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十三 尼子への応援コメント
アウェイであることを失念しているとは……。(*´з`)
司馬遼太郎さんによれば、元就は相当な策謀家(もっと手きびしい言い方だったような)ということになっていますが、実際はどうだったんでしょうね。
作者からの返信
尼子からすれば、もう安芸は、というか安芸の国人たちは従っているんだから、アウェイじゃないという認識なのかもしれません^^;
この頃の元就は神がかっているというか何というか……これでもかというぐらい不利な状況が降って湧いて来るんですが、その不利な状況にもめげずに戦うという、恐ろしい男です。
策謀家とか知将とか言いますけど、有田中井手もそうでしたが、猛将というかファイターと言った方がいいんじゃないかと思います。
ありがとうございました。
十二 大内への応援コメント
これは牛尾と亀井の序列をはっきりさせなかった経久の思慮不足もあるかな。
まあ、経久の時代の尼子は家内統制がそれとも中央集権的でもなかったから難しかったのかも。
敵を見て戦わずにいられっか、という戦国武将じゃ、遠隔での統御は無理か。
作者からの返信
史実では牛尾の方が「上」だったみたいです。
より酷い史実ですね……亀井がそこはサポートしろよ、という経久の無茶ぶりがあったのでは。
おっしゃるとおり、詮久(晴久)の代に至らないと、こういう軍制は整えられなかったのでしょう^^;
こういう時のために、キルヒアイスというか尼子久幸がいるんじゃないかと思うのですが、やっぱり手元に置いておきたかったんでしょう。
そうすると、(少なくとも戦術面では)無比の破壊力を持つ牛尾を出すしかないか、となったんでしょうね。
問題は、相手をする陶興房がそれこそキルヒアイス級の能力を誇るという……。
ありがとうございました。
十二 大内への応援コメント
牛尾幸清の行動は、評価がむずかしいですよね。
猪突猛進の性格だからこそ、戦場で役立つとも言えるわけで。
欠点は美点の裏返しと言うか。
次回がとても気になります。
近況ノートにコメントありがとうございました。
史料という制約がある中で、作者があれこれと工夫するところに、歴史小説・時代小説特有のおもしろさがあるのでしょうね。
隆慶一郎もそんなことを言っていた気がします。
ライトノベルの歴史を紐解いていたら、隆慶一郎のなまえが出てきて、驚いたことがあります。
作者からの返信
牛尾さんは、尼子久幸とかの下で働けば、無類の攻撃力を発揮するタイプなんでしょうね。グエン・バン・ヒューみたいな。
尼子家も余裕のない時期で(だからこそ大内家が攻めて来たんでしょうけど)、こういう中級指揮官を無理くり出さざるを得なかった、という感じかと思います。
ちなみに私は歴史ものって、正史に対する二次創作みたい、と感じております。むろん、それが全てではありませんが。
正史として伝えられるところを、どう「料理」するか……こう考えると、二次創作をしていた私にとっては、やり易く考えられたわけです。だからといって、スラスラ書けているわけではありませんが^^;
隆慶一郎さん……「花の慶次」で、いろいろと「料理」をしていたような印象がありますから、やはりそういう感触を得ていたのでは、と勝手に考えております。
ありがとうございました。
十 転機への応援コメント
>彼の尼子経久の動き、怪しからぬ
ずっとずっと、けしからん動きしかしてないでしょうが!とのツッコミからスタート。大内がサッと国人を救うようであれば、毛利元就の覚醒も無かったのでしょうが。
最後は何やら…とんち合戦?
作者からの返信
大内義興としては、尼子経久の取り込みを狙っていたのかもしれませんね。
で、そのスカウトの手を払いのけて、鏡城を盗るわ、毛利家をいじめるわで……「バッカモーン!」と。
あと、「安芸のことは安芸の者がやれよ」と考えていたのかも。
まあ、結局、義興の目は日明貿易に向いていて、安芸はあまり興味が無かったんでしょうね。
ただ、出雲・安芸を同一勢力に支配されるのは面白くなかったようで……。
最後の夜襲云々はまあ、頓智というか、言い訳レベルのことを考えています……この部将二人は^^;
ありがとうございました。
九 交合への応援コメント
閨の中の会話としては艶が無い。
安心して心中を吐露できる相手でもあるからでしょうか。
私だったら、こんな難しい話をしていたら、気が削がれてそれどころではなくなりそうです。
やはり偉人は違う(感心するのはそこじゃない)。
作者からの返信
「ながら」の方が興奮するんじゃないか……と、執筆当時の私はそう考えたわけです。
その「ながら」が、そうせざるを得ない、というか、そうするのは仕方ないよね、という話なら、なおのこと……と。
でも、言われてみると、会話無しのそれをストレートに描いた方が、リアリティあって良かったかもしれませんね。
……ていうか、新年から何という談義をしているんだ、私は(笑)
ありがとうございました。
八 謀殺への応援コメント
兄弟相克ではなく、こういう演出にしましたか。
毛利家のこの3人は、元就の子息ともキャラが被りますよね。
何も長兄が早死にするところまで……。
早く元就のターン! になって欲しいものです。
作者からの返信
ここで兄弟相剋になってしまうと、さすがの元就も世紀末覇王への闇落ちを遂げてしまうので、どっちかというと世紀末救世主みたいな感じにしてみました。
毛利興元、元就、元綱の三人は、確かに「両川と隆元」っぽいですね。
尼子家も、経久の子どもたち、すなわち政久、久幸、塩冶興久という三兄弟で、そういう構想を考えていた節があります。
でも政久が死んでしまい、そこから経久が闇落ちしたあげく、興久が叛するという最悪の展開を迎えますが。
逆に、元就の子どもたちは、その辺の反省を踏まえての「両川」体制になったかもしれません。
元就のターン……早く来ると良いのですが。
こういう展開を見ると、元就は家康よりも信長と似た人生を歩んでいるなぁと感じます。
さて、信長も尾張統一まで結構な苦労をしていますが、果たして、元就は。
ありがとうございました。
八 謀殺への応援コメント
尼子経久の底知れぬ恐ろしさ。
その謀略に絡め取られるが如く
元就を庇って命を落とした元綱。
為す術はないのでしょうか。
元就に手立てはないのかしら。
モヤモヤモヤ…
作者からの返信
尼子経久、やってることは弱い者いじめなんですけど、それにしたところで、結構な規模と悪辣さの弱い者いじめとなっております。
相合元綱は、実は、毛利元就に対して反逆を企てて、それで成敗されたと伝えられています。
一方で尼子経久の謀略に陥れられて、それを苦にして死んだとも伝えられており、今回、その両者を融合させるような感じで書かせていただきました。
いずれにしろ、この「お家騒動」が原因となって、毛利元就は尼子家を離反することになった、と伝えられているところから、さすがの元就も「もう尼子家についていけない」と内外に表明したのではないでしょうか。
しかし、では具体的にどう対処していったかは、これから描くつもりです。
ありがとうございました。
はじめにへの応援コメント
あけましておめでとうございます。
昨年末、毛利元就ゆかりの神社に幸先詣に行ってきました。
今回の作品は前二作の元就の作品とはとはテイストが異なるようですね。楽しみに読ませていただきます。
作者からの返信
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
私は関東におりますので、こんなに毛利元就について書いているのに、全然フィールドワーク出来ていないので、羨ましいです。
今回の作品は……暗いお話です^^;
毛利元就のこの時期って、元々暗い時期なので、それに引きずられる感じではあります。
でもいっそのこと、こういうテイストにも挑戦してみるか、と書かせていただきました。
お楽しみいただければ幸いです。
ありがとうございました。
四 調略への応援コメント
明けましておめでとうございます。
この後、どうなるのだろうかと、読者をハラハラさせる上手い書き方ですね。
勉強になりました。
サラリーマンで、めんどうくさい取引先の相手をしたことのある人は、胃を痛くしながら読んだかも。わたしは胃が痛くなりました(笑)。
作者からの返信
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
書く側としては、史実を知っているので、「調べられたら分かっちゃうんだろうなぁ」と思いつつ、そこまで調べない方が大半なので、うまーくオブラートに包むのに必死でした^^;
まあ私も御多分に漏れず、宮仕えの身なので、こんな圧迫面接というか、アレな人のお相手とかマジ勘弁の心境で書いてました(笑)
ありがとうございました。
五 謀略への応援コメント
尼子経久のサイレントな残虐さというか。
興元の遺言も虚しく。
物語に入り込んでしまって
(あまりにも臨場感に溢れているので)
幸松丸の気持ちを思うと
胸が押しつぶされそうに苦しくなりました。
元就!なんとかして‼︎
と、思わずにいられませんでした。
作者からの返信
前作「西の桶狭間」とは、ちょっとちがう世界観なので(有田中井手の戦いの中身がちがいます)、実は興元の遺言はありません。
ただ、多治比元就と相合元綱に、幸松丸を守るという決意があり、その決意が虚しく、幸松丸は亡くなってしまった……という、ある意味、遺言が有った場合より酷い展開です。
伝えられるところでは、幸松丸についていったのは元就なんですが、それでもこの首実検は避けられず……という展開です。
しかも尼子経久の謀略はまだ終わっていません。
経久はまだまだ、その悪知恵を尽くして、毛利を追い詰めるつもりです。
この苦境……どう対するのか、元就。
ありがとうございました。
五 謀略への応援コメント
恐るべし尼子経久:;(∩´﹏`∩);:でも、思ったのは謀略、知略に長けていると言っても、「個性」といものはあるんだなと。織田信長、黒田如水、本多正信など、多数の頭の良い武将は数多くいますが、尼子経久は敵にしたくないお人です。
作者からの返信
中国地方って、金田一耕助シリーズでも群を抜いて陰惨な事件が起きているところなので(私の勝手なイメージです)、何かこんな感じになってしまいました。
尼子経久、嫡男が死んでから、容赦がなくなってきた印象があるので、敢えてこんな感じに描きました。
こんなヤバい人に対抗できるのは、やはりレベルアップした毛利元就ぐらいかと思います。
ありがとうございました。
五 謀略への応援コメント
ひどい、ひど過ぎます、幸松丸ちゃ~ん……。(´;ω;`)ウゥゥ
いまならパワハラによるPTSDですよね、いい大人が絶対に許せません。
尼子経久、自分の所業が人心に与える影響を考えなかったのでしょうか。
新機種のスマホでフォローが外れてしまったのか、新作を存じ上げませんでした。
たいへん遅ればせながら、これから楽しみに拝読させていただきます。
ちなみに、もうすぐ読み終わる司馬遼太郎さんの『播磨灘物語』は、毛利元就の遺志を継ぐ両川の時代の話なので、その時代的な連関にも興味があります。
作者からの返信
いろいろ大変でしたね、スマホ等々……^^;
さて、拙作は、前作「西の桶狭間」がライトなノリだったのに比して、今度はダークなノリの、どちらかというと、従来型の歴史小説を目指して書きました。
だからダーク経久が、ある意味、主人公です。
毛利が怒って反攻するスレスレで圧し潰してくる、究極の弱い者いじめも平然とやってのけます。
経久は経久で、嫡男が死んだので、尼子を守るための自衛行動(ただし積極的防衛)をしている認識だったりします。
……どちらにしろ、救われない展開ですが。
ありがとうございました。
五 謀略への応援コメント
九歳か……。
武家ならこれしきのことで、とも思わなくもないけど、性格によるのでしょうね。
既に真っ黒ですが、さらにどす黒く……。
そろそろ爽やか役が欲しいところ。
チラっチラっ。
作者からの返信
ウチの子が、「鬼滅の刃」の漫画はいいけどアニメはちょっと……って言ってるので、まあそんな感じだろうと思って書きました。
まあ戦国で武士の子となれば、何とかしろよとは言いたいですけど、たぶん元就や元綱に大事にされていたから、その辺の気組みがあまり無かったんでしょう。
黒いお話が、もっと黒く、暗くなっていくのはここからというのが……^^;
爽やか担当さん、育休中らしいという噂が……。
ありがとうございました。
四 調略への応援コメント
ここは我を張ったように見せかけて、元綱の名をお使いください、というところでしょうな。
すべて元網の責任になるので。
これでは毛利が尼子に寄りすぎたように見えちゃいますねえ。
作者からの返信
相合元綱が、そこまでスタンドプレーができる男だったら、アレな結末は待っていなかったでしょう……^^;
ちなみに元就本人が出張してきた場合(つまり、伝えられているところでは)、尼子経久は、元就にその「策」を思いつかせて実行させていました。
……何だかどのルートを選んでもダメな無理ゲーですね、毛利。
そんなわけで誘降策が実施され、元就の策士ぶりは知れ渡るんですが、同時に元就の信用はどうなるかというと……。
そしてそれは大内家からすると、やはり、おっしゃるとおりでしょう。
ありがとうございました。
一 鏡城への応援コメント
毛利家は、「信長の野望」とwikipedia の知識ぐらいしかないので楽しみです。
大内義興は、信長の先駆者的なところがあるので、ちょっとだけ調べたことはありますが。
毛利に仕えていた熊谷元直と同姓同名なのに、元就に討たれた人がいたのですね。
縁起わるいと思わなかったのかな。
作者からの返信
実は私も「のぶやぼ」とwikipediaの知識ぐらいしかありませんorz
いや、他にもムックとか買って読みましたけど、wikipedia以上のことが無かったという……。
大内義興、この人の生涯を描くだけでも、一篇の歴史小説が成り立つほど凄い人なんですけどね、いかんせん注目されておりませんね。結局、山口に帰るし、息子がアレだし。
件の熊谷元直は、おそらくメルキオルさんですよね。
まあ、毛利から「元」の字を貰って、縛りが出来てしまったから、しょうがないんじゃないでしょうか。
「直」もどっかからの縛りで入れざるを得なかったんでしょうし^^;
いちおう、オリジン元直は猛将の誉れ高い人だから、あやかりたかったかもしれませんね。
ありがとうございました。
二 毛利への応援コメント
優れた武将は決断力が早いなぁ〜と
思います。
しかも、あらゆる方面に視野が及び
相手方の意図をきちんと見抜き
ときには驚くべき戦法を取ったりして。
そういったところが
なるほどなぁ〜
と、凡人は感心してしまいます(^^)
作者からの返信
これは後世から見て、毛利元就がどう動いたか知っているから書けることですね^^;
私もwikipediaを見て、「おお、こんなことしてたのか」とか、
「あ、こういう考えだったのか」と感心しきりです(笑)
元就と経久、互いに同レベルの知恵の持ち主ですが、経久の方が先輩なだけに、老獪です。
果たして、この狐と狸の化かし合い、どちらが勝つのか……。
ありがとうございました。
一 鏡城への応援コメント
あぁ、お懐かしゅうございます!
毛利元就さま、尼子経久さま、ユキちゃん!
(あっ、ユキちゃん出てませんね💧)
前置きを読ませて頂いて
ナゾの緊張感に包まれながら
同時にワクワクしています。
四谷さんの歴史小説、大好き!
またWikipediaとGoogle先生に
お世話になりながら…
朝読書が楽しみになりそうです。
作者からの返信
お久しぶりです……で、いいんでしょうか^^;
拙作は、「西の桶狭間」のつづきのようであり、つづきではないかもしれない、という感じの立ち位置となります。
なので、元就や経久や妙玖(←出ます)は出ますが、果たして「西の桶狭間」と同じかと言われると、どうかは微妙なのです……。
大好きと言われて、こちらも嬉しゅうございます。
よろしくお願いします。
ありがとうございました。
一 鏡城への応援コメント
お、毛利クロニクルの続きですね。
この時期の安芸豪族の右顧左眄ぶりには同情を禁じえません。
強い方に付く。戦国の習いと言えばそれまでですが。
楽しみににしてますね。
四谷軒さまのセルフレイティング付き。
作者からの返信
吉田郡山城の戦いを書こうと思ってたら、それに至るまでのダークネスな安芸を描くことに(笑)
華々しく初陣を逆転勝利で飾った元就、実はそれは無理ゲーの始まりだった……。
……最初はそんな感じで、そりゃもう安芸は大騒ぎだぜとサラッと流して、よっしゃ尼子詮久と対決だあっと行くつもりだした。
……が、そのプロローグ部分が本編に^^;
セルフレイティング……ある意味、そうせざるを得ないほどの、暴力的かつ残酷な謀略の嵐なんですよね、この頃の安芸。
じゃあいっそのこと性描写をするか、というとんでもない作者の野望(?)で、セルフレイティング全部つけちゃいましたが、果たしてどうなることやら。
ありがとうございました。
一 鏡城への応援コメント
おお、四谷軒さんのモウリー(苦しい)クリスマス有難うございます!
作者からの返信
はっぴぃ・もうりぃ・いやぁ(苦しい)でございます。
さて、コメント付きレビュー、ありがとうございます。
いやあ、宇宙まで行った反動で、一気にこの国の戦国に帰って来ました(笑)
ちなみにノクター〇に私が行っても、辛気くさくて誰も読まないでしょう^^;
毛利元就……朝読があるもんだと思って書いた前作、これが朝読ナッシングと知ったショックで、今作を書きました(嘘
カクコン期間中は今作を更新して、前作の宣伝をしようと(大嘘
いやちょっと、ホントは厳島の戦いを書こうと思ったら、何か気がついたらビフォアーヒストリーを書いていたんです^^;
で、いちおうセルフレイティングしてます。
まあ私が書いてもそこまでアレにはなってないと思います。
性描写は深読みしなければ分からないレベル……だと……思います……たぶん……うん……いや、私も中学生で司馬遼読んでたし!(苦しい力説
ありがとうございました。
十三 尼子への応援コメント
前後から挟み撃ちにできれば、という意図は分かりますが……。
それには城方との連携が必須。
牛尾さん、やっぱり猛牛なのか。
作者からの返信
安芸武田の武田光和は猛将なので、うまく二正面作戦に持って行けば、大内家も苦しい展開になったのかもしれません。
あとは亀井秀綱の言うように、戦わないで近くに陣を構えて「いやがらせ」に徹すれば、千日手みたいにお互い動けない状態になったのでは。
……でもいずれにせよ、大内家というか大内義興の目的は厳島なので、その掌の上にいることには変わりないという……。
つまり、牛尾さんは会戦という、一番やってはいけない選択肢をやってしまったのです。
一発で撃破されてしまったら、千日手というか牽制すらできないし^^;
ありがとうございました。