シン・ヤラレ役

(2020年5月17日 第18回「越前へ」視聴後)


 今回は、歴史上ヤラレ役で有名な二人が出ましたね。

 朝倉義景よしかげと、柴田勝家。

 朝倉義景の方は、織田信長が上洛してからは「織田と戦う度に負ける大名」として有名過ぎる人です。

 恐らく、信長から貰った通算敗北回数では、ダントツで一位です。

 織田信長包囲網を敷いたのに、「冬だから」と言って勝手に兵を引き上げて、武田信玄が激おこした程の戦下手です。

 この朝倉義景がユースケサンタマリアという段階で、この人物は戦争に向いていないって、分かりみの溢れる配役です。

 今作では、近衛家から嫁が来る程の有力大名として描かれていますが、マジです。

 だからこそ、織田信長包囲網で矢面に立った訳で。

 撤退した上に、ボロ負けしますけどね。

 死後の遺体処理でも、歴史に名を残していますが…大河ドラマで触れるかどうか。

 だんご三兄弟ならぬ、はくだみ三兄弟。

 映像化、なるやならざるや?



 柴田勝家に関しては、過去作では秀吉にヤラレる「脳筋の上司」という描かれ方が多かったですね。

 近年は、あの信長が筆頭家老として頼みにしたナイスガイという解釈が多くなってきました。松平健が配役された事もあるし。

 だって、VS上杉謙信の為に配置された武将ですよ。どんだけ頼りにされていたか、これだけでも分かる。

 今回の配役は安藤政信(キッズ・リターンの、あのボクサー)ですから、カッコよく描かれる事は確実です。

 秀吉に全てを奪われる数年前に話は終わりますので、柴田勝家がカッコいいまま終われる(笑)


 と、柴田勝家カッコいい説を上げながら、懸念が一つ。

 馬揃え(帝の前で行う軍事パレード)の際、柴田勝家は京都の人々から「ダサい」という評価を付けられてしまい、後世までダサいキャラという風評にさらされる訳ですが。

 衣装デザインの黒澤和子さんが、この時の柴田勝家の衣装を、どう扱うのか?

 見ものです。




 今回は、これまでにいたしとうございます。

 アテブレーべ、オブリガード。

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