流転のイストリア～不死の書人(リヴル)と赤毛の謌人(ソニド)～

ジリジリと灼熱の陽射しが照り付ける黄金の砂漠。
士官候補生のロクスは、1時限目の授業に間に合わないと諦めながらも、自動飛行二輪車(エル・ロード)の速度を上げて広大な砂漠の上空を走っていた。
その途中、移動屋台のオヤジの店に立ち寄り、世間話をしている最中、ロクスとオヤジは砂漠をたった一人で歩く少女を見つける。その少女は何百年もの間、生まれ変わる前の記憶を残したまま転生し続ける生きた歴史書「書人（リブル）」だったのだが、彼女は“関わってはいけない書人(リヴル)”だった――

【更新日】毎週火曜＆水曜＆金曜　20：00更新
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