第145話  マリアナ沖海戦

アメリカ

( ̄∇ ̄)蜘蛛の巣2号を作る!



アメリカはガダルカナル島での戦術と同じく

相互連携する巨大防空網を構築する

作戦を立てます


航続距離の伸びた最新鋭航空機で

敵が近づく前に撃退し、なおかつ

日本、フィリピン、ニューギニアをすべて

攻撃射程に入れる事ができる基地を

作るべく動き出します



アメリカ

( ̄∇ ̄)巣の中心は…グアム、サイパンだ!



───



日本

(; ´∀`)ニューギニアに来ないでござるか



日本はアメリカがまず植民地だったフィリピンを

奪回に来ると考えてました

そして戦争のセオリー的に陸海空軍揃って

ニューギニア島から順次攻略してフィリピンに

迫ってくるとも考えてました


アメリカはこの常識をすっ飛ばします

海空軍だけで太平洋の島々を飛び石の

ように渡って一気に日本に肉迫しようと

します




日本

(; ´∀`)グアムは…まずい位置でござる

獲らせるわけにはいかぬ




日本は残るありったけの戦力を注いで

マリアナ諸島沖に出撃、アメリカを迎え撃ちます


海戦を今まで避けてきたアメリカも

グアム島攻略の如何は戦争の決め手に

なると考えました

アメリカも持てる戦力を全力投入します



アメリカ

( ̄∇ ̄)ノ 新アメリカ艦隊、出撃!




アメリカ艦隊は空母15隻を含む100隻

日本艦隊は空母9隻を含む50隻

がマリアナ沖で対峙します



日本

(||゜Д゜)空母15!!



一時期は空母0隻にまで陥ったアメリカ艦隊は

ちょう復活を遂げていました

世界一の工業力で月1隻のハイペースで

空母を完成させていました


経済力、工業力の差は圧倒的でした



───



この時点での日本はまだ開戦初期の

華々しい勝利のイメージに囚われています


初戦の勝ちは空母なら艦艇を倒せる

という所に理由があります


空vs海の戦いです



しかしアメリカは

[空で勝つにはどうしたら良いか]という

イメージを追求してきていました

アメリカ艦隊は日本艦隊の倍ですが

艦砲で撃ちあう事など想定しておらず

[情報を集めるための高速艦]と

[航空機を迎撃するための対空艦]と

[空母]この3点に特化した艦隊でした


空vs空の戦いです


これは大きな認識の違いでした






日本艦隊の航空機がアメリカ艦隊を

襲います


最終防衛ラインとも言えるこの戦いの

ために、真珠湾攻撃350機やミッドウェー

海戦300機を超える500機の航空機を

方々からかき集めました

これは日本が投入できるほぼ全戦力

です


しかし、アメリカは1000機以上の航空機と

防空特化艦隊をもって迎撃します



日本

(; ´∀`)ここまでの差でござったか…


アメリカ

( ̄∇ ̄)優勢!これを落とせば勝ちだ!




日本の最後の抵抗ともいえる戦いは

あっけなく勝負がつきました


日本の航空隊はアメリカの防空陣形を

突破できず、文字通りの全滅をします

そして逆撃により日本空母7隻が

撃沈及び大破しました


アメリカの被害は航空機1割と小破艦艇が

数隻、ほぼ無傷という圧倒的な快勝でした




アメリカ

( ̄∇ ̄)勝った!決まったなこれは!


日本

(; ´∀`).o(この戦…負けたでござる)




グアム島、サイパン島は占領され

蜘蛛の巣2号は稼働します


航空戦力のほぼ全てを喪失した日本は

本土空襲に晒されはじめました

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