女
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