応援コメント

三十八 三矢」への応援コメント

  • 終わってしまった……
    いえ、終わったのはこの『相剋』というお話で、元就の戦いはまだまだ続きますけどもw

    興元、元就、元綱から隆元、元春、隆景へと「三矢」が受け継がれていく姿、胸に来るものがありました。
    いつもながらの、読み応えのある物語をありがとうございました!

    作者からの返信

    これまでおつきあいいただき、ありがとうございました。
    そしておっしゃるとおり、元就の戦いはまだまだ、というか全然終わってません(笑)
    だって厳島という最大の博打が残ってますし……^^;

    「三矢の教え」、あれって、元就自身が兄弟の一員として戦っていた、あの頃の経験が生きているんだろうなと思ってましたので、今回それをベースに書かせていただきました。
    そこに着目していただき、作者冥利に尽きる想いです^^;

    最後に、こちらこそ、長らくお読みいただき、そしてご感想ご評価をいただき、ありがとうございました!

    ではではノシ


  • 編集済

    あの時の元綱殿が残した言葉、なんだかしんみりしました……。にしても化け物かぁ。立派な化け物が誕生してしまいましたね。俺たちの戦いはまだまだこれからだ!と言わんばかりに^^;
    そしていつの間にか息子たちも三人に……!サブタイトルににやっとしました。

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    元綱さんの「あり方」には諸説あって、下剋上を狙って元就に叛逆したという説が主流ですが、元就と仲が良かったとか、尼子の陰謀で叛したという説もあります。
    その「仲が良かった」「陰謀だった」からの想像が、このお話の元綱の最期とその言葉になります^^;

    そんなわけで化け物誕生です。
    いやいや神ですから(笑)、謀神――謀の神ですよ^^;
    尼子のジッチャンも謀聖――謀の聖人だし^^;
    そんな謀神もついに安芸を制しました。
    息子たちも三人で三矢の教えもスタンバイOK(?)です。

    で、おっしゃるとおり、おれたちの戦いはまだまだこれからなんですよね……厳島の戦いという、ラスボス(?)相手の戦いが、残っておりますので^^;
    それに至るまでも、尼子相手にボロクソに敗北したりと、まだまだ元就の苦難の人生は終わりません。
    しかし息子たちが支えてくれることでしょう。
    相剋を乗り越えて。

    ありがとうございました。

  •  こんばんは、御作を読みました。
     ああ、終わってしまった……。
     物凄い寂寥感です。
     いえ、元就君の地獄はこれからだ!
     なんですが。
     最後に思い起こされるのが、元綱さんなのが尚更胸にきました。とても良かったです。

    作者からの返信

    長きにわたり、拙作をご覧いただき、ありがとうございます。

    吉田郡山城の戦いそれ自体は、結構見どころのある戦いだと思うんです。
    死兵と化した尼子久幸さんとか、凄い「いくさ」を展開しているし。
    ……でも、拙作のテーマは「どろどろ」であり、おっしゃるとおり「寂寥」なので、その辺はサラッと描きました。
    そしてこれもおっしゃるとおり、元就の「地獄」はつづきます。
    手始めに、第一次月山富田城の戦いという負けイベントが待ち構えているし(笑)
    厳島の戦いという大金星がありますけど、その時、妙玖さんはすでにこの世の人ではないんですよね……。

    そして相剋ではなく、相合にたどり着く。
    元綱さんが死を賭して伝えたからこそ、謀神は人間味を失わなかった、というオチを考え、ついにその着地点にたどり着きました^^;
    その辺を「良かった」とおっしゃっていただいて、嬉しい限りです。

    ありがとうございました。

    そして、おそらくは、私のすべての作品をご覧いただいたことになるかと思います^^;
    たいへん恐縮で、そして嬉しゅう存じます。
    これまでおつきあいいただき、誠にありがとうございます。
    そしてこれからも、よろしくお願いいたします。
    本当にありがとうございました。

    ではではノシ

  • 拝読致しました。
    ここに来て朝日を拝むというこじき若殿以来のエピソード。
    初心を忘れない元就という、素晴らしい最終話の書き出しですね!
    最終的には様々な「三」の関わり合いがあり、中には相克しちゃった業の深い人達もいましたが、やはり相想い合い、助け合うという三矢の教訓にたどり着く、綺麗な終り。
    本作のダークヒーロー(?)、ジョーカー経久の迫力もあって、読み応えがありました。
    ありがとうございました。

    作者からの返信

    吉田郡山城の戦いを書いちゃうと、ちょっとできない「朝日を拝む」。
    血で血を洗う争いを繰り広げておいて、今さら何やってんだと言われかねないので、戦いはオミットしました^^;

    そして、毛利といえば三矢。
    この辺を書くには、実は相剋という「業」があって、その上で元就は教えているんだよ……と言うためのお話でした^^;

    そして尼子経久。
    この人の清濁両方を表すには、こういう昭和な歴史小説の空気の中だよな、と思って、こんな書き方にしました。
    経久自身は特に悪であるつもりはなく、国盗りに邁進していただけかもしれませんが(笑)

    ありがとうございました。

  •  ――終わりにしよう、兄上。

     素晴らしい弟さんです。こういう方から早く亡くなってしまう、過酷な世の中だったのですね。

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    仲が良かったと伝えられている元就と元綱。
    元綱も、異説ですが憤死したと言われており……その辺から膨らませた物語でした。
    相剋という、南北朝からつづく、ある種の呪いのような現象。
    それに打ち勝つには……というのが拙作のテーマでした。
    おっしゃるとおり、過酷な世の中だったと思います。

    それでは、ここまでお読みいただき、感謝です!
    ありがとうございました!

  • 3人で守ろうとした毛利を託す次世代の3人。
    きれいに構図がきまりましたね。

    元就の戦いはまだまだ続きますが、このひと時を得られたのは血のにじむような忍耐の時があったからでしょう。

    作者からの返信

    三矢の教えで有名な三兄弟、毛利本家と両川体制ですけど、そのオリジナルは毛利興元、多治比元就、相合元綱という「有田中井手」体制にあったんじゃないかな……という私の空想が元ネタでした。
    あとは、尼子家の政久、国久、興久の三兄弟も、その反面教師として利いていたんじゃないかな、と。

    元就の人生、ここからがむしろ本番と言わんばかりに、月山富田城からの逃走、そして厳島の戦いと、レベルナイトメアの戦いばかりです。
    でも、有田中井手、第一次佐東銀山と戦ってきたからこそ、尼子の謀略に抗してきたからこそ、その後も戦い抜くことができたのでしょう。
    この辺はおっしゃるとおりですね。

    ありがとうございました。

  • 完結おめでとうございます。

    歴史小説は好きでよく拝読するのですが、織田信長や豊臣秀吉の作品が多く、毛利元就の作品はとても新鮮で興味深く拝読させていただきました。
    面白かったです。

    執筆お疲れ様でした。

    作者からの返信

    ありがとうございます。

    織田信長や豊臣秀吉については他の方が書いていらっしゃるので、自分はそれ以外の、どちらかというとマイナーな人に注目しようと思って書きました。
    毛利元就は、商業作品もあまり無いので、それなら自分が書こうという不遜な思い(?)もありました^^;
    「面白かった」とおっしゃっていただけて、とても嬉しかったです。

    ありがとうございました。

  • 今回も最後まで楽しませていただきました(^_^)ですが、某少年ジャンプのように、元就や毛利家の物語は、まだまだこれからですね(^^;
    尼子、大内の先には織田信長がいて、さらに豊臣秀吉、徳川家康が毛利家を待っていますから(^o^;)

    次回作も楽しみにしています。完結、お疲れ様でした😆

    作者からの返信

    いやあ、こんな暗い話にお付き合いいただけて、何よりです^^;
    元就の物語、ホント「もうちょっとだけつづくんじゃよ」状態ですね(笑)
    サイヤ人や魔人ぐらいヤベー奴が待ち構えていると、オラ、ワクワク……しないと思いますね、元就は^^;
    「勘弁してくれ」とボヤきながら、それでも謀略を企てていると思います(笑)
    まあそれだけ、元就が「ヤベー奴」の仲間、というか同類だという証左ですが^^;

    ありがとうございました。