三河衆、ナイスタックル
(2020年3月29日 第11回「将軍の涙」視聴後)
織田信秀が信広の無傷を怒っていましたけど、三河衆は最初から信広を無傷で確保するのが目的ですから。若君の竹千代と交換する駒として。
だからあそこは、三河衆のタックルを褒めるべきです。
今回の竹千代くんは、三人でランチしながら、いきなり腹の探り合い。
「今川は、大人も子供も楽しめる、夢のようなハッピーランドだよ〜(意訳)」という甘い言葉には全く乗らず、今川義元と雪斎に「三河に帰れるのは、何時ですか?」と質問をします。
義元は初め笑いつつ、「織田が三河に侵略行為を繰り返す間は、無理でしょ」と、いつになるか全く分からないので状況説明だけ。ハッキリとした言質は与えません。つーか、話している途中で「あ、これヤバい話題。このガキ、分かっていてこの話題を持ち出しやがった。このガキ、ヤバす」と苛々。
雪斎の方は竹千代をジロリと見て「いきなり守護大名から言質を取りに来るなんて。竹千代、恐ろしい子!」と、将来性を垣間見ていますね。
義元は三河を今川の植民地として吸収する気ですから、各地には息のかかった武将を城主として送り、三河の武士達は最前線で戦わせています。
もう吸収とか合併でもなく、ガチで植民地化。
ちょいとネタバレになりますが、義元はこの後、駿河の統治は息子に譲って、三河の直接統治に乗り出しますので、竹千代を三河に「先代統治者の息子」として帰す気は無いです。
こういう今川義元の下心を踏まえつつ、雪斎の心情が竹千代に対してどう動くかが、これからの見所ですね。伊吹吾郎さんが演じる以上、悪い事はしないキャラだとは分かるけど(笑)
雪斎にとっては、二人とも弟子ですから。
今回は、これまでにいたしとうございます。
アテブレーべ、オブリガード。
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