概要
おばあちゃんとおじいちゃんは、織姫と彦星だった――
小学三年生のあさみは、学校で行う七夕の短冊を絶対に書きたくない。
なぜなら、本当の願い事は誰にも言いたくないから。
そんなあさみの心を分かってくれるのは、大好きなおばあちゃん。
あさみは「庭の笹を分けてほしい」とこっそりおばあちゃんに頼む。
誰にも見られない、自分だけの願い事を書くために……
快諾した祖母は、自身の若き日の七夕の思い出を語り始めるのだった。
☆☆☆
天上杏と、友人のみかんが十三年前に共同執筆したリレー小説です。
奇数章がみかん、偶数章が天上によるものです。
みかんは2021年5月28日にこの世を去りました。
このたびご遺族に許可を得て、カクヨムにて発表させていただくことになりました。
どうぞよろしくお願い致します。
なぜなら、本当の願い事は誰にも言いたくないから。
そんなあさみの心を分かってくれるのは、大好きなおばあちゃん。
あさみは「庭の笹を分けてほしい」とこっそりおばあちゃんに頼む。
誰にも見られない、自分だけの願い事を書くために……
快諾した祖母は、自身の若き日の七夕の思い出を語り始めるのだった。
☆☆☆
天上杏と、友人のみかんが十三年前に共同執筆したリレー小説です。
奇数章がみかん、偶数章が天上によるものです。
みかんは2021年5月28日にこの世を去りました。
このたびご遺族に許可を得て、カクヨムにて発表させていただくことになりました。
どうぞよろしくお願い致します。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!杏さんのお友達、みかんさんの遺作。七夕を題材にしたおばあちゃんの記憶。
小学三年生のあさみちゃんは、クラス行事の七夕イベントが、どうにもしっくりこない。
それってわざわざ七夕で書くこと? というか願い事は内で秘めておくことなんじゃないの? そう思ったあさみちゃんは、クラス行事とは別に、自宅でも七夕行事をしようと思い立つ。
とすると、短冊を吊るす笹がいるわけで。そうだ、隣町に住むおばあちゃんなら……!
笹を用意してくれるおじいちゃんを待っている間、あさみちゃんは、優しいおばあちゃんの思い出話に興味を持つ。
私は現在の最新更新分である、おばあちゃんの思い出話が始まったところまでしか読めていないのですが、こんな優しそうなおばあちゃんから、どんな思い出話が展開されるの…続きを読む