概要
王国から伝説のチーズを奪還せよ! だがしかし、こいつ、避けるぞ!
ジン・タオモは腹を壊しながら走っていた。王国の宝物庫にあるという伝説のチーズを食べて、力が湧いてくるかどうかを確かめようとして、失敗したのだ。全ては、伝説のチーズの力を使って故郷を復活させるため。しかし、伝説のチーズは、ジョルマ・フォーツ王国の新宰相ネーロ・ヴォプロの手に渡ってしまった。それを取り返し、あるべき場所へ還すべく、ジン・タオモは策を練り始める。
それから二年。ジョルマ・フォーツ王国第二王子カストーノの傍に仕えている近衛騎士ゴラン・ゴゾールが、主人公である。しかし、眠気に襲われたせいで、冒頭から罠に嵌められ、第二王子暗殺の濡れ衣を着せられ、大きな鳥で砂漠へ運ばれ、放り出された――
下痢から始まるヤケクソハイファンタジイ、クソだけに垂れ流して参ります!
それから二年。ジョルマ・フォーツ王国第二王子カストーノの傍に仕えている近衛騎士ゴラン・ゴゾールが、主人公である。しかし、眠気に襲われたせいで、冒頭から罠に嵌められ、第二王子暗殺の濡れ衣を着せられ、大きな鳥で砂漠へ運ばれ、放り出された――
下痢から始まるヤケクソハイファンタジイ、クソだけに垂れ流して参ります!
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!「え?避けるチーズ?」
読み始めてまず「避けるチーズ???」となり、途中出てくる虫の名前に困惑し、先の見えない展開に何度か挫折しそうになりながらも、それでも読むのをやめられなかったのは作者のすさまじい文章力に拠っています。脳内で「???」のマークが躍っているのにすらすら読めちゃう地の文、しっかりした世界観で本気か悪ふざけか見分けのつかない単語がいくつも登場する。でも、また今日も見に来てしまう……。"美しい文章"というものがあるとして、「ああこの人キレイな表現するな」と唸らされるのが上手い書き手なら、この作者はその上にいる気がします。本当にすごい書き手って、美しいものを美しいとすら感じさせない。それがわかってから注意…続きを読む