第117話+ イラン進駐(1941年)

イランはイスラム教の指導者が国家元首になる

宗教国家です

かつてメソポタミアでありペルシャでもある

地球史上屈指の歴史を持つ長寿国家で

この当時ヨーロッパ以外で独立を保っている

数少ない国のひとつです


しかし文明発展レベルという点では

ヨーロッパ勢に及ばず、オスマン帝国と同じように

ヨーロッパの技術支援を受けていました




イギリス

( ̄∇ ̄)石油プラント作ったげる!

その代わり石油利権ちょうだい!



イラン

(,,•﹏•,,)国が発展するのは良い事!



しかし、



イラン

(,,•﹏•,,)利益が全部吸われちゃってる…




やはりオスマン帝国と同じような展開になり

イランはイギリスに不信を持っていきます




───




そして第2次世界大戦が勃発し

ドイツの快進撃によりイギリスら連合国は

劣勢に立たされます



イラン

(,,•﹏•,,)チャンスかもしれない

ねぇドイツ、イギリス追い出してくれたら

石油売ったげる 助けに来て



ドイツ

(; ´∀`)石油ちょう欲しいし助けたげたい

けど遠いなぁ…



イギリス

 †

( ̄∇ ̄)キュピーン




オスマン帝国の旧領である中東地域

(シリア、ヨルダン、イラクあたり)は

イギリス、フランスの委任統治領になっており

イランは果てしなく遠いのです


※委任統治領=建国準備地域

まだ国家運営機能が整っていない地域で

他国が国家運営を肩代わりしてる国

植民地ではないけど保護国のような

感じです



───



しかしイタリアが参戦し、それとほぼ同時に

フランスがドイツに降伏しました

この事でドイツは地中海への道が

開通し、かつ中東地域のフランス拠点が

ドイツの手に渡ります



ドイツ

(o´∀`)これなら助けられるかも



イギリス

 ††

( ̄∇ ̄)キュピキュピーン




この動きを察知したイギリスは

イランを防衛するという名目のもとに

イランに軍勢を配置しました

ロシア、インド軍も加わった大軍勢が

イランに進駐します




イギリス

( ̄∇ ̄)´ω`)๐_๐)ウチら敵じゃないよな!

な!な! 守ったげるからね!



イラン

(;;•﹏•,,)これじゃ主権侵害じゃないか…

けど身動きが取れない 助けて



ドイツ

(; ´∀`)アカン!先を越された!




ほぼ同じ頃に行われた、石油を求めて

ロシアへ攻め込んだバルバロッサ作戦は

ロシアの抵抗が頑強で短期決着させる事に

失敗します


イランの重要性は増しました




ドイツ

(; ´∀`)ノ 北アフリカ戦線を増員する!

イランを救出するのだ!

あわよくば石油割引してもらうのだ!



イタリア

(๑'ᴗ'๑)応援助かった ちょう負けてた




混戦と激闘の北アフリカ戦線が始まります

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せかいたいせん runious @runious

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