幕間/第78話 開拓
日本
(;  ̄ロ ̄)ノ しゃーなし開拓するぞ!
日本は併合前からインフラ整備を手伝って
ましたが政治上の権限も得たので
開拓範囲を広げます
カースト制度を廃止します
貴族と豪農を廃止して土地を分配します
治水工事や土木工事も進めます
銀行も建てます
教育も拡充します
日本の植民地政策と
ヨーロッパ列強の植民地政策の決定的な
違いは
[本国の税金を植民地に使うかどうか]
です
植民地は搾取対象なので
植民地は本国に上納したお金の
残った分で自地区を育てなければならず
成長には長い時間がかかります
植民地の発展のために本国のお金が
投資される事はありません
(白人型植民地のカナダやオーストラリアでも少し
有色人型植民地は無支援です)
2000年近く親分も子分も持たなかった
ぼっちエリートの日本は植民地経営の
ノウハウを知りません
とりあえず日本国内と田舎と同じかな
感覚で日本の収入を植民地経営に
投入していきました
朝鮮、台湾と南太平洋のちっこい島々は
つまり日本の税金投資で発展します
結果ヨーロッパ系植民地よりかなり
速い発展を遂げていきます
───
この過程で日本はひとつ間違えました
それは教育です
日本の植民地開拓のコンセプトは
日本と同じレベルにまで引き上げる
です
日本
(o´∀`)言葉通じないと不便
朝鮮の教育に日本語を追加
日本人もなるたけハングル覚えよう
朝鮮
(#`Д´)できるかボケェ!
朝鮮人は教育が嫌いです
識字率が6%程度しか無かった人々に
二カ国語を覚えろというのは
無理がありました
江戸時代で識字率80%だった勉強好き
日本はこの感覚がわかりませんでした
朝鮮人は日本語を強要されたとだけ
感じました
言葉の壁は国境の壁です
ぼっちエリートの日本はこの危険性を
知らないので割とあちこちで
日本語押し付け授業をしてました
母国語を消されると感じた朝鮮人に
不満の種が芽生えます
───
とはいうものの、
朝鮮人には長い従属国生活が生んだ
[不満は言えども革命せず]という
メンタルがあります
貧富の差がちょう激しかったにも
関わらず1000年国家変革が起きてない
世界でも稀な穏やかな民族です
(発展しなかった理由でもあります)
発展も順調なので、朝鮮経営は
おおむねうまく回っていきました
※部分的には反発がありました
日本じゃなくてロシアのお世話になろうと
ロシアに根回ししてて肩スカシ食った人達が
日本統治に反発してました
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