東洋の魔女

魔女と契約をして願いをひとつ叶えるかわりに、百日以内に願いを達成しないと死ぬ。
高校二年生の榊原洋一はある日、魔法陣が描かれた黒い革製のノートを手に入れる。

彼には近所に住む三枝亜耶という、同い年で同じ学校に通う幼馴染がいるが、
洋一は異性としての亜耶を意識しつつも、関係を進展させる勇気もなく、
今でも単なるご近所の友人どうしのままだった。

ところが、亜耶が同学年や部活動での男子人気も高く、
クラス男子イチのイケメン・木下も亜耶に想いを寄せていることを知らされた洋一は
このまま彼女を他の男に取られてしまうのではないかと案じ、
藁にもすがる思いで、魔女と契約ができるというノートを改めて取り出した。

彼の願いは、幼馴染の亜耶と付き合うこと。

魔女との契約が完了したのだが、そこに現れたのは…続きを読む