応援コメント

十二 大内」への応援コメント

  •  こんばんは、御作を読みました。
     尼子と大内の競り合い、胃にくるようや張り詰めた描写が上手いなあと唸らされました。
     しかし、ここに来て二線級の指揮官を出してきたらということは、尼子も戦線広げ過ぎて厳しいのかも知れませんね。
     後の元就さんをして、長男死後は「これ以上の領土拡大は無理」ってなったものなあ。
     はてさてこの戦い、どういう結末を迎えるのやら。手に汗握りつつ楽しみです。面白かったです。

    作者からの返信

    大内はいちおう優勢なんですけど、例の奇襲失敗の件で「しこり」があったりして、微妙な雰囲気がただよっています。
    尼子は尼子で伯耆攻めとその戦後処理が忙しくて、とりあえずということで牛尾くんという、いかにも二軍ですという人たちを出してしまう……。
    亀井くんとしては頭が痛いところですが、尼子家はこうでもしないとやってられないのも理解できてしまうところに、彼の苦悩があります^^;

    尼子家は、いみじくも後年の毛利家のように長男が死んでしまったのが、すべての狂いの原因なんでしょうね。
    長男がいれば、ここまで躍起になって拡大に傾注しないし、拡大したとしても、長男をこういう時に出陣させられるし……。

    でも現実は厳しい。
    そしてそんな尼子家の安芸国人衆の中に、虎視眈々と事態を見すえる謀神が……。

    ありがとうございました。

  • 拝読致しました。
    猛る牛の前に首を引っ込める亀(^_^;)
    冴え渡る謀略で元就を押していた経久においても自軍の将はなかなか制することが難しく……
    人事って難しいですねよ……(遠い目)
    しかし、督戦って、何をやるつもりだったのでしょうか。
    まさか某王弟ギスカールのように後ろから煽り倒すつもりでは(゚Д゚;)
    ありがとうございました。

    作者からの返信

    牛尾さんは真面目と言えば真面目なんですけどね……。
    のちに、安芸武田家が毛利元就によって滅ぼされる時、その時の安芸武田家の当主を奉じて脱出するぐらいは、真剣に安芸方面軍の大将でいるつもりでした。
    でもこの時は相手が陶興房という運の悪さです。
    陶興房ってほとんど無敗を誇る名将で、勝てた人はあんまりいません。
    その貴重な例外が、現状、牛尾さんの麾下にひとりいるんですが、まるでその価値に気づいていないところが……。

    督戦はあれですね、元就たちに攻めさせて、うしろで監督する、という程度の督戦だと思います。
    うしろから矢で射たりしたら、それこそ毛利たちが寝返って、尼子を滅ぼしてしまうでしょうし(笑)

    ありがとうございました。

  • これは牛尾と亀井の序列をはっきりさせなかった経久の思慮不足もあるかな。
    まあ、経久の時代の尼子は家内統制がそれとも中央集権的でもなかったから難しかったのかも。

    敵を見て戦わずにいられっか、という戦国武将じゃ、遠隔での統御は無理か。

    作者からの返信

    史実では牛尾の方が「上」だったみたいです。
    より酷い史実ですね……亀井がそこはサポートしろよ、という経久の無茶ぶりがあったのでは。
    おっしゃるとおり、詮久(晴久)の代に至らないと、こういう軍制は整えられなかったのでしょう^^;

    こういう時のために、キルヒアイスというか尼子久幸がいるんじゃないかと思うのですが、やっぱり手元に置いておきたかったんでしょう。
    そうすると、(少なくとも戦術面では)無比の破壊力を持つ牛尾を出すしかないか、となったんでしょうね。
    問題は、相手をする陶興房がそれこそキルヒアイス級の能力を誇るという……。

    ありがとうございました。

  • 牛尾幸清の行動は、評価がむずかしいですよね。
    猪突猛進の性格だからこそ、戦場で役立つとも言えるわけで。
    欠点は美点の裏返しと言うか。

    次回がとても気になります。

    近況ノートにコメントありがとうございました。
    史料という制約がある中で、作者があれこれと工夫するところに、歴史小説・時代小説特有のおもしろさがあるのでしょうね。
    隆慶一郎もそんなことを言っていた気がします。
    ライトノベルの歴史を紐解いていたら、隆慶一郎のなまえが出てきて、驚いたことがあります。

    作者からの返信

    牛尾さんは、尼子久幸とかの下で働けば、無類の攻撃力を発揮するタイプなんでしょうね。グエン・バン・ヒューみたいな。
    尼子家も余裕のない時期で(だからこそ大内家が攻めて来たんでしょうけど)、こういう中級指揮官を無理くり出さざるを得なかった、という感じかと思います。

    ちなみに私は歴史ものって、正史に対する二次創作みたい、と感じております。むろん、それが全てではありませんが。
    正史として伝えられるところを、どう「料理」するか……こう考えると、二次創作をしていた私にとっては、やり易く考えられたわけです。だからといって、スラスラ書けているわけではありませんが^^;
    隆慶一郎さん……「花の慶次」で、いろいろと「料理」をしていたような印象がありますから、やはりそういう感触を得ていたのでは、と勝手に考えております。

    ありがとうございました。


  • 編集済

    朝に始まり、夕暮れまで……当時の武士はどれだけ体力があったのでしょう。重い鎧を付け大変な運動量のうえ、生死を賭した緊張感は計り知れませんね。
    それにしても、狼に牛に亀……いろいろとにぎやかですね。(笑)🐺🐄🐢

    作者からの返信

    死ぬよりはマシ、あるいは、功成る時は今ぞ、と気合いで戦っていたんでしょうね^^;

    二つ名や苗字……動物のパワーにあやかりたかった、というのもあるかもしれませんね。
    かの坂本竜馬も、竜や馬の如き力を与えんと願って名乗ったと言いますし。

    ありがとうございました。