概要
商店街でミニスカサンタと出会った少年は……
商店街でティッシュ配りをしていたミニスカサンタは少年に声をかける。
サンタからのプレゼントとして、その手にあったティッシュを渡す。
どこにでもいる普通の少年が、とあるサンタクロースと出会うことで悲しき、温かい真実を知っていく。
幸せの裏側にある物語とは。
皆の幸せを願い、笑顔を守る魔法使い。
これは、ある年の冬に起こった少年と魔法使い――シャーロット・クロースの物語。
語り継がれることのない、奇跡の物語だ。
応援ありがとうございます。楽しんでいただける作品を創り出せるようにがんばります。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!そのささやかな出遭いは奇跡の出逢いだった
佐倉幸介は高校生。サンタクロースなどとっくに信じてはいないのだが、しかし。冬の町で彼はミニスカサンタに出遭う。そしてプレゼントをもらうのだ。彼女――シャーロット・クロースがバイトで配っていたティッシュをひとつ。そんなささいな出来事から、幸介とシャーロットの物語は始まる。
まず目を惹かれたのは幸介くんのリアリティ。冷めてはいないけれど斜に構えていて、受け身だけど受けるばかりの状況に不満足。ありがちな男子高校生ならではな有様(ありさま)が容赦なく描き出されていて、「等身大」の主人公像が成立しています。
そして幸介くんがそうだからこそ、シャーロットさんとのあれこれや妹さんとのやりとりの中で動い…続きを読む