第146話 賭けに勝つのは(下)
ドイツ
(;σ´ཀ`)σ 弾が切れた… 当たったか…?
イギリス
(ll ̄ロ ̄)はぁ はぁ はぁ
ドイツ
(;σ´ཀ`)σ 当たらなかったか…
ロンドンを襲ったドイツの起死回生の賭け
V2ロケット連射はイギリスに致命傷を与える
には至りませんでした
イギリスは鉄板で装甲した気球をロンドン
上空に浮かべて必死に抵抗します
音速を超える質量兵器に対して
気球では気休めにしかなりませんが
それでも地表に直撃するよりマシと
国内全ての気球を集めてロンドン上空を
覆い尽くしました
この攻撃でロンドンは少なくない被害を受け
ロンドン市民に多大なトラウマを植え付けました
しかし国家の中枢機能が破壊される
ような深刻な被害が出る事は無く
イギリスはこの攻撃を凌ぎきったのです
イギリスが幸運でドイツが不運だった、
そういう面も一部分ありますがその
ひと言で片付くものでもありません
当たらなかった最大の要因は
命中精度が悪すぎたせいであり、
ドイツに完成の猶予を与えなかったのは
イギリスの努力と判断であり、
そういう因果の積み重ねの結果です
ドイツの最後の賭けは失敗しました
イギリス
(ll ̄ロ ̄)焦った!なんて兵器考えやがる!
アメリカ
(; ̄∇ ̄)発想ならイギリスもタイガイやで
イギリス
(; ̄ロ ̄)ノ 反撃!ロケット基地と工場を
爆撃しろ! 1つも残すなっ!!
イギリスは反撃を行いロケット施設をすかさず
撃破します
ドイツは内陸部の山奥にロケット施設の再建を
はじめますがしかしもう時間がありま
せんでした
ドイツ攻略を目指して爆進する地上軍が
第1次世界大戦でも破られる事のなかった
ドイツ国境ラインを突破します
連合軍はついにドイツ国内へと
なだれ込みます
───
[ドイツに上陸侵攻するのに最適な港]
であるアントワープ港があるベルギーにも
大量のV2ロケットが降り注ぎました
ベルギー
.:(; ° ཀ °): アトは…タノむ… ガクッ
イギリス オランダ アメリカ
(; TДT);TДT);TДT) ベルギーっ!!!
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