応援コメント

二十 退陣」への応援コメント

  • 大内義隆が、ひとかどの人物として非常に際立っている描き方が上手いです。
    この人上司だったらいいのに、と思わされました。

    作者からの返信

    義隆さん、地頭というかスペックは非常に良いはずなんです。
    晩年期は、愛人である陶晴賢に対する情に流されてしまいましたけど。
    あるいは、もう滅んでもいいやというやけっぱちになってしまったのかも。

    でも、青年期・壮年期は、毛利元就を気に掛けたり、息子の隆元に養女を嫁がせたりと、結構、人を見る目があることを示しています。
    その辺を表せれば、と思って書きました^^;

    ありがとうございました。

  •  こんばんは、御作を読みました。
     後のことを考えれば、元就さんの長男に、政治経済のノウハウ叩きこんだのは義隆さんですからね。
     興味はあったでしょうし、自分の知識を託す者としても見ていた。
     今回も戦略レベルではちゃんと見抜いている。……痴情のもつれをやらかしたのがつくづく残念なお人ですね。
     今後、そうなると〝わかる〟描写をされているから、上手いなあと惚れ惚れします。面白かったです。

    作者からの返信

    そうなんですよね。
    当時、少なくとも西国においては最高峰の都、山口において、毛利隆元に最高の教育を与えたのは大内義隆です。
    義隆としては、大内政権をより盤石なものにするために、その柱石を求めていたのかもしれません。
    そもそも義隆それ自身もかなりの知識と教養を誇る、高スペックの人材なんで、「やる気を出せば」それなりにやれると思います。

    でも、どぎつい敗戦と「恋人」との衝突が、義隆のメンタルを崩してしまいました……。
    このあたりが義隆の限界であり、やはり太平の時代に生まれなかった不運ですね^^;

    ……そういう、「それなりにやる」けれど「限界がある」という感じに書ければなぁと思って書いておりましたので、お褒めいただき、とても嬉しいです!

    ありがとうございました。

  • 拝読いたしました。
    坊ちゃんと言ってきましたが、タダモノではない感が漂う義隆さん。
    透徹とした雰囲気を持つ、動ぜず公正に対処ができる、平時の能吏タイプ...?
    そんな義隆さんが元就さんに興味を持たれたと。
    誤魔化しようのない大敗の後で大内家がどうなるのかが、気になります。
    引き続き、楽しみに読ませていただきます!

    作者からの返信

    大内義隆さんは、繰り返しますが育ちは良いし、落ち延びて来たお公家さんとかに教育を受けて、結構なハイスペックなインテリです。
    惜しいことに生まれたのが乱世であり、戦国大名・大内家の跡継ぎであったことがなぁ……^^;

    ちなみに大内家は、また義隆を出して安芸に攻めてきたりします。
    まあその頃は、尼子家も毛利元就に「お任せで」と丸投げしてくるんで(笑)、元就も「やれやれ……」と出陣するわけですが……^^;

    ありがとうございました!

  • 義隆は大物なんですよね。
    幕府の2代目・3代目あたりには適任なんじゃないかという。
    下剋上の世に生まれたが不幸でしょうか。

    作者からの返信

    北宋の徽宗と同じ感じで、平時だったらお飾りというか、ハンコ押すだけで「あとは良きに計らえ」と言って、人の良い君主として人生を全うできたのでは。
    しかし徽宗と同じく、よりによって乱世に生まれてしまったのが運の尽きですね^^;

    ありがとうございました。

  • 多くの兵士を養う兵糧が入っている荷駄は大事ですよね。
    商いの才に長けた秀吉が三成を起用した因かとも……。

    作者からの返信

    増田長盛とか、いわゆる五奉行の人たちってその辺の才を買われたのではないでしょうか。
    毛利元就も、後に攻城戦で補給線を断つ戦いをしているので、ちょっとその辺をアレンジして書いてみました^^;

    ありがとうございました。