case3-3 看護師・深山環希

でも、あまり安心している場合ではなかった。完全に計画がここで行き詰ってしまった感があった。


今までだって"キスしたい"と心から言わせるなんて絶対無理だって思ったけど、今回はその比ではない。なんだかんだ言って朱音は踏み込んだ質問を出来るだけの関係性が出来ていたし、潤奈にいたっては勝手に踏み込んでこられた。


でも深山さんにはどう考えてもこれ以上踏み込める気がしなくて、それに今までで抱えている事情だって一番深い気がするってのは何となくわかった。八方ふさがりってこういう時のことを言うんだなって実感した。



「のんきに実感してる場合じゃなんだけどな。」



家で独り言を言ってしまうくらいには困っているみたいだった。もうやけくそになって香澄さんの家にでも行って抱きしめてもらおうかなと馬鹿なことを考えていると、また唐突に潤奈からの着信が入った。



「もしもし。」

「ねぇ侑さん暇でしょ?

おたまさんと鍋するんだけどくる?」

「おたま、さん?」



不思議なことに、潤奈がそう言うと下ネタにしか聞こえなかった。

よくよく考えてみてもそれが誰なのか分からなくて反応しないままでいると、潤奈は「もう!」と言って怒りだした。



「深山さん!深山環希さん!

通称、おたまさん!」



いや、わかるかい。

心の中で盛大につっこんだけど、俺の暗い気持ちに光がさしたような気持ちになった。



「行く。」

「了解、

じゃあ今日夜うちきてね。」



引っ越したら来てと言ったアイツの言葉にはっきりと"行かない"と答えたはずの俺は、すぐにその固い決意を破ってしまった。それでもここで行かないなんて選択肢を取るなんて度胸は俺にはなくて、二つ返事でOKを出してしまった。



潤奈ありがとう。お前は俺の救世主だ。



っていうかいつの間にそんなあだ名で呼ぶような関係になってるんだと潤奈をうらやましく思いつつ、俺は途中のコンビニでテキトーにビールやお酒を買って潤奈の家に向かった。



潤奈の家までも少しっていうところで、買い物袋をもって歩いている深山さんの後姿を見つけた。これはチャンスと思った俺は少し速足で深山さんのところに向かって、「こんばんは」と言いながら肩にトンと手を置いた。



「ひゃっ!!」

「わっ。」



俺が来たのに気が付かなかったのか、深山さんは前みたいにすごく驚いて手で頭をかばうように覆った。その声に驚いた俺が大きな声をあげたのを聞いて、恐る恐るその覆った手の隙間から俺の方を見た。



「あ、侑君。」

「すみません、驚かせました。」



驚いた拍子に深山さんが落とした買い物袋を拾って、ぺこぺこと謝った。すると深山さんは「私こそごめんなさい」と言いながら、俺が持った買い物袋を受け取ろうとした。



「あ、俺持ちますよ。」

「いいよいいよ。

自分のものも買ってるし。」



深山さんが言った通り、買い物袋には今日飲もうとしていたであろうお酒やお茶と一緒に、洗剤とかそういうものも入っていた。結構たくさん入っているから男の俺が持ってもずっしり重くて、たとえ個人的なものがあるとしてもこの先は俺が持ちたいと思った。



「今日全然動いてないんで、

筋トレさせてください。」



そのまま持つと言っても断られそうだと思ったから、その買い物袋を上げたり下げたりしながら言った。

しばらく深山さんは申し訳なさそうな顔でそれを見ていたけど、しばらくたってやっと「じゃあお願い」と言った。



「腕、結構たくましいんだね。」



最近暖かいというよりちょっと熱くなり始めたから、今日は薄手の長袖の服を着てきた。その成果があったのか深山さんが腕を見て褒めてくれて、ちょっとは相沢にも感謝しないとなと思った。



「鍛えてるんですよ。

モテるかなと思って。」



冗談めかせてそう言うと、深山さんは楽しそうに笑った。笑わせられたことが嬉しくなって、俺も同じように笑った。



「っていうかいつの間に潤奈と…。」

「びっくりしたでしょ。」



自分も驚いているって様子で深山さんは言った。でも嫌そうな顔はしていなかったから、少なくともいやいや一緒にご飯を食べているわけじゃないんだなと思った。



「潤奈ちゃん、家でもいっぱい

料理の勉強してるらしくてさ。

作りすぎたってたまに

持ってきてくれるようになったんだよね。

試食も兼ねてって。」

「なるほど。」



他人の領域に土足で踏み込むあいつならやりかねないと思った。

それと同時に深山さんは毎日アイツの料理を食べられるのかと思ったら、うらやましくも思えた。



「そうこうしてるうちに

すごい仲良くなっちゃって。

私あまり社交的じゃないし友達も多くないから、

潤奈ちゃんみたいにフランクにしてくれるの、

なんだか嬉しくて。」



本当にうれしそうに深山さんが言うから、俺も嬉しくなって「そうですか」と答えた。アイツの図々しさもたまには役に立つなと、心の中でまた褒めてやった。



「侑君が妹分っていう気持ち、

すごいわかる。」

「でしょ?

生意気なんですけど、

俺もなんかほっとけなくて。」

「そうそう。そんな感じ。」



潤奈の話をしているうちに、二人のマンションに到着した。深山さんは自分の鍵でオートロックを解除してくれたから、そのまままっすぐ潤奈の部屋に向かった。



「あれ?オートロックは?」

「そこで深山さんに会って開けてもらった。」



一旦荷物を部屋に置いてくるという深山さんを置いて先に潤奈の部屋のインターフォンを押すと、潤奈はオートロックを通過している俺を不審げな顔で見た。


でもその説明で納得してくれたのか「なるほどね!」と言って、部屋まで通してくれた。



ピンポ~ン♪


そんなやり取りをしている間に、インターフォンが鳴った。すぐに深山さんがくるからと鍵をしめなかった潤奈は、大声で「開いてるよ~!」と叫んだ。



「てか深山さんって。

かたっくるしい呼び方してんのね。」

「いやいや、

お前は崩しすぎだから。」

「いいじゃん、おたまさんって。

なんかかわいくない?」



潤奈は今から鍋に使うであろうおたまを俺の方に向けてそう言った。

何も面白くないぞと思いながら冷ややかな目で見ていると、後ろから深山さんが笑いながら登場した。



「いいよ~おたまさんでも。」

「いや…っ。」



まさかそのあだ名を承認しているのかという事に驚きを隠せない俺に、潤奈は得意げな顔をして「ほら」と言った。でもさすがにそんなあだ名で呼ぶ勇気は俺にはなくて、「じゃあ環希さんって呼びます」と聞こえるか聞こえないかくらいの声で言った。



「ほんと、

侑さんって真面目でつまんないよね。」

「そう?

私は真面目くらいの方がいいと思うけど。」



まるで俺がいないかのように二人はガールズトークを進めつつ、残りの準備もテキパキとしていた。何をしていいのかわからない俺はとりあえずちょこんとダイニングテーブルに座って、二人の様子を観察した。



「ねぇ侑さん。

ちょっとは動いてよ。」

「あ、はい。

すみません。」



俺が何もしていないことに潤奈が気が付いて、そこから色々と指示を出された。文句を言えない俺はとりあえず言われたことを忠実にして、しばらくすると大きな鍋が運ばれてきた。



「季節外れの鍋じゃ~~!」


潤奈は楽しそうに言った。

確かに全然鍋の季節じゃないなと不思議に思っていると、潤奈は俺の心を読んだように「食材が余ったからその闇鍋だよ」と言った。



「それでは行きます。

オ―――プン!」



大げさに潤奈は言って、鍋の蓋を開けた。

するとその中には彩も鮮やかで美味しそうな寄せ鍋が出来ていて、とてもあまりもので作ったとは思えなかった。



「さすが潤奈ちゃん。」

「へへ。いいでしょ。」



二人は本当に仲のいい友達になったようで、お互い顔を見合わせて楽しそうに笑っていた。年齢が違ってもこうやって壁なく仲良くできるって、本当にいいことだなと思った。



「いっただきま~す!」

「いただきます。」



俺たちはビール、お酒の強くないらしい環希さんはお茶で乾杯をして、鍋をつっついて食べた。やっぱり鍋は季節外れだったみたいで、途中で熱くなって扇風機を付けた。


「肉とった!」

「侑さんさっきから

お肉ばっかり食べすぎ!

それ私のだったのに!」


しばらく鍋を食べ進めると、肉の取り合いになった。作ってもらった立場なのに俺はそれをわきまえることもなく、そのまま口に運んだ。



「肉にキープはないんだぞ。」

「なにそれ。」

「昔読んだ小説に書いてあった。」

「侑さん小説とか読むんだ。意外。」



だいたい話しているのは俺たちで、その掛け合いを環希さんは楽しそうに聞いていた。一人暮らしをしていると人とご飯を食べるってだけでもなんだか嬉しくなって、俺たちはワイワイ話をしながら季節外れの鍋を食べ進めた。



「ごちそうさま。」

「美味しかった、ほんとに。」




環希さんと俺がほぼ同時くらいのタイミングでそう言うと、潤奈は嬉しそうに「お粗末さまでした」と言った。前とは違ってすごく生き生きとした顔をしているのが俺も嬉しくなって、「頑張ってるな」とまたいつか言ってやろうと思った。



「じゃあそろそろ俺行くわ。」




その後もしばらく話をした後、「明日も仕事だから」と言いながら俺が立ち上がると、「私も」と言って環希さんも一緒に立ち上がった。潤奈は一瞬寂しそうな顔をしていたけど、「またしようね」と言ってすぐに笑顔になった。



「ありがとうございました。」

「こちらこそ。」



お互いに礼をして、すごくあっさり、俺はその場を去った。

仲良くはなれたけど、やっぱりここから環希さんに踏み込んでいける気が、一切していなかった。






~♪


そんな平日の昼間、仕事の休憩時間にまた潤奈から電話がきた。

確かに相談はしていいと言ったけど、俺に頼りすぎてたら好きな男なんて見つからないぞと思いつつ、電話を取った。



「あのさ、

ちょっとおたまさんに

連絡してみてくんない?」

「なんでだよ。」



自分がすればいいのに仕事中の俺にわざわざ連絡させるってどういうことだよと思っていると、潤奈は「いや、違うの」と何が違うか分からない否定をした。



「今日お昼、

新作の試食しに来てくれる

って約束だったんだけど来なくて、

連絡してるけど出ないの。

心配なんだけど私今戻らないとまずいから、

侑さんちょっと連絡してみて。」



「お願い!」と勢いよく言って潤奈は電話を切った。

お前が連絡しても出ないのに、俺が連絡して出るわけないだろと思いつつも、断れない性格が邪魔をして、俺は環希さんに電話をかけることにした。



~♪


電話をかけると呼び出し音は聞こえてくるけど、なかなか出なかった。

もしかして急な仕事でも入ったんじゃね?と思って電話を切ろうとすると、その間際に呼び出し音が途切れた。



「あれ?環希さん?」

「…。」



通話にはなってるんだけど、応答がなかった。

これはいよいよおかしいと思ってもう一度「環希さん?」と呼びかけると、小さい声で「はい」というのが聞こえた。



「よかった、出た。」

「ごめんなさい…。」



弱々しい声で、環希さんはなぜか謝った。あまりにも弱々しい声だったから心配になって、「大丈夫ですか?」と聞いた。



「熱、出ちゃって。

ごめん…連絡する前に、寝ちゃってた。」

「え、大丈夫なんですか?」



本当に具合が悪そうだったから、本気で心配になった。でも環希さんは「大丈夫」とだけ言って、「本当にごめんね」と何度も繰り返した。



「潤奈ちゃんに悪い事しちゃった…。」

「大丈夫です。

俺から連絡しときます。」



連絡も出来ないくらい辛いならそれくらいは俺がする。そう思って言ったのに、環希さんはそれすらも「大丈夫」と言った。



「病院、行けますか?」

「ううん、大丈夫。

家に薬があるから。」



そうか、看護師さんだった。ようやくそれを思い出して、環希さんの言葉を少しは信用した。

でも一人暮らしの時の風邪の心細さを、誰より俺は知っている。だからめげずにもう少し念押しすることにした。



「必要な物、買ってきますよ。」

「ないよ、大丈夫。」



もしかして"大丈夫"としか言えない、ロボットと電話しているのだろうか。

そう思うほどに環希さんは大丈夫を繰り返した。もう少し粘りたかったけど、これ以上話を続けさせる方がしんどいなと判断した俺は、なんとか潤奈への連絡だけは俺にさせてくれと説得した。



「侑君にまで迷惑かけて…。

ほんとごめんね。」

「迷惑でもなんでもないです。

こんなこと。」



「ゆっくり寝てくださいね」と言って、早めに電話を切った。潤奈には仕事中でも読めるようにメッセージを一つ残して、納得いかないまま仕事に戻った。



"私今日遅くまで帰れないから

飲み物とか買って、

おたまさんち持ってって。"



すると夕方くらいに、潤奈からそんなメッセージが入った。

オートロックの壁をどうやって突破するんだよと思っていると、潤奈は店によって鍵を取りに来いと言った。



なんて図々しいやつだと思った。



のに、俺はやっぱり断れなくて、なにより環希さんの弱々しい声が心配過ぎて、潤奈の言う通りまずあのカフェに向かった。



「よろしくね。」



着いたと連絡すると、シェフの格好をして寄ってきた潤奈に鍵を渡された。

その服を着ているのを始めてみる俺は、思わず全身ジロジロと見つめてしまった。



「なによ、変態。」

「お前が言うな。」



反抗はしたけど、確かに無言で全身見ていたらそれは確かに変態だ。俺は一応一言「ごめん」とだけ言ったあと、「似合ってるよ」と付け足しておいた。



「当たり前でしょ、

私が着てるんだから。」

「はいはい。」



潤奈はふざけてそう言ったけど、顔はまんざらでもなさそうだった。

その後すぐに仕事に戻らなきゃという潤奈に「頑張れよ」とだけ告げて、そのままマンションの方へと向かった。



一人暮らしの女性が寝込んでいるのに、わざわざインターフォンを押して出てくるのを待つのはよくない。


それに寝ていた時起こさないためにって潤奈に鍵をもらったんだからと、オートロックを軽く突破して、買っていった飲み物とかゼリーの袋をドアノブにかけた。



"必要ないかもしれませんが、

飲み物とかドアにかけときました。

お大事にしてください。"



帰りながらメッセージを送ると、すぐに"ありがとう"と返事があった。

もしかして寝れないくらいひどいんじゃないよなと心配はしたけど、やっぱりこれ以上踏み込むことが出来なかった。





「これは、まずいなぁ。」



本気でまずいと思った。

どれだけ俺が歩み寄ろうとしても、環希さんとの間には壁を感じたし、「これ以上こないで」というバリアみたいなものも感じてしまっていた。


そんなことにだけ敏感とか、めんどくさい機能搭載するのやめてくれ、神様。



そんな理不尽な文句を心の中でいいつつ、俺は最後の望みをかけて、相沢に電話をした。



「こんばんは!」



まるで待っていたかのように、ワンコールもしないうちに相沢は電話を取った。

予想はしていたけどあまりの速さに、ドン引きした。



「佐々木様の方から連絡していただけるのは

久しぶりですよね。」

「そうですね。」



"把握"してたなら、わかってただろ。

心の中では悪態をついていたけど、相談をしようと思ってかけた手前、あまり強いことは言えなかった。



「どうされました?」



いや、それも"把握"してるくせに。

そう思って俺が「聞くなよ…」というと、相沢はあっさり「失礼いたしました」と答えた。



「なかなか高いですね、壁が。」

「ですよね~。」



難易度があがるって聞いていたけど、あまりにも高くなりすぎだろと文句を言いたかった。でももしかしたら俺の力不足がすぎるだけかもしれないから、口に出すのはやめておいた。



「この間。」

「はい。」

「この間、

コーヒーに砂糖を入れてくださいましたよね。」



またコーヒーの話ですか。

こいつはいつも分かるようでわからない例えを、コーヒーを使ってする。前回の経験でそれが分かっていた俺は、静かに耳を傾けることにした。



「でも、

私本当はブラックの方が好きです。」

「はぁ?!?!?」



静かに耳を傾けようとしていたのに、思わず大きな声が出た。



「お前が砂糖入りがいいって言ったんじゃん!」

「やだな、

たとえ話するために決まってるじゃないですか。」



本気でふざけんなよと、心の底から思った。

会っていたら思いっきりにらんでしまっていただろうから、今日は電話で良かったと思った。



「でも砂糖入りを出されたとき、

私は何も言いませんでした。」

「うん。」

「佐々木様に砂糖入りが好きかと聞かれたら

好きだと答えたかもしれません。」



怒りと疑問が頭の中をぐるぐると回って、もう言葉が出なくなった。それをいいことに相沢は、ツラツラと話を続けた。



「何も言わないから好き

というわけではありません。

好きと聞かれてそうだと言ったから、

本当に好きとは限りません。


女というのはそういう生き物です。」

「意味、わかんねぇ…。」



だとしたらむずすぎんだろと思った。

聞かないと答えないし、聞いても本心を答えない。どうしたらいいのか余計に分からなくなって、電話をしながら頭を抱えた。



「わかりました。

今回は大ヒントです。」

「はい。」



そんな俺を見かねて、相沢は大ヒントとやらをくれるらしい。

でもこいつのヒントはいつも謎解きみたいだし、あんまり期待しないでおこうと思うと、「そうですね、」と相沢が前置きをした。



「"大丈夫"に、

だまされないでください。」

「大丈夫…。」

「はい。」



環希さんはいつも"大丈夫"と言っている。

でもそれに騙されるなと…。

やっぱり謎解きみたいな大ヒントを聞いてもどうしたらいいのか、全くいい案は浮かんでこなかった。



「それでは、失礼します。」

「ちょ、待って。」



いつも通り、一方的に電話を切られそうになった。

それを止めるために大声を出すと、相沢は不審げな声で「なんでしょう」と言った。


「結局、どっちなの?」

「何がですか?」

「砂糖入りと砂糖なし、

どっちが好きなの?」



もしかしてこの答えもヒントになるかもしれないと思って、ダメ押しで聞いてみた。すると相沢は俺の気持ちも全部察したように余裕ぶって笑って、「秘密です」と言った。



もう、飲み物自体出すのをやめてやることにした。


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