パンツは履かない

(2020年6月14日 戦国大河ドラマ名場面スペシャル「独眼竜政宗」視聴後)


 いいわあ、勝新太郎の豊臣秀吉!

 あの迫力!

 あの貫禄!

 あの眼光!!

 勝新の秀吉を見た後だと、他の秀吉は全てギャグキャラに見えちゃうから(笑)

 登場時には「絶対の天下人」ですから、リアタイ当時も違和感は無かったです。

 それで正解でしょうね、話の構成上。

 つーか、勝新太郎の秀吉が草履取りから始めたら、むしろ怖い(笑)



 言わずと知れた渡辺謙の出世作なのだけれど、もう未見の人の方が多いのかな?

 物語は、伊達家に義姫(岩下志麻)が輿入れして来るシーンから。

 輿入れの行列に猪が紛れて大騒ぎになる中、義姫が弓矢で一撃必殺。

 仕留めておきながら、「しくじりました。義姫は花嫁でした(てへぺろ)」と微笑む余裕ぶり。

 こういう豪快な母から、主人公が生まれるという開幕ダッシュです。

 一話から全話観る価値ありますので、どうぞどうぞ。



 とうとう新型ウイルスの影響で、『麒麟がくる』が中断されてしまいましたが、このエッセイは止める必要が無さそうです。

 来週は『国盗り物語』という、俺が生まれる前年の作品にはなりますが、大丈夫。司馬遼太郎の原作は読んでいます。

 あの作品、『麒麟がくる』とかなりの部分が被る年代を扱っているので、ネタバレにどこまで気を使うのかも、見所ですね。義務教育で習うラストだけど。

 いや最大の見所は、キャスティング。


 帰蝶が松坂慶子

 信長が高橋英樹

 明智光秀が近藤正臣

 

 全員、白髪が全くない、ナウなヤングの頃の作品ですよ!

 昭和の四〇年台から、大河ドラマの常連だったレジェンドたちの若い頃。

 見たいわあ〜〜



 今回は、これまでにいたしとうございます。

 アテブレーべ、オブリガード。



 サブタイトルの「パンツは履かない」の意味が分からない?

 「パンツ 勝新太郎」でググってみよう。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る