第144話  科学技術力

アメリカ

( ̄∇ ̄)ノ ターボエンジンを開発したよ!




[ターボ](ターボチャージャー)とは

空気中の酸素をかき集める装置です


航空機は高高度に昇る(空気が薄くなる)

とエンジンに送る酸素が足りなくなって

エンジンが止まります

航空機には飛行高度に限界があります

※他にもパイロットの酸欠や凍傷など

高高度には各種問題があります



ターボエンジンの開発は航空機の限界高度を

大幅に引き上げました

これはつまりアメリカの航空機は日本の

航空機が届かない遥か上空から

安全かつ一方的に爆弾を落っことせる

という意味です



アメリカ

( ̄∇ ̄)うははは!技術力の勝利だ!


日本

(; ´∀`)アカンもう手が付けられんでござる




太平洋戦線を引き分け狙いとした

日本の消極的な作戦プランは

そもそもの国力差が大きいアメリカの

戦力増大を加速させる事になります

真正面からぶつかり合ってた時期の

ほうがまだ紛れがありましたが

それはもう今さらな話でした




アメリカ

( ̄∇ ̄)中国、飛行場作ってくれ!

応援を送る!


中国

(`∀´)マジか!土地なら無限にある!




世界最大のヒマラヤ山脈をもひとっ飛びで

越えられるようになったアメリカは

ついに直接的な戦力を中国に送り込み

はじめます


中国戦線における日本軍も例に漏れず

物資切れで馬に乗って戦うなど

先祖返りを起こしつつありましたが

それでも互角以上で戦えていたのは

中国に航空戦力がなかったからです


アメリカの空軍力が加わった事で均衡が崩れ、

日本は中国に負けない事はできても

[勝つ]ビジョンがなくなってしまいます



日本の目指す[講和への糸口]は

途切れてしまいました



日本

(; ´∀`)勝ちもできず引き分けもできず

困ったでござる…



───



そしてアメリカは高高度の飛行能力と

長距離の航続距離を兼ね備えた

超重爆撃機[B-29スーパーフォートレス]を

完成させます

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