せかいたいせん

第19話 中国的価値観

中国には古来から

[お役所のやり方が気に入らなかったら

山賊にでもなればいい]

という暗黙の常識があります

中国の山賊は豪快で、戦力が

溜まってくると近隣のお役所を襲撃し

そのまま自治を始めてしまいます

政府から討伐部隊が来る事もありますが

たいていの場合は政府から官位や役職が

降ってきて(´∀｀)そのまま治めてｲｲﾖ

というｹｰｽが多いです

中国は結果至上主義の世界で

過程はどうあれ結果的に成功した

人は偉い、という価値観があります

[山賊]も立身出世への方法のひとつ

なのです

(山賊、義勇軍、軍閥･･･いろいろ

呼び方がありますが中国では境界線が

あいまいで、中身はみな同じです)

もうひとつ、食い物に対して

異常に固執するという習性があります

(食い物をくれる相手になびく、

とも言い替えれます)

戦争で食料を枯渇させた軍司令官は

高確率で部下に殺されます

飢饉などでお役所が対応をしくじると

あっさり離反し近隣の山賊や有力者を

支持します

食い物に忠実なのが中国人です

この辺が中国の価値観ですが

ｲｷﾞﾘｽはこれを理解できませんでした

最新式のｲｷﾞﾘｽ流統治術は

まったく受け入れられず

中国には山賊が溢れかえりました

ｷﾘｽﾄ教の拡散は

協会の恵みという名の食い物ﾊﾞﾗﾏｷ

作戦であっさり流行したのですが

植民地統治するとなると

なかなか言う事を聞きません

ｲｷﾞﾘｽ

(;´Д｀)なんだこの国やりずれぇ

※最近お騒がせの実効支配ですが

結果的に領土にできてしまえば

やった奴は偉かった、と

評価されるのが中国の価値観です

この価値観は今なお健在です