番外編(おむにばす)

第66話+ 孤狼エムデン(1914年)

エムデン

(o´∀`)がんばるー




ドイツ海軍 軽巡洋艦エムデン


第1次世界大戦の前にドイツ東洋艦隊の

1隻として中国植民地に配属されます


第1次世界大戦が始まり日本から

宣戦布告を受けたドイツ東洋艦隊は

アジアから逃げる事を選択、

南米アルゼンチン航路でドイツに帰還する

事になります



ドイツ東洋艦隊

(・ω・)バルチック艦隊倒せる日本に

勝てるわけない



エムデン

(o´∀`)オイラは敵を倒したいッス



ドイツ東洋艦隊

(・ω・)ならインド洋から帰ってイイヨ



エムデン

(o´∀`)1隻で?



ドイツ東洋艦隊

(・ω・)1隻で



エムデンは補給艦1隻をお供に付けて

インド洋に向かいます



エムデン

(o´∀`)出撃だー




───




エムデン

(o´∀`)ていうか1隻じゃ勝てない



エムデンは巡洋艦の中でも小さい部類、

しかも旧型艦で武装も装甲も貧弱です


イギリスは

[インドで稼いだお金でヨーロッパで戦う]

と言っていいくらいインドの収入力に

依存してました

イギリス輸送船団はイギリスの生命線です

エムデンはそこを狙う事にしました



エムデン

(o´∀`)輸送船狙えー 撃破撃破ー



イギリス

(; ̄∇ ̄)うわぁめんどくさい



イギリスから刺客が放たれます

しかしエムデンは隠れるのがうまい船でした

運も持っていました

巧妙にかい潜りながら輸送船を破壊

していきます



エムデン

(o´∀`)壊せ壊せー



───



補給艦

( T∇T)物資なくなりました



エムデン

(o´∀`)そりゃそうだよね



エムデンには基地がありません

燃料が切れました



エムデン

(o´∀`)奪うか



エムデンは拿捕したイギリス船から

燃料や弾薬、食糧を

自分と補給艦の分も奪いながら

戦いを続けます


イギリスの要請でロシアや日本からも

刺客が放たれましたが

それでもエムデンは見つからず

時折現れては輸送船を破壊します


途中でイギリス補給艦を買収して

お供の補給艦が2隻になります



エムデン

(o´∀`)まだまだいける



───



エムデンはニセモノの煙突を1本作って変装し

イギリス軍陸上基地を襲いました

変装作戦は大成功、噂のエムデンだと

思わなかったイギリス基地は侵入されて

大ダメージを受けます



エムデン

(o´∀`)うははは



イギリス

(#`Д´)あれなんとかしろ!



エムデン捜索に戦艦も投入されました

しかし見つかりません

エムデンは一時寄港した中立港で

(o´∀`)次はあっちに行くよ

と偽情報を流しまくってました

イギリスは翻弄されます


時折すれ違うイギリス輸送船を破壊しつつ

変装作戦を使ってさらにもうひとつ

基地を襲撃しました



───



エムデン

(o´∀`)海底ケーブルを切断しよう



今度はイギリスの至宝である海底ケーブルを

狙います

通信基地を襲撃して海底ケーブルを切断

しました



エムデン

(o´∀`)成功 うはは



しかし通信基地なだけに情報が速く

援軍を呼ばれました

上陸部隊の回収に手間取ってしまい

ついに刺客に発見されてしまいます


旧型艦のエムデンでは真正面からの

戦いでは現役艦にかないませんでした



エムデン

(o´∀`)ここまでかー 無念



巡洋艦エムデンはついに降伏しました




エムデン上陸隊

(o´∀`)まだまだー



上陸部隊はすかさず近くに置いて

あった帆船を強奪してインド洋を

脱出し、陸路でアラブ地域の山賊を

薙ぎ倒しながら同盟国オスマン帝国まで

なんとか辿り着きました

そして無事ドイツに帰還できたのです



エムデン乗組員

(o´∀`)帰ってきたー






ちなみにドイツ東洋艦隊の本隊は

イギリス艦隊に発見されて全滅しました

(フォークランド沖海戦)



───



エムデン1隻に被害に遭わされた船は

イギリス、ロシア、アメリカ、フランス30隻以上

輸送船だけじゃなく

駆逐艦や巡洋艦もエムデンに倒されました



エムデンは捕らえた輸送船の乗組員を

殺さず捕虜にして

次に捕まえた輸送船に乗せて逃がすのを

繰り返したので


[仁義ある海賊]として


敵各国からも賞賛されました

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る