概要
穢れを祓う少女たち。青年は、かつてそうだった恋人を喪い、刀を取った。
※応募のため結末までのあらすじです。ご注意ください。
SNSの普及で、人々が互いを言葉で傷つけることで発生する『穢れ』が膨大になってしまった現代日本。そこには穢れから生まれる『ケガレビト』という怪物と、神々の力を借りて討つ『生箭日女』という少女たちが存在していた。
ある日、生箭日女を支援する組織に属する青年、一色戒は、新人の生箭日女、上代紫月の護衛を任じられる。
しかし、紫月は初陣で敗北してしまう。その窮地を救ったのは戒だった。彼は、生箭日女しか使えないはずの刀を振るい、それでケガレビトを切り伏せたのだった。
その後、戒は紫月と親交を深めていく中で、あることを打ち明ける。それは、五年前に生箭日女で恋人だった佐城朝那と死別し、その際に残された刀で戦っているという事実だった。
しばらく後、
SNSの普及で、人々が互いを言葉で傷つけることで発生する『穢れ』が膨大になってしまった現代日本。そこには穢れから生まれる『ケガレビト』という怪物と、神々の力を借りて討つ『生箭日女』という少女たちが存在していた。
ある日、生箭日女を支援する組織に属する青年、一色戒は、新人の生箭日女、上代紫月の護衛を任じられる。
しかし、紫月は初陣で敗北してしまう。その窮地を救ったのは戒だった。彼は、生箭日女しか使えないはずの刀を振るい、それでケガレビトを切り伏せたのだった。
その後、戒は紫月と親交を深めていく中で、あることを打ち明ける。それは、五年前に生箭日女で恋人だった佐城朝那と死別し、その際に残された刀で戦っているという事実だった。
しばらく後、
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!日本神話をベースにした、最新鋭の本格新伝奇!!
本作は生箭日女といういわゆる魔法少女が存在する世界でのお話です。一種の魔法少女ものでもあるのですが、主人公は魔法少女ではなく、それを支援する組織の男性です。
本作の魅力はまさにそこにあります。魔法少女ものでありながら、大人の現代ドラマを描いているところ! そこに表題の通り日本神話をベースとした物語が乗っかってくるのが面白い!
僕は本作を新しい、令和の新伝奇だと思いましたがそこは読んだ方のそれぞれの解釈でいいと思います。
本格新伝奇と書きましたが、敷居は高くありません。非常に読みやすく、それでいてドラマティックで、戦闘の描写は迫力に満ちています。明快な文章で、しっかりルビも振られていますか…続きを読む