八 謀殺への応援コメント
拝読致しました。
んー、切ないお話になってしまいました……今義経なのに弁慶状態(ノД`)。
出家する覚悟まで聞いていたため、元就の苦悩はひとしおでしょう。しかも、前作では切り札だった弓の狙撃で。
こうなったら……こちらもリーサルウェポン、アゲイン!妙玖様、カムバーク!
……ありがとうございました。
作者からの返信
相合元綱は、史実だと元就に粛清された、とされています。
一方で、策略により憤死した、という異説があります。
そこから想像を膨らませて……
尼子経久「元就は賢いから謀殺できないだろうから、元綱で」
……みたいな陰謀だったんじゃないかなぁ、というのがきっかけでした。
で、勇将・相合元綱を失えば、元就は尼子に逆らえないだろう、という考えだったと想像しました。
……ここまで尼子にボロクソに痛めつけられた毛利、そして毛利元就。
しかし、ここから、ここから運命がまた、元就を過酷な戦いに誘います。
あの初陣と同じくらい、過酷な戦いに……。
ありがとうございました。
七 決意への応援コメント
拝読致しました。
前作よりも、敵の懐の深さが段違いなためか、本作は躍動感がすごいですね。あとは、緊張感。
物語の進行に弾性があるのに、粘性まで感じられて。ドロドロを表現するというコンセプトが生きているのう感じられます。
元綱さん、分かるんだけど、そこ駆け出したらマズいんじゃないですか!?
という思いと共に、次話に進みます。
ありがとうございました。
作者からの返信
今までの拙作では、いちおう少年少女向けということで、策略もどっちかというと明るめな、さっくりしたものだったかと思います。
はさみ撃ちするぞ、とか、敵が寝返りを、とか……。
でも今回の作品では、もっと、陰謀という感じのダークな策略が出てきます。
実際、このあたりの時期の元就って、こういう陰謀の嵐の中を歩いていく、そういう雰囲気があります。
さて、元綱。
こう言えばこうするだろうな、という性格を読まれています、尼子経久に。
読まれた先で……どうなるのか……。
ありがとうございました。
五 謀略への応援コメント
拝読させていただきました。
鬼や、鬼が居る……(つд⊂)ヒー
妖怪でも悪魔でもない、鬼やぁぁぁ……。
しかし、ひょっとして毛利の血筋は、意外に繊細な心根の持ち主が多いのかも、などと思ってしまいました。
兄様も戦争に嫌気が差して酒に逃避されておられましたし、元就も元綱も下剋上をせずに筋を通して兄の遺児を盛り立てようとされていた。
何となく、知恵や力に秀でていて、意思は強いが繊細な心を持つ家系、的な?
自分はあまり毛利元就の足跡をしりませんので、今後どのような謀に身を浸してゆくか知らないから、そんなことを思っているのかも知れませんが、なんとなく。
引き続きダークサイドに堕ちたダース・経久を見届けたいと思います。
ありがとうございました。
作者からの返信
大内家がまるで頼りにならない、というか外征ばっかりやっているから尼子家に従ったのにこれだよ! ……という叫びが聞こえてきそうです。
このあと、毛利家はまたひと波乱あります。
家督をどうするかという、この時代ならではの問題が発生し……そこへ尼子家が「ウチから養子行かせる?」という提案が。
お前は何を言っているんだ、と突っ込みを入れたいところですが、そうもいかないのが弱者の立場。
やられっぱなしの毛利家ですが……この「やられ」の経験を学びとしている、後の謀の神が(^^;
ありがとうございました。
あと、拙作「西の桶狭間」へのレビュー、ありがとうございます。
これ元々、朝読に向けて書いていたので、歴史が苦手な人にも、あと、少年少女向けに恋愛ありバトルありをこころがけていたので、とても嬉しいです。
(カクコンの朝読部門がなくなってしまうという壮絶なオチがありましたが^^;)
こういう王道な話を書けるかどうか、ちゃんと読者に伝わっているかどうか、不安なところもありましたので、良き励ましとなりました☆
ありがとうございました!
四 調略への応援コメント
拝読致しました。
完全に籠絡された嫡子を腕の中に包み込まれた状態で、ニコニコと笑みを絶やさずに迫られた日には。
じわじわと迫る姿はまるで妖怪か何かのよう。
いや、理詰めで追い詰めてくるその様は、悪魔メフィストフェレス的な何か?西洋ですが(^_^;)
どっちみち怖いですね……どう転んでも、末路は同じ。
戦国時代、怖い!
作者からの返信
伝えられるところでは、尼子経久が徐々に追い詰めていっています。
経久の恐ろしいところは、元就本人ではなく、周りから攻めていっているところですね。
元就本人に罠をかけると、気づかれてしまうし……。
今回は、戦国乱世のドロドロした面を描こうと思って書いたので、どうしてもこんな感じの展開ばっかりの拙作です^^;
ありがとうございました。
一 鏡城への応援コメント
西の桶狭間から、ぐっと重厚感が増したお話、じっくりと何度も読み返しながら、楽しませていただいております。(読むたびに♡が押せたらいいなとおもいつつ)尼子経久、ついに本領発揮……などなど、いろいろと思いながら、元就さまのご活躍を応援させていただいております☆
作者からの返信
「西の桶狭間」はどちらかという今風な青春活劇でしたので、今度はダークな昭和の時代小説みたいな空気を目指してみました^^;
尼子経久、本来はイケオジではなく、こういう悪辣な外道感マシマシなオヤジだったと思うので、そういう感じにしてみました。
ちょっとキツい感じになっているかとは思いますが、お付き合いいただければ幸いです。
ありがとうございました!
おわりにへの応援コメント
皆様があまりに素晴らしいコメントをされているのでほとんどコメントを残せませんでしたが、重厚で本格的な歴史小説を堪能させていただきました。
私の故郷の英雄なのにほとんど何も知らなかったのですが、大変勉強になりました。
四谷軒様がこれ程真摯に元就に向き合っておられる事に感激です。
次の作品も楽しみにしています。
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
ちょっとダークな雰囲気な感じになってしまい、まことに恐縮です。
「西の桶狭間」は、明るい、ライトな感じを目指したので、今度の「相剋」は暗い、重い感じにしようと目論んだら、こんな風になってしまいました^^;
実際、この時期の毛利元就って謀略の嵐の中に生きていて、自身もプロデュースした謀略で勢力を拡大していく、そういう段階なので、その辺はマッチしていたんじゃないかな、と思います。
元就の長女と高橋家とか、ちょっと触れるのを避けたいところも敢えて書いてみた、という密かな自負がありますので、「真摯」というお言葉をいただけて、とても嬉しいです!
ありがとうございました!
おわりにへの応援コメント
こんにちは
1月中に読み終わりたいと思っていたのですが既に2月後半…遅くなりすいませんでした!
素晴らしい大作でした♡
読む文字をゴシック体に変えたところ、意外と読みやすい事に気づき、このような歴史長編を可愛くゴシック文字で読み終わりました(^^)
書籍本のような物語をありがとうございました(#^^#)
遅くなりましたが執筆お疲れ様でした。
作者からの返信
おはようございます。
自分で言うのも何ですが、長いお話なので、時間がかかるのはしょうがないと思います。
むしろそこまでお時間を使わせて申し訳ありません^^;
素晴らしい、とのお言葉、まことに嬉しい限りです。
ゴシック体への変換、そういうのができるんですね!
知りませんでした、今度試してみます!
書籍本のような、とのお言葉までいただき、恐縮です。
おかげさまで、完結まで持って来られました。
おわりまで読んでいただき、本当にありがとうございます。
それでは、ありがとうございました。
編集済
三十一 叛乱への応援コメント
どうも。投稿、ご苦労様です。
実は大内の主である義興が死んだのに、なぜ、尼子は大内を攻めないのだろうと想っていたのですが、東へという道があったのですね。
なるほど!と想いました。
作者からの返信
付け加えて申し上げますと、このタイミングで、実は毛利元就はすでに大内側についていた(旗幟を鮮明にしていた)という説もありますから、うかうかと大内へ攻め入れなかったのかもしれません。
大内も陶興房が健在なので、下手をすると陶興房&毛利元就という、ドリームチームを相手にしなければなりませんし^^;
だったら、「大内がフリーズしている隙に、宿願である上洛をするか!」という流れかもしれません。
ありがとうございました。
おわりにへの応援コメント
お疲れさまでした。
盛りだくさんな作品でした。
闇落ち元就は見てみたかった気もしますね。
元就は天の時と地の利を得ない割にはよくやったと思います。
まさに人の和の力。
周囲に化け物がそろっていたというのが不幸ですね。
大内・陶に尼子。
九州に手を伸ばせば、奇才大友義鎮が立ちはだかるし。
作者からの返信
ありがとうございます。
ここまでお付き合いいただき、嬉しい限りです。
「西の桶狭間」でジュブナイル方向に舵を切ったので、今度はグッと時代小説っぽいアダルトな感じを心がけてみました。
おかげさまで、自分がそういう方向だと、こんな感じになるのだな、と発見が得られたような、そうでないような……^^;
闇落ちは……むしろ隆元が亡くなった時の方がリアリティが……おっと、何でもありません(笑)
元就、安芸に生まれ落ちたというのが幸か不幸か……。
でも、安芸に生まれたからこそ、有田中井手や佐東銀山といった戦いを演じることができたような気もします。
まあ確かに、大内義興、陶興房・晴賢、尼子経久・詮久と、化け物ばっかりですけど、そもそも一番の化け物は元就なんじゃないかな、と。
何で一介の国人がここまで出張ってくるのか、と皆思ってそう。
大友宗麟……まあこの人も化け物ですよね。大内義隆もそうですけど、何で晩年期にあんな風になるんだか、という点を除けば(笑)
それでは、長いお話でしたが、ここまでお読みいただいて、ありがとうございました!
ではではノシ
三十八 三矢への応援コメント
3人で守ろうとした毛利を託す次世代の3人。
きれいに構図がきまりましたね。
元就の戦いはまだまだ続きますが、このひと時を得られたのは血のにじむような忍耐の時があったからでしょう。
作者からの返信
三矢の教えで有名な三兄弟、毛利本家と両川体制ですけど、そのオリジナルは毛利興元、多治比元就、相合元綱という「有田中井手」体制にあったんじゃないかな……という私の空想が元ネタでした。
あとは、尼子家の政久、国久、興久の三兄弟も、その反面教師として利いていたんじゃないかな、と。
元就の人生、ここからがむしろ本番と言わんばかりに、月山富田城からの逃走、そして厳島の戦いと、レベルナイトメアの戦いばかりです。
でも、有田中井手、第一次佐東銀山と戦ってきたからこそ、尼子の謀略に抗してきたからこそ、その後も戦い抜くことができたのでしょう。
この辺はおっしゃるとおりですね。
ありがとうございました。
おわりにへの応援コメント
完結おめでとうございます✨
手に汗握る重厚なお話の数々、楽しかったです。
武将達の謀×謀の応酬でしたが、登場人物達の個性も際立ち、丁寧に書かれていたので、こんな私でも混乱せずに物語を味わうことができました。
そして! 妻ラブなシーンしっかり入れて頂きありがとうございます。「可愛いいじゃないか、元就!」というギャップ萌えもあり、私は満足です(笑)
例え作者名を知らずに読んだとしても、感嘆せずにはいられない物語でした。
(けれど、四谷軒さんが書かれなければ、私はきっと毛利の話は読まなかったと思うので^^; ご縁に感謝です。)
本当に素晴らしい時代小説✨いい時間をありがとうございました。
作者からの返信
おかげさまで完結いたしました。
ありがとうございます。
「河越夜戦」が年配の方向けと言われて、なら最初から年配の方向けに書いてみるか、というスタンスで書いたのが拙作でした(ジュブナイルの方向に舵を切ったのが「西の桶狭間」です)。
そんなわけで、暗いし重いし、雪ちゃんも「妙玖」と化して、何だか大人の女になってるし……こんなんで受けるんやろか、と不安になっておりましたので、「味わうことができた」とおっしゃられて、とても嬉しいです!
妻ラブシーン……めっちゃ照れながら書いてました^^;
「うわあ、こんなこと書いているよ」と自分で自分にツッコミを入れながら(笑)
予想外のギャップ萌えまで感じていただき、私も大満足です!
「作者名を知らずに」というあたりに、深い感銘を受けました。
それほどまでの書き手として評価されて、天にも昇る心地です^^;
(しかし毛利の話で、ホント恐縮でございます)。
こちらこそ、読んでいただいて感謝です!
私も「時代小説」と言われる小説を書けるようになったんだなぁと思うと、とても感慨深いです。
ありがとうございました。
おわりにへの応援コメント
完結おめでとうございます。
大作でしたね。
毛利家って有名だけど、織田徳川羽柴とか違ってメジャーではない。
けれども、両隣の大国に左右される地政学に密接で、題材として面白いと思いました。
陶晴賢……おお~となったのは私だけ笑
壮大なエピソードみたいな。
作者からの返信
ありがとうございます。
つらつらと書いていたら、こんな長くなってしまいました(笑)
「大作」とおっしゃっていただけて、とてもありがたいです。
毛利家ってホント、知る人ぞ知るみたいな立ち位置ですよね。
でもそういう微妙というか、マイナーなのが、私は大好物なので(笑)
大国や強国に挟まれる立場……徳川家康とか、「うんうん、分かる分かる」とか言ってくれそうだなぁと思って、書いてました^^;
陶晴賢……この頃は、大内家の新進気鋭の知勇兼備の名将として、ブイブイ言わせていた頃です。
しかし、後に大内義隆とケンカして(笑)、まさかあんなことになるなんて……^^;
ありがとうございました!
編集済
おわりにへの応援コメント
完結おめでとうございます。そしてお疲れ様でした。
わたしも、「ぼくは信長である」で戦国歴史ものを書いていますので、楽しみ勉強させてもらいました。わたしのはライトノベルで、史実半分、創作半分の気楽な作品ですが、それでも資料は徹底的に集めましたし、小説も読みあさりました。作品のツボどころで、嘘は書けませんので大変です。
四谷軒さんの作品は、歴史書といえるほどの質の高い作品ですので、多くのことを学ぶことができました。ありがとうございます。
わたしの作品は後何年かかるか分かりません。このまま続けるか、分割するか、考えどころです。
「相克」、続きを書いてほしいですね。三矢の行方がどうなるのか、四谷軒さんの作品が読みたいです。
作者からの返信
おかげさまで完結しました。
ありがとうございます。
貴作の方、早速フォローさせていただきました!
「下天は夢か」、懐かしいですね! まさかアレを参考にされているとは……^^;
ちなみに私も「物語」なので、虚実混ぜているところがあります。
wikipedia等を見て、なるべく嘘というか矛盾は無いようにしているのですが……^^;
たとえば元就の長女については、完全にフィクションです。
高橋家に人質に行き、そして殺されたのは事実ですけど、その殺されるまでの事情については、これはもう資料が無いので、創作しました。
ライフワーク的な作品がある、ということは素晴らしいことですね。
生き甲斐みたいなものがあって、張りがあると思います。
私も、毛利元就の人生を追うのが、ライフワークになりつつあるかもしれません(笑)
続きの構想自体はありますので、時間が出来ましたら書こうと思っております。
でもその「時間」が結構難しいですよね^^;
それでは、終わりまで見ていただいてありがとうござました!
深い感謝です。
ではではノシ
おわりにへの応援コメント
こんにちは。
完結、おつかれさまでした!
老獪な尼子がまともに牙を剥き、京に覇を唱えた大内の侵攻をも受け、諸家相争う安芸の国人たちの間を泳がねばならず、、、とまた凄まじい逆境からスタートした戦いを、智謀と勇武によってひとつひとつ乗り越え、頭角を現していく姿、堪能させていただきました。
この頃の毛利の歴史には詳しくありませんが、定説とは少し異なる物語を構築されたのですね。説得力のある展開でした。
歴史小説を読む愉しみ満載の物語、ありがとうございました!
作者からの返信
こんばんは。
おかげさまで完結しました!
徳川家康が同情するぐらい酷い状況の中から(笑)、毛利元就が這い上がって、のし上がっていく物語……書く方も力が要りました^^;
こんな状況から、よく中国の覇者になれたな……と感歎を禁じ得ませんが、やはり戦えば勝つというのが大きかったですね。
特に有田中井手の戦いの勝利が、後々まで彼の栄光を支えたと思います。
……だからこそ、尼子経久はパワハラしていたんでしょうけど(笑)
毛利元就の人生は、やはり天下取りに絡んでいないので、どちらかというと知られておりません。
まあ、だからこそ料理のし甲斐があるというわけで(笑)、でも、それでいて、「知っている」人からも「お!」と思えるよう、骨を折りました。
……定説ではなく異説を取り込むというのがそれです。
説得力のある、と言ってもらえて、とても嬉しかったです。
こちらこそ、ありがとうございました!
三十八 三矢への応援コメント
今回も最後まで楽しませていただきました(^_^)ですが、某少年ジャンプのように、元就や毛利家の物語は、まだまだこれからですね(^^;
尼子、大内の先には織田信長がいて、さらに豊臣秀吉、徳川家康が毛利家を待っていますから(^o^;)
次回作も楽しみにしています。完結、お疲れ様でした😆
作者からの返信
いやあ、こんな暗い話にお付き合いいただけて、何よりです^^;
元就の物語、ホント「もうちょっとだけつづくんじゃよ」状態ですね(笑)
サイヤ人や魔人ぐらいヤベー奴が待ち構えていると、オラ、ワクワク……しないと思いますね、元就は^^;
「勘弁してくれ」とボヤきながら、それでも謀略を企てていると思います(笑)
まあそれだけ、元就が「ヤベー奴」の仲間、というか同類だという証左ですが^^;
ありがとうございました。
おわりにへの応援コメント
完結、おめでとうございます。
そしてお疲れ様でした。
四谷軒さんの描き出す重厚な物語は
どの作品も読み始めるときに
いささか緊張します。
言葉を目で追っているうち
物語が映像となって迫ってくるほどに
没頭してしまうときもあるので(^_^;)
コメントを書きたいなぁ〜
といつも読み終えて思うのだけれど
書き始めてみると
なぜか自分のコメントが
あまりに陳腐に思えてしまい……
なんだか上手く伝えられないのですが
読み終えただけで、お腹が一杯になってしまう。
今回の物語も楽しませていただきました。
ありがとうございました。
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
緊張していただいて、どうもです(と言えばいいのでしょうか^^;)。
それだけ没入していただいていると思うと、これはまた望外の喜びであります。
読んでいただけるだけでも嬉しいので、コメントの有無等は、それほどお気になさらなくても大丈夫です。
まあ今回のお話は何か暗かったり、性描写あったりで、コメントしづらい部分はあったと思いますし^^;
お楽しみいただけて何よりです。
こちらこそ、ありがとうございました!
おわりにへの応援コメント
相剋、完結、おめでとうございます。
そして、お疲れさまでした。
まことに蛇足ぎみではありますが、
謀将毛利元就も、晩年、阿波三好家の家宰(筆頭家老)篠原長房率いる
三好軍と、備前の浦上宗景軍、宇喜多直家の連合軍に手痛い敗北を喫し、
外交僧・安国寺恵瓊を通じて、将軍足利義昭に和睦の周旋を願い出ます。
直後、元就は病没しますが、この辺の「元就最後の戦い」を
四谷軒さまがいずれ取り上げてご執筆いただければと、
失礼ながら願っています。
作者からの返信
ありがとうございます。
実はその「元就最後の戦い」、知りませんでした。
不勉強で申し訳ありません。
勉強した上で、「書けそう」という手ごたえを感じたら書こうと思います。
しかし元就も晩年はキツい状況ですね。
相手に宇喜多直家がいる時点でキツいと思えます(笑)
ありがとうございました。
三十七 謀神への応援コメント
同世代の爪牙を抜いておいたら、次世代の爪牙が生えまくってしまった感じですね。
経久は歴史的に散見される敵同士なのに結果的に相手を鍛える役目になってしまった存在のひとつかもしれません。
作者からの返信
尼子家も詮久という若き狼が育っているんですけど、いかんせん毛利家に比べると、人が足りないって感じですね。
徳川家康あたりが「そうだよなぁ」と同感してくれそうな、元就の戦略の勝利ですね。
尼子経久、思い切って毛利家を滅ぼす(元就を討つ)とかしていれば、こうはならなかったのに……。
まあ、さすがに大内家が黙っていないでしょうから、できなかったんでしょうけど。
で、パワハラをしていたら、気がついたら自分がマスターアジアのように、ドモン(元就)を鍛えてしまったという……。
そういえば、項羽とかも劉邦の成長を促した観がありますし、やはりそんな感じなんでしょうね^^;
ありがとうございました。
編集済
三十六 向背への応援コメント
現代においても後継者に譲った後の身の処し方は悩みの種ですよね。
出しゃばれば煙たがられる上に本人の成長のチャンスを逃すし、かといって危急存亡の秋には乗り出さざるを得ない。
いよいよクライマックスですね。
別件ですが、なんとなく事情は分かりました。
お手数かけて申し訳ありません。
作者からの返信
後北条家みたいに、隠居→世襲というバトンタッチが上手く機能している家の方が稀ですからね。
天下を取った家康にしてからが、いつまでものさばっていたし(笑)
尼子家の場合は、詮久という傑物が後を継いだだけに、余計に経久は何も言えなかったんでしょうね。
その経久が「出雲の帰ってくれ」と使いを送るのは、やはり尋常ならざる事態だったんでしょう。
相剋の謀略により尼子を天下取りの手前まで持ってきた経久、相克の謀略を食らいながらも毛利を旭日の如く盛り上げてきた元就、二人の分かれ目が近づきます。
ありがとうございました。
別件についてですが、舞い上がってしまった私が悪いので、こちらこそ申し訳ありませんでした。
ではではノシ
三十五 対面への応援コメント
反省するのが遅い。
しないよりはいいんだろうけど、手遅れでしょうね。
経久の心変わりをこういうエピソードで描くのは上手いと思います。
作者からの返信
尼子経久の隠居、おそらく経久個人への怨みを詮久に向けないようにやったんじゃないかな、という私の想像です。
怨みをなるべく経久へと集めるため、隠居がこんな遅くになったんじゃないか、と思います。
まあ確かに「反省」としてはタイミングが遅いですけど……。
で、まあそういう怨み集中や胸中の変化、心身の衰えを物語風味に描くため、怨霊登場、みたいな感じにしてみました。
でも経久も、応仁の乱とか両細川の乱とか経験しているので、怨霊の存在を素直に信じるかというとそうは思えず、むしろ己の心身の弱まりを感じるという流れにしました。
「上手い」とおっしゃられて恐縮です。
ありがとうございました。
二十三 悪手への応援コメント
どうも。投稿ご苦労様です。
この「おば上」は名が伝わっておらぬのですね。
といって、歴史上の人物に勝手に名を付ける訳にも行きませんものね。
まさに、歴史小説書きの悩み、あるあるですね。
作者からの返信
ありがとうございます。
おっしゃるとおり、毛利家のもう一人の娘、五龍(宍戸家に嫁いで天寿を全うしました。)は名が伝わっていますけど、こちらの方は伝わっておりませぬ……。
勝手につけるのもどうかと思ってやめました。
ボルテやクランやラッチみたいに、名が伝わっているといいですけど、岐国公主みたいに称号で呼ぶのもどうかと思いますし。
でも、前作の「西の桶狭間」では、敢えてヒロインの名を設定しましたけど、これはもうそうしないと話の雰囲気が盛り上がらないので(法名で呼びかけた上で、告白してもねぇ……^^;)。
ありがとうございました。
三十四 人質への応援コメント
あら。
元就さんお盛んなこと。
と思ったら、このあとに隆景生まれてるんですね。
経久と元就じゃ見えている景色が違うんでしょう。
やった側だからやられた側の元就の恨みは分からないのかな。
作者からの返信
ええ。
隆景さんがいないとアレなんで、敢えてアレなシーンを……というか、「釣りバカ日誌」の影響ですね、このシーン。
ハマちゃん=元就、みち子さん=妙玖のノリで書いていたんだけどなぁ……どうしてこうなった。
経久も若い頃は「国盗られ」という憂き目を味わっていたんですけど、盗り返すという復讐を遂げてしまったからなぁ……。
成功した復讐者は、その「復讐される」可能性を忘れ去ってしまうのかもしれません。
ありがとうございました。
三十四 人質への応援コメント
妙玖の後々まで見据えた言動に感心しました。
元就の名策略にも毎回唸らされますが
妻である妙玖もなかなかのもの。
いや、それ以上だっりして(^^;;
やはり名武将を支えるのは
出来た奥方ですね〜
雪ちゃん💕なんて…
呼んでいた頃が懐かしい(^^)
てか、もう言えません〜
作者からの返信
妙玖さん、結構な奥方といったところでしょうか^^;
あの元就も、敢えてその手綱を握らせていたんじゃないでしょうか。
何だかんだいって、子どもも産んだし、元就が戦に出ている間は、城に残って事実上の城主として務めを果たしている妙玖。
毛利家が会社だとしたら、まさに副社長って感じになってしまいました^^;
ありがとうございました。
三十三 山口への応援コメント
こんにちは。
義隆は、後の事件から受ける印象と違って、無能ではないようですね。それでも、重臣たちを重用するスタイルは戦国の世では危険もあったということでしょうか。。
大内・尼子・毛利各家の重臣たちもそれぞれの特徴が出ていて、人間模様が鮮やかに思い浮かびます。
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
大内義隆って、英才教育を受けているので、地頭は良いと思うのですよ。
問題はあまり根性が無いというか、怠け根性というか、わりと破滅主義に傾くところがなぁ……^^;
でもこの頃は、賢臣・陶興房も健在なので、まともな考えと対応を示します。
大内家の領域は広大なので、ある程度委任する感じで家臣を配置するというのはマストだったんでしょう。
ただ問題は、委任された家臣が分をわきまえていられるか……というところですね。
よりによって、一番仲が良かった(はずの)陶晴賢に叛されているところがなぁ……^^;
この時代のこの地方の、多士済々といった感じを何とかかき分けようと四苦八苦していましたので、「鮮やか」と言われると、とても嬉しいです。
ありがとうございました。
三十三 山口への応援コメント
わざわざ衆道の相手じゃないとか言われましても……。
ウホっ。いいおのこ。
元就の気苦労は絶えないですね。
作者からの返信
大内義隆というと、そういうウホッなイメージを抱いている私です。
あのフランシスコ・ザビエルにそういうのやめろと言われ、「うるせーバカ! 山口から出てけ!」と一度は追い出した義隆ですから(笑)
でもあとでザビエルを山口に受け入れているところに、義隆の心の広さを感じます^^;
今川氏真も評価されているみたいだし、大内義隆もイイんじゃないかと思って、ついこういうお茶目なシーンを挿入してみました。
しかしじゃあ人質を出すとなると、尼子家が黙っていないだろうし、おっしゃるとおり、気苦労は絶えませんね^^;
ありがとうございました。
三十一 叛乱への応援コメント
確かに元就は謀略に長けその効用を認めていながら意識的に避けていたように感じますね。
まあ一介の謀臣ならともかくトップには信も必要です。
その点、経久の方が純粋にはかりごとを愛した印象があります。
さて、また思いついたようですが……。
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
毛利元就ってそこまで残酷なイメージが無いんですよね。
むしろ織田信長とか宇喜多直家とか、そっちの方が酷い^^;
戦国を生き残った毛利家のイメージ戦略の勝利かもしれませんが、やっぱり策謀オンリーになることのデメリットに気づいていたのかもしれません。
経久は経久で、謀略大好きっ子ですからね……^^;
個人としては、物惜しみしないし、瓜の食べ残しがもったいないから自分で瓜を切るとか言い出したり、結構イイ奴だと思うんですが。
そんでまた「閃いた!」とウキウキして(経久的には)、亀井さんを呼びましたが、果たして……。
ありがとうございました。
三十一 叛乱への応援コメント
毛利元就本人は、娘の一件で矛を収めた訳じゃないんだなあ。後ろめたい思いが現実から目を逸らさせたか。
尼子経久の一手、どうとでも利用出来そうな妙手に見えるが毛利元就はいかに受けるか。
作者からの返信
「大内家(ジャイアン)さえバックにいれば、ボクは無敵だ!」……というのが、塩冶興久の胸中でしょう。
そんなこと言ってるけど、その大内家をコテンパンにやっつけたほとんど唯一の男が毛利元就という現実を、確かに忘れているようですね^^;
尼子経久、この危地を挽回するどころか、逆に前進する妙手を思いついてしまいます。
でもあまりにも妙手のため、毛利元就に経久の真の狙いを気づかせてしまいます……。
ありがとうございました。
二十九 策動への応援コメント
こんにちは。
娘を喪った無念を晴らすための征伐か、それともその不幸さえ侵略の好機に変えてしまうのか、、元就の真意は分かりませんが、いずれにせよここは退けませんね。
それにしても、毛利の相剋を画策した尼子の方が、今は家内に爆弾を抱えているようで、、これがどのように作用するのか、先が楽しみです。
作者からの返信
このあたり、よく伝わっていないので(毛利が歴史の勝者になっているので)、実は毛利家の侵略が先で、それを受けて高橋家が報復で娘を弑したかもしれないので、何とも言えないところです。
拙作においては、演出上、娘の死をああいう感じにしましたが……。
いずれにせよ、高橋家打倒は基本戦略なので、元就や妙玖の心中はともかく、その方向で毛利家は動きます。
元就としては、「娘を犠牲にした侵略者」という汚名を浴びることを覚悟しているのでしょう。
妙玖としては、元就の気持ちが分かってしまう自分と、母としての感情で、揺れ動いているところですね。
尼子経久は、「まさか自分に逆らうまい。ましてや息子が」と考えているのでしょう。
経久のカリスマに負うところの多い尼子家で、経久を打倒するなど……という気持ちなんでしょうね。
このあたり、経久の老いというか甘さが漏れています。
往年の名臣・亀井秀綱なら指摘できましょうが、よりによって、その秀綱が「興久への対応をした、自分も悪い」と口をつぐんでしまうところが……。
ありがとうございました。
三十 侵略への応援コメント
いや、面白かったですし、いま書いている小説の参考になりました。
映像が浮かんで、NHKの大河ドラマを観ているような感覚になったというか(そう言えば、毛利元就の大河もありましたね。観ていないですが)。
あと、私の近況ノートにコメントありがとうございました。近況ノートに書いても、相手へ知らせる機能がないので、こちらで失礼します。
作者からの返信
大河を引き合いに出されまして、恐縮です。
脳内に浮かんだものを書き起こすのが、うまくいったようで何よりです。
毛利元就の大河、懐かしい^^;
ヒロインの上半身の背中ヌードとか、ある意味冒険的な作品でしたよ。
近況ノートに書くと返信できないのは、私もエッセイで書いてますので(笑)、大丈夫です。
今度のプロフ画面改修とかで何とかならんもんかなぁとも思いますが^^;
ありがとうございました。
二十九 策動への応援コメント
ここにきて元就の過去の実績がじわりと効いてきますね。
今のところは尼子勢力下にあるわけで、膝下のAとBのどちらを取るかと言われれば、大義名分もあり実力もある方を選ぶでしょう。
経久と興久は……相克するしかないのかな。
作者からの返信
有田合戦のみならず、佐東銀山城の戦いでも、国人を率いて大勢力を撃破するという殊勲持ちの元就。
まあそりゃあ、「信長の野望」とかでも、安芸でスカウトするなら元就一択みたいな感じでしたし^^;
尼子家としては、相合元綱事件とかで借りがあるし、ここらで恩を売っとくかというレベルなんでしょうね。拙作ではもうちっと重めな感じにしてますけど。
興久は……もう出雲土着勢力とズブズブですから、そういう意味でも後には引けないでしょう。
一方で経久としては、尼子専制体制を構築する意味でも一歩も引けません。
お互い、分かっていても止められない……まるで喜劇のような悲劇ですね。
ありがとうございました。
十八 雨夜への応援コメント
元就が国人ということもあり、大名だけでなく、国人の動きが詳細に描かれる分、なるほどと、当時の出来事への理解が深まります。やっぱり、誰しも、生き残るのに必死ですからね。
そして、元就は、まさに興が乗ってきましたね。面白いです。
こういう時、史実を知らないのはいいですね。果たして、元就の策は当たり、勝つのか、それとも? 続きを楽しく読ませていただきます。
作者からの返信
周防の大内家、出雲の尼子家という両大国に挟まれて、まさに翻弄される立場の国人。
どちらにもコネを持って、どちらが勝ってもいいようにしているのでしょう。
毛利元就は、そういう弱小の立場にもかかわらず、国人たちの力を結集して大敵を撃破した実績があるから、なおさら大内や尼子の「駄目な部分」が見えちゃうんでしょうね……。
史実を知らない――ネタバレしていないというのは、ある意味、幸せかと思います。
歴史ものって、知らない史実を知る楽しみがありますからね。
知っている方が読んでいる場合でも、「これは」と思うものを見られるよう、苦心はしておりますが^^;
また、お時間がありましたら、ご覧くださいませ。
ありがとうございました。
二十七 動揺への応援コメント
妙玖さんが母をしてる。
前作のイメージが強いので、それこそ弓を手挟んで駆け出しそうなイメージでした。
陶がわざわざ元就に娘の死を告げに来た真意はなんでしょうね?
作者からの返信
「相剋」はどちらかというと大河ドラマよりの世界線なので、まあ、かーちゃんのファクターが強いです。
あと、スペックが、どちらかというと知謀の方に傾斜している設定です。
元就の「娘の死」は、拙作の設定では、塩冶興久の不手際が原因なので、尼子家から伝わることは無いでしょうから、もう大内家がその権力とコネを行使しないと分からないレベルの情報となっています。
元就としては何としても知りたい、知っておきたい娘のことを敢えて教える……陶興房というか、大内義隆の意向が反映しています。
ありがとうございました。
二十五 落日への応援コメント
急に軍を返すのは総帥に変事あり。
それを逆手にとった策略もあって悩みますよね。
正確な情報が取れないこの時代。
僅かな兆候を読む能力が求められます。
作者からの返信
伏龍先生が「死んだ?→違うよ~ん」のパターンをやっちゃっているから、以降の兵法家が「またか」と苦しむ羽目に……。
大内義興は比較的正統派の用兵家だと思いますけど、陶興房という化け物が控えているのがなぁ……。
まだまだ、中国地方の風雲、収まらずという感じでしょうか。
あ、あと劉秀って、田中芳樹先生が書きたいって言ってた人じゃないですか、やだー! とか言っておきます(笑)
大樹将軍・馮異とか好きですけどね……まあ、今後の課題ってことで……^^;
ありがとうございました。
十八 雨夜への応援コメント
こんにちは。
元就が自然と周囲を従え、国人たちはおろか尼子の将までも彼を仰ぐようになりましたね。
化け物に育っていくのを目の当たりにしているような描写を堪能しました!
作者からの返信
こんにちは。
おそらく元就だけが大局観を持っていて、なおかつ人に対していうことを聞かせることができる状況だったと思います。
何だかんだ言って、有田中井手の戦いで、あれだけ不利な状況を覆して勝利をもぎ取ったという「実績」が物を言ったのでしょう。
また有田中井手の戦いの「再演」を期待される状況なら、なおのこと、です。
おっしゃるとおり、こういう状況が……元就を「化け物」と化していくのでしょうね^^;
ありがとうございました。
二十四 悲劇への応援コメント
聡いだけに状況判断が早い。
覚悟を決めるのも早すぎで……。
この悪手の引き起こす結果は最悪なものになりそうです。
作者からの返信
誰もが、暴走した重光すらも「最善」を望んでいて……それでも、得られた結果は「最悪」にしかならなくて……。
そういう、「運命の車輪」みたいなことを書いてみようかなと思って、書いてみました。
マイナスな話も、書いてみないと分からないことがあると思いまして……。
しかし、この「最悪」が様々なところへ波紋を及ぼします。
最も揺れ動くのは、誰あろう、毛利元就ではありますが……。
あと、近況ノートへのコメント、ありがとうございます。
実は職員報、数年前のものをチラ見してたら出て来たのです。
小説の題名とかも載っていて、ヤバいとは思いましたがね^^;
鬼……年明けに戦っている合戦が無いかなと思っていたら、よりによって尊氏が戦っていました(笑)
「武蔵野合戦」のつづきを、というコメントを(宿題を)いただいていたので、ちょうどいいので書いてみました^^;
ありがとうございました。
二十四 悲劇への応援コメント
何も気づかない箱入り娘であれば、命だけは長らえる道もあったかもしれないが…毛利元就の娘と生まれてそれは無いか。
作者からの返信
もっと大きな大名、たとえば大内や尼子も後々には亡びる定めなんで、そういうところに生まれても、やがて訪れる悲劇から免れるかどうかは微妙ですね。
結局のところ、生まれたところ、預けられたところと、そういうところに運命を左右される立場は辛いですね。
やはり王女はその地位を捨てるべきなのか……(笑)
あと、近況ノートへのコメント、ありがとうございます。
副業への制限は、「本業」への介入や干渉を防ぐ意味もあり、それを言われると何も言えなくなってしまいますから、微妙です。
ただ、この時代、そういう部分も雇用契約に盛り込むとかして、規制が緩和されてきている観はありますね^^;
ありがとうございました。
十四 元就への応援コメント
こんにちは。
大内と尼子の両大国に挟まれ翻弄される難しい時期ですが、負け戦と断じる陣中にありながらも敗戦後の処理まで見通す元就の深謀遠慮、凄まじい限りですね。
国人たちも生き残るためには有能なリーダーを頂くべきで、熊谷・香川もいずれ恩讐を彼方に置いて元就を認めることになるのかな、と想像しました。
作者からの返信
おはようございます。
安芸は、周防=大内家と、出雲=尼子家の緩衝地帯みたいなエリアなので、どうしても合従連衡というか、双方への肩入れの塩梅とか、苦労が絶えなかったと思います。
なので、リアリストに徹する必要が出て来て、元就はそれを極限まで極めた感じになっております。
元就としては、ここで大内に寝返ってもいいところを、敢えて尼子に肩入れして、大内と尼子の均衡を保つという考えを実行しているところが恐ろしいですね。
それでもって、戦いのコントロールまでやってのける自信があるところが、さらに怖い(笑)
有田中井手という「実績」があるだけに、その当事者であった熊谷家、香川家としても、毛利元就について行く方が「得」だ、という認識が芽生えてきているようです^^;
ありがとうございました。
七 決意への応援コメント
きゃー、ここは読むの止めてはいけない所ですね!
ですが先に★だけ失礼します。
歴史考察をカクヨム作者様の作品で読んだりしますが、ここまで歴史ストーリーが入った作品を読ませて頂いたのははじめです♡
正直、目が滑らないで読めるか不安でしたが全く心配いりませんでした。
幼い子供への残酷さ、この時代であれば珍しく無い事なのでしょうね。
この先もしっかり読ませて頂きます(^^)
作者からの返信
お星さまありがとうございます。
そして、恐れ入ります。
この「相剋」は、私の書いてきた中でも最も暗いお話となっておりますので、そうおっしゃっていただけると、とても嬉しいです。
今回の幸松丸の「事件」は、wikipediaでも記載されていて、脚色はされていますが、幼いけれど亡くなってしまったというのは、史実です……。
この「相剋」は、人間の「どろどろした部分」とそれへの対応をテーマとしておりまして、どうしてもこういう暗い話を書かざるを得なかったのです。
また、お時間がありましたら、よろしければご覧くださいませ。
ありがとうございました。
二十二 高橋への応援コメント
石見で勢力があるといっても小国だからなあ。
石見銀山の採掘法が改善されて重要性が増すのはもうちょっと後のはずだし。
安芸は大内と尼子の緩衝地帯ではあるものの、平野もあって石高もそれなりにある。
その魔境の魔王と事を構えたら……。
作者からの返信
石見から安芸にかけて、結構な領域を持っていたようなんです。
だから安芸国人一揆にも参加していたわけです。
そういう意味でも、毛利元就としては、邪魔だなぁと思っていたようです。
それが有田合戦の時から散々横槍を入れてくれた相手だと、なおのこと……。
いちおう、高橋家は、元就の娘を養女扱いにしていたみたいなんですけど、そのあたりの対応を誤らなければ、毛利家の藩屏として生き残れたのかもしれませんね。
でも実際、元就としては、絶対潰してやると目論んでいたんでしょうね……^^;
ありがとうございました。
十八 雨夜への応援コメント
元就覚醒しちゃった感がありますね。
まだ若いのに見事な采配。
国人の頭領と目されていくことになりそう。
誤字報告です。
「「勝利」に瑕が生じなことこそ」⇒「生じない」
作者からの返信
誤字報告、ありがとうございます。
史実では、尼子経久は、ちゃんと毛利元就に指揮権を与えていたらしく、この夜襲は、元就自身が書面で許可を得た上で実行しているっぽいのです。
幸松丸、相合元綱の事件後に大内家についたという元就が、実は尼子家・大内家両属であったという証左だったりしますが、それは余談です。
で、その書面で、こういう風にしますよと経久にプレゼンして、OKを貰うぐらい優れた策だったんでしょう。
現場にいる国人たちからしたら、そりゃあもうついていくしかない、勝ち馬に乗りたいといった感じだったのでしょう^^;
ありがとうございました。
十八 雨夜への応援コメント
緊張感のある軍議のシーン、固唾をのんで見守りました。元就が場を掌握し、国人達が心服していく所がいいですね。亀井は複雑でしょうが。
自分も最後は、故梨元勝氏ばりに恐縮してしまいました(恐縮してない)。
作者からの返信
尼子、というか安芸国人たちにとっては、この一戦に興廃がかかっており、それを前例(有田中井手の戦い)で勝ち抜いた男、元就が指揮してくれるとなれば、そりゃあ言うことを聞くしかないって感じです^^;
元就は元就で、それを察しつつも、恭謙な態度を保つことにより、場の空気を自分へと差し向けているから、嫌らしい(笑)
亀井さんだけ、その内実を知りながらも沈黙を貫くという……。
さて、決戦やいかに、というところです。
ありがとうございました。
編集済
十七 義隆への応援コメント
よい箸休めの回というか、緩急の利いた構成ですね。次回が楽しみです。
ところで、「チンギス・カンとスルターン」のレビューに、「いいね」させてもらいました。
私も読んでいたのですが、カクヨムでモンゴル帝国を書くというのは、なかなかむずかしいですよね。
作者の方も、注をつけるなどの工夫をされていますが、基礎知識のない方には、読むのがなかなかむずかしいと思います。
森博嗣が「すべてがFになる」を書いた時に、プログラミングの知識のない人からクレームを受けて、歴史小説が知識のあることを前提に書かれていることを反証に挙げていましたが、どこまで説明するのかと言うのは、難しい問題ですね。
細かく説明しすぎると、知っている人は不満を持つし、分量は増えるし。
作者からの返信
嵐の前の静けさというか嵐が来ているんですけど、とりあえず敵サイドから中継です、みたいな回です(笑)
レビューへの「いいね」ありがとうございます。
モンゴルのお話は、私にとって人事じゃない(笑)ので、レビューさせてもらった次第です。モンゴルが出てくる話と、いずれモンゴルと対峙する人の話を書いているもので^^;
で、どこまで注をつけるのか――これはおっしゃるとおり、難しい問題ですね。
単に歴史ものだけでなく、それこそミステリ(これもおっしゃるとおり森博嗣先生の著作群とか)や、異世界ものにもあてはまってくる問題です。
私の場合は、注をつけない、というか面倒(笑)なので本文に潜り込ませる書き方をしています。
やはり森博嗣先生の影響かと思われます。先生の場合は、分からなければ読者が調べるべき、というスタンスだったと記憶していますが、そうすれば読者個々に任せることができるでしょうから。
あとは田中芳樹先生も注がなかったですね。パルスやマヴァールについて、巻頭の系図と人物紹介ぐらいしか「注」と呼べるものがなかったと記憶しています。
……両御大の影響を受け、かつ、上記のとおり面倒なので、私は本文で行く感じになったと思います^^;
ありがとうございました。
十七 義隆への応援コメント
義隆さんは育ちが良すぎたんでしょうか。
あまりこらえ性が無い感じ。
少々周防よりではありますが、佐東銀山城は安芸の要だと思うんですけどね。
厳島支配のためにも欲しいはず。
作者からの返信
義隆さん、「西ノ京」山口の「将軍」になれればいいや、と考えていたのかも。
文武の雑事は、臣下がやればいいや、と。
そんでもって、陶晴賢というヤベーイケメンが出て来て……あとは……^^;
佐東銀山城、実際はおっしゃるとおり、大内義興は欲しかったようです。拙作では、義隆関係の描写上、薄めにしてしまいましたが。
今回の遠征はアレですが、もう一回、義興&義隆で、攻めにやって来ます。
惜しむらくは、そこで義興の命数が尽きてしまうのです……。
ありがとうございました。
一 鏡城への応援コメント
こんにちは。
「西の桶狭間」に続いての元就の物語、楽しみです。
今回は経久は畏るべき存在となりそうですね。そして性描写・残酷描写もあるとのこと、どんなテイストになるのかも楽しみにしています。
作者からの返信
おはようございます。
こちらの「相剋」は、「西の桶狭間」とちがう世界線の物語という裏設定がございます(だから有田中井手の戦いの内容がちがいます)。
ですので、尼子経久も、ちょい悪爺さんから極悪爺さんにレベルアップしております^^;
レイティングについては……そうする必要があったのと、挑戦してみたかったというのがありまして……お目汚しで恐縮でございます。
お楽しみいただければ幸いです。
ありがとうございました。
十六 策動への応援コメント
元就が仮面を脱ぎましたね。
怖い怖い。
もともと経久は安芸国が大内の勢力圏じゃなければ良し、と考えてたんじゃないかと思います。
緩衝地帯として弱小国人が乱立しているのが望ましい。
佐東銀山城も落ちなきゃいいぐらいで。
そのグランドデザインに反した牛尾さんは厳罰待ったなしですね。
作者からの返信
尼子経久がさんざん「教育」して来た成果がここに。
よりによって、大内がこのタイミングで攻めて来たからこそでしょうが。
そうですね……緩衝地帯、そのとおりだと思います。
付け加えて言うのなら、経久は、穀倉地帯の鏡山城の領域、東西条エリアを抑えてればいいや、と思っていたのでしょう。
だからあんな強引に陥落せしめた、と。
この思惑は、後々、吉田郡山城の戦いに響いてくるのですが、今は牛尾さんの「やらかし」に対して、経久がそこまで罰さない流れが……。
ありがとうございました。
十六 策動への応援コメント
>「元綱はもっと痛かったはず」
やっと言えたなあと。この敗戦、亀井が牛尾を御すのに失敗したのもあるし、甘んじて捩じられるしかないかと。
次は尼子経久の頭を鷲掴みにして幸松丸の苦しみを思い知らせるか。
作者からの返信
尼子経久も脇が甘いというか人がいないというか、このタイミングで亀井秀綱を安芸に差し向けるというミスを犯してしまいます。
それでもって、奮戦を期待した牛尾幸清はボロ負けしてしまうし。
そしてこれだけボロ負けしておいて、「じゃあ帰るわ」とか言い出すし……。
毛利元就としても、「駄目だこりゃ」とか思っていたのでは。
とどめで「じゃあお前なら逆転できるのか」と言われて、ついにカチンと来てしまいました^^;
でもカチンと来るだけでなく、いろいろと計算しているところがこの男の怖いところですね。
変に直接的に復讐してこないところが、怖い……そんな感じです^^;
ありがとうございました。
五 謀略への応援コメント
尼子経久、恐ろしい男ですね!
これは事実なんでしょうか……。
戦国時代の子は今の子と感覚が違って死に対して慣れてるのかな、と思ってましたが、繊細な子も中にはいるんですね……。
作者からの返信
尼子経久が手を下したかどうかは不明ですが、毛利幸松丸が生首を見てショックで倒れたのは、伝えられるところです。
察するに、幸松丸は叔父の多治比元就や相合元綱に、大切に育てられていたんじゃないでしょうか。だからそういうのに耐性が無いまま、今に至ったのでは。
まあ、源平時代の武士、たとえば熊谷直実もまだ少年の平敦盛を討って、ショックのあまり出家してしまいましたし、ケースバイケースなのかもしれませんね……。
ありがとうございました。
九 交合への応援コメント
拝読致しました。
相克を受け入れ、使いこなす道を選んだ経久と、相克を忌み、相合を目指す元就と。敵味方で方向性が鮮明になった、ひとつのターニングポイント的な回でしょうか。
元就が闇落ちしなかったのは元綱の貢献ですね!地味に殊勲賞。
ありがとうございました。
作者からの返信
尼子経久さんはたしかに謀略に長けていました。
けれども、彼の歩んだ人生は、皮肉なことに、その謀略の反作用みたいなのも食らってしまいます。
期待をかけた長男を失っていますし。
一方で毛利元就。
彼もまた、謀神であり、家族を失うこともありますが、三本の矢の教えに象徴される、チームワークを失うことはありませんでした。
それは……今回の相合元綱の事件が、元就の心に影響を及ぼした結果かもしれません^^;
ありがとうございました。