天の時 地の利 人の和
(2020年9月27日 第25回「羽運ぶ蟻」視聴後)
主人公・明智十兵衛光秀のライバルとなる木下藤吉郎秀吉の活躍をきっちり描くと思いきや、美濃斎藤家はナレ死で終了しました(笑)
墨俣の一夜城や、竹中半兵衛が部下になるエピソードを省略し、稲葉山城にいきなり織田信長が引越し済み。
そこまで省くとは思はなかった(笑)
で、省かれずに描かれる、朝倉義景。
京に上洛して、三好・松永のポジションに昇れるチャンスに、グダグダと行動しない。
織田信長と一緒に上洛すれば、経費も半分で済んだのに、行かないという選択。
他にもそのチャンスを活かしたい戦国大名はいると分かっているのに、行かない。行けない。
織田信長が上洛して勢力を拡大させるのを見てから、己の稚拙に気付いて巻き返そうとするも、今度は全てが裏目になっていく。
悲しい中ボスの姿が、大河ドラマで描かれる訳です。
たぶん、上洛した織田信長の急成長を見た段階で、朝倉義景は「自分は将来、こいつに喰われる」と自覚していた気がして。同じチャンスを得ていたのに、その後の行動で開いた差が、あまりにも違う。
上洛後の織田信長を見るだけで、朝倉義景はチャンスを逃した意味を思い知らされて、心中穏やかではなかっただろう。
そう考えると、泣けてくる。
十兵衛母の、美濃に帰郷してからの大歓喜宴会イベントも、その後を思うと泣けてくる。
結局、朝倉での冷遇時代が、この家族にとっては一番幸せだったかもしれないので、切ない。
今回は、これまでにいたしとうございます。
アテブレーべ、オブリガード。
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