大河ドラマのシン主人公・近衛前久

(2020年8月30日 第22回「京よりの使者」視聴後)



 出ちゃったよう、出ちまったよう、近衛前久が!

 戦国史において、重要人物ベスト5に入る活動内容なのに、大河ドラマでは全然扱われない近衛前久が。

 こんなに重要な人物なのに、何故に大河ドラマにでないかというと、主役として扱う場合、三年は掛かるから(笑)

 マジで。

 活動範囲が、広過ぎる。

 上杉とも三好とも織田とも本願寺とも九州勢とも豊臣とも徳川とも連んだ「戦う関白」って、一年で描ききれます?

 無理。

 扱いきれない。

 しかも政治家として柔軟過ぎるので、しばしば敵味方からの評価が逆転するし。その誤解を解ける所も、政治家として一流の証拠だけど…『麒麟がくる』で、どこまでやるかな? やらなくて済ませられる事は確かだし。歴代の戦国大河ドラマが、そうして来たし。でもね、『毛利元就』ぐらいですよ、本当に全然関係ない作品は。


 秀吉と早めに仲良くなるのかどうかが、観てみたいポイントですね。

 これ、ネタバレでもないし、言ってもいいよね?

 豊臣秀吉が関白になれたのは、近衛前久が猶子ゆうしにして「我が子として推薦」したからです。

 この史実を踏まえて、作品にどう盛り込んでくるのか。

 二人の初対面の印象が、どうなるのか?

 そもそも、この作品中に会うのか?



 初対面の印象といえば、後の足利義昭が出て来ました。

 他作品では「信長に頼って裏切って追放されるバカ殿」としか扱われない足利義昭が、僧侶時代からの登場です。

 庶民に度々施しをする、大好評の僧侶。

 笑っちゃったよ、本当に(笑)



 で、とうとうやっちまいましたね、明智十兵衛が。

 織田信長を上洛させようと、将軍様に意見具申しちゃいましたね。

 それ、三好・松永からすれば、宣戦布告と同様だよね?

 うわあああああ、十兵衛ちゃんが義輝の死亡フラグを立ててしもうたああああ。



 今回は、これまでにいたしとうございます。

 アテブレーべ、オブリガード。

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