概要
君は出会いに於いて、文学の才能がある。
高校から東京に出て来る学生が暮らす寮がある。男女別棟だが、食堂などは共有だ。
高校一年生のリュータはこの春に入寮し、ひょんなことから同い年のノバナに、書いた文芸作品の批評をしてくれと依頼される。
引き受けたリュータだが、その作品はあまりにつまらなかった。
しかし、受けた以上は真剣に応えるべきだと、ノバナにありったけの改善点を伝える。
彼女のことが気になっていたリュータはこれで嫌われてしまったと、彼女の反応を見て肩を落とす。そんな中、ノバナから連絡が入る。
青春文学小説。
全二十五話、初日以外は毎日17時更新。
この作品は「小説家になろう」にも掲載します。
高校一年生のリュータはこの春に入寮し、ひょんなことから同い年のノバナに、書いた文芸作品の批評をしてくれと依頼される。
引き受けたリュータだが、その作品はあまりにつまらなかった。
しかし、受けた以上は真剣に応えるべきだと、ノバナにありったけの改善点を伝える。
彼女のことが気になっていたリュータはこれで嫌われてしまったと、彼女の反応を見て肩を落とす。そんな中、ノバナから連絡が入る。
青春文学小説。
全二十五話、初日以外は毎日17時更新。
この作品は「小説家になろう」にも掲載します。
私を見付けて頂き、読んで頂き、ありがとうございます。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!文学で交流する二人の青春はひたすら眩しい
剣道部のリュータ。文芸部のノバナ。
ノバナから小説の感想を依頼されたリュータ。
やがてリュータはアートや芸術、文学の世界に目覚めていき成長していくという物語。
芸術論や文学論などの硬いお話もありますが、彼らの目線を通して話しているので難しくありません。
書き手の皆さまにとっても勉強になること請け合います。
というか、リュータとノバナの青春している姿がただただ愛おしいです。
それもスポーツや遊びなどではなく、文学を通して徐々に親しくなっていく過程が丁寧に描かれています。
出会うべくして出会った二人は運もあるけど才能。
名言です。
素晴らしいボーイミーツガールをありがとうございました。 - ★★★ Excellent!!!物語をきっかけに描かれる、少年と少女の鮮やかな距離感。
喉越しの心地よい、落ち着いた文体で描かれた純文学です。
純文学と言っても高尚な内容で読み手を煙に巻くようなことはせず、リュータとノバナ、二人の高校生の心の距離を《小説》、そして《執筆》を通して描いた青春小説でもあります。
”書く事”を書いた小説ゆえに複数の《作中作》が登場しますが、どれも秀作ぞろいです。
しかも、ただ秀作と言うだけでなく、リュータの作品なら彼の筆致で描き、ノバナの作品ならノバナの筆致で描かれています。
そして書く事に向かい合い刻々と成長する二人の若者の変化までもが、それぞれの作品に影響を与えている。
《作中作》として扱うにはもったいない、けれども《作中作》にしたからこそ長編…続きを読む