月と渡り狼

朝が訪れることなく、夜だけが支配する世界「ドゥンケルナハト」では人々は人工的な月を中心に栄えた「月都」と「精霊灯」で守られた町や村が広がっており、人々はそこで生活を営んでいた。人は自分の現身である「精霊」を使い「精霊結晶」から作られた「精霊器」と「精霊機」を使って自分達の身を守ったり、生活の一部として利用していた。
そんな星の光と人の心だけが大地を照らすこの世界で全身が人形の義体でできた主人公ネモはヒロインのアニマとともに幻想広がる旅に出る。
アニマは自分の家に帰るために、ネモは外の世界を知ることと自分の出生を調べるためにともに月都を目指して鉄馬（バイク）に乗り、夜の世界を駆けていく。
星夜と幻燈広がる幻想世界、人を脅かす「悪魔」、生活に溶け込み人の心を受け取るオートマタ、そしてまたその世界…続きを読む