せかいたいせん
runious
序部
第01話 大艦巨砲主義
人の目から見える水平線までの
距離は約4kmです
戦艦の当てられると言われてる
砲撃距離は10kmです
イギリスの戦艦ウォースパイトは
20km先の船に当てました
レーダーやGPSが無かった時代、
港にいる敵船ならスパイとかで捕捉
できますが、大海原に出られると
どこに向かったのかわかりません
つまり戦艦というのは
・好きな所に出没できて
・突然沖合いの見えない所から
・巨大な砲弾をバシバシ撃ちこめる
という兵器です
対策は、哨戒をたくさん出して目視で
発見するしかありません
つまり自国の沿岸全部を見張る必要が
あります
見つけたとしても次は勝たなければ
いけません
敵戦艦がデカければデカいほど
対抗戦力も必要です
ドイツは巨大戦艦ビスマルク1隻で
イギリス艦艇100隻以上を沿岸に釘付けにし
イギリスを悩ませました
さらに。戦艦の艦砲は口径が
太ければ太いほど遠くに飛びます
大口径の砲塔を積むためには
船体が大きくなければひっくり返ります
戦艦はどんどん大きくなって
いきました
このあたりが[大艦巨砲主義]時代の
戦艦の考え方です
第2次世界大戦(1939年~)の直前までは
この感覚が世界の常識でした
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