24 戦闘準備

《北条真那の運転するミニバスは、最初の鉄橋へと近づいた。鉄橋は遠目にも冠水し、南浅生町側にも河水が溢れ出しているのが見て取れる。種族「吸血鬼」、性格特性「夜行性」をもつ亥ノ上直毅は、雨と濁流、夜陰の中に、不穏な気配を感じ取った。直毅はトランシーバーで北条真那にミニバスの停止を命じることにした。》


「天の声」の忠告に従い、俺は北条真那に言ってミニバスを橋から離れた地点に停車させる。ちょうど近くに公園があったので、吸血鬼の感覚で気配を探ってから、ミニバスと自家用車を樹木で死角になる位置に隠す。


「何か、いる」


俺が言うと、セフィロト組三人の顔に緊張が走った。

とはいえ、具体的に何がいるのかは俺にもわからない。吸血鬼の感覚は離れたところに十人くらいの処女と若干名の非処女の気配を感じ取っていたが、「天の声」が警告したのはそれではないはずだ。


「柊木先生に命じられて橋を監視している生徒たち⋯⋯ではないのですか?」


聞いてくる真那に、俺は首を振った。


「それもいるけど、別件だ。水辺にいるみたいだからな」


天通ダムの増水はまだ止まっていないので、またいつ放流があるかわからない。現下の混乱した状況で、毎度避難の間に合うタイミングで警報が出るとも限らない。ここに配置されたセフィロトの教師・生徒が橋を渡ってくる侵入者を警戒してるのだとしても、今の状況で水辺に近づくはずがないのだ。


「つまり、モンスターってこと?」


千南咲希が聞いてくる。


「だろうな。問題はどうするかだが⋯⋯」


モンスターを倒せば、その装備品やドロップアイテムを入手できるかもしれない。以前戦ったゴブリンと同程度の相手ならば、今の戦力で十分に撃破できるだろう。

だが、モンスターと交戦すれば、近くで橋を監視している柊木瑠璃の手勢に気づかれるのは間違いない。モンスターとの覚醒者の挟撃を受けるような事態は絶対に避けるべきだ。

では、モンスターを無視して立ち去るのはどうか。その場合、「不意を打ってセフィロトの教師・生徒を眷属にし、柊木瑠璃陣営の戦力を削ると同時にこちらの戦力を増やす」という所期の目的が達成できなくなる。

また、位置関係から言ってここに配置された教師・生徒は水辺から出現するモンスターに不意打ちを受ける可能性があった。彼女らがモンスターにやられたとしても、柊木瑠璃側の戦力を削るという目的は達成できたことにはなるが、寝覚めの悪い真似をするのは生贄の件でもう十分という気分だし、あまり冷酷な選択ばかりをしていると、眷属となった真那・芳乃・咲希が反発するおそれもある。


「ともあれ、慎重に近づいて水辺の様子を確認しよう」


俺は水辺での戦闘に備えてホームセンターで拝借したゴム長の安全靴を全員に装備させる。

「サイレントクラウド」で音を消しながら進もうと考えたところで、「天の声」が口を挟んできた。


《亥ノ上直毅は、「サイレントクラウド」と「ダークフォグ」を「魔法融合」で合成し、「アブセントスフィア」を編み出した。》


「『アブセントスフィア』」


俺が唱えると、俺たちの周囲を目に見えない何かが包み込んだ。「インスペクト」によれば、術者を中心に範囲内の人の気配の漏出を遮断する魔法らしい。「気配」には音や視覚像、匂いまで含まれるという。「ダークフォグ」とは異なり、視界そのものを遮ることはない。詳しい理屈まではわからなかったが、「見えているはずなのに見えない」状態になるようだ。

俺の使う「マジックサーチ」のような魔法探知には引っかかるのかもしれないが、常時「マジックサーチ」を連打するのは現実的じゃないので、よほど運が悪くない限り心配はないだろう。今のところ俺以外に魔法適性「時空」の持ち主は見てないしな。


「俺から離れすぎないようにな。魔法の範囲は感じ取れてるか?」

「はい、なんとなくわかります」


西園寺芳乃が答え、他の真那と咲希もうなずいた。母親は無反応だが、どちらにせよ突出することはないだろう。魔法の有効範囲は俺を中心に5メートルってとこだな。


ベルベットを除く全員が作業用レインコートとゴム長という色気もなにもない格好をしている。

俺は鉄パイプ(杖)を持ち、母親はゴブリンの短剣とフライパンを、真那は俺と同じく鉄パイプを、芳乃は弓道用の弓を、咲希は投擲用の槍に加え、ホームセンターで回収した斧を持たせている。

真那には「短剣」の武器適性があるのでゴブリンの短剣をもたせることも考えたが、真那は「杖ガード」の技があるので防御重視で鉄パイプを持たせた。真那は魔法も支援系ばかりなので、いずれにせよ先頭に立って戦うタイプじゃない。

芳乃は「弓」に加えて「体術」の適性があるので武器なしでも接近戦をしのげる。

咲希は「投擲」「槍」以外に「斧」の適性があるからもしモンスターに接近されたら斧で戦ってもらう。

もっとも、できることならモンスターには極力近寄らせず、遠くから魔法で完封したいところである。もしもの場合は「盾」適性の母親に前に立ってもらい、それすら抜かれた場合にだけ接近戦を考えるという方針だ。とはいえ、母親が前線を支えきれないようなら、その時点で撤退するのが賢明だろう。

また、接近戦で当てになる戦力が母親しかいない現状で、敵から挟み撃ちに遭えば瓦解は必至だ。もしモンスターに気づかれ、柊木瑠璃の手勢のそばで交戦することになったら、俺は容赦なくモンスターを柊木の手勢になすりつける。「イノセントクラウド」や「スリープクラウド」で手勢の一部を足止めし、モンスターに発見させれば、そちらがやられてるあいだに俺たちは逃げ切れるはずだ。


俺たちは注意深く周囲をうかがいながら公園を出、すぐそばにある土手を登る。土手の上には障害物がなく普通なら目立ってしまうだろうが、「アブセントスフィア」を切らさなければ見つかることはありえない。登ってみると土手上は街路灯もなく真っ暗で、俺はともかく他のメンツは足元を確認しながら進んでいる。懐中電灯はもちろんもっているが、いくら「アブセントスフィア」があるとはいえ、自分から明かりをつけたいとは思えない。「アブセントスフィア」の有効範囲は5メートルほどなので、その「先」を懐中電灯の明かりが照らした場合、その光がどういう扱いになるかはやってみないとわからないしな。公園で事前に試せばよかったんだが、土手に上がるまで思いつかなかったんだからしかたがない。


土手からは、異常に増水した天通川てんつうがわの水面が、ほとんど真横に見えていた。対岸――飛鳥宮あすかみや市側の土手は濁流に沈んでもはや見分けがつかず、河水が市街へと流れ込んでいるのがわかる。それに比べればこちらの土手は若干だが高くなっていて、ところどころで冠水してはいるものの、全面的に沈んではいなかった。

行く先には灰色に塗られた立派な鉄橋がかかっているが、鉄橋の路面は今いる土手より若干低く、その上を濁流が我が物顔で通行していた。冠水の深さはさほどではないので、車高の高い車で突っ切ることはできそうだ。実際俺がそうすることを警戒して、柊木瑠璃はこの橋に見張りを置いたのである。


その冠水した橋の上に、人影――のようなものがいくつか見えた。


「⋯⋯見えるか?」


俺は後ろについてくる真那たちに聞くが、彼女たちは首を振った。


「直毅さんには見えるのですか?」


芳乃の言葉に俺は答える。


「大雑把には人型だ。でも、猫背というより背中が前に湾曲してる感じで、大きな尾がある。全身が濡れたようにてかってるが、鱗みたいに角張った輪郭があるな。そんなやつらが十数体くらいいる。銛のようなものを持ってるのが多いが、ねじくれた杖みたいなのを持ってるのもいるな」


そこまで説明してからふと思いついて聞いてみる。


「ベルベット。おまえはモンスターと呼ばれる存在について何か知ってるか?」


俺の質問に、セフィロト組三人もベルベットを見た。

雨の中でひとり場違いなアイドル衣装じみた赤と黒のドレスを着た悪魔の少女は、俺の問いにかぶりを振った。


「いや、わからぬ。この世界にいようはずのない存在だということはわかるがな」

「そうか⋯⋯隕石との関連についても?」

「わからぬ。しかし、わらわですらわからぬというのは一つの重要な情報であろう。地球上に存在したこともなければこれから先生まれてくることもなかったであろう存在が現にいるということ。すなわち、モンスターとは地球外生命体であるということじゃ」

「宇宙人だって言うのか? それともまさか、異世界からやってきたとか?」

「そこは定義次第であろう。地球から遠く離れたこの宇宙のどこかにおる存在か、あるいはこの宇宙とは別の宇宙におる存在かは知らぬが、少なくとも太古より蓄積された地球の裏ともいうべき悪魔の次元ですら知られておらぬ存在じゃ。いずれにせよ常識を外れた存在なのじゃから、その出自が遠い宇宙であろうと異世界であろうと、大した違いはないとも言えよう」

「要するにさっぱりわからんから宇宙生物だろうが異世界のモンスターだろうが好きなように言えるってことか」

「⋯⋯そうとも言う」


少し頬を膨らませ、ベルベットが視線を逸らしてうなずいた。


「じゃが、妾からすればさしたる脅威でもない。どれ、ちょいと蹴散らして、妾の実力をマスターに披露する機会としようではないか」


ベルベットがそう言って、橋に向かって歩き出そうとする。


「待った!」

「なんじゃ、今夜のうちに決着をつけるのであろう?」

「それはそうなんだが、こっちの戦力アップのためにもモンスターは俺たちで狩っておきたい。それに、柊木瑠璃の手勢が橋を監視してる。ほら、あそこの四階建てのアパートだ」


ここから二百メートルほど離れたアパートの四階に、複数の処女とそうでない女性の気配がある。鉄橋を挟んでさらに向こう側だ。吸血鬼として強化された視力をもってしても、雨が幕になって詳しい様子はわからないが、警戒している気配は伝わってくる。


「俺たちがモンスターと交戦を始めれば必ず気づかれる。連中は柊木瑠璃に恐怖で縛られてるから、戦力面で不利だと思っても背後から攻撃を仕掛けてくるかもしれない」

「ふむ。では、先にそちらを蹴散らしてしまえばよいではないか」

「そりゃ、やろうと思えばできるだろうけどな。ただ、数的な優位を築くためにも、覚醒者は吸血して眷属にしておきたい」

「なるほどの。残りの人間は生贄にして悪魔を増やすか」


ベルベットの言葉に、真那の顔が青くなった。


「いや、これ以上悪魔を召喚するつもりはない。なんとなくだが、現在の俺のキャパを超えそうな気がする」

「であろうな。通常、一体の悪魔を『飼う』だけでも魂に多大な負担をかけるのだ。マスターがいかに性格特性とやらで精神を強化しているといっても、現時点で複数の悪魔を使役するほどの余裕はあるまい」

「わかってるなら聞くなよ」

「ふくくっ⋯⋯妾がマスターを愛しておることは間違いないが、愛すればこそ、その破滅を見てみたいとも思ってしまうのだ。これは実に悪魔的な誘惑だよ」

「悪魔が言うな」


ベルベットは一見俺に忠実に見えるが、それでもその本性まで抑えられるわけじゃない。

ベルベットはあくまでも悪魔なのだ。

⋯⋯「あくまでも悪魔」ってのは純粋な偶然であってオヤジギャグではないからな。


《亥ノ上直毅は、ベルベットに命じてセフィロト側の監視要員を無力化させることにした。そのあいだに、直毅、雪乃、真那、芳乃、咲希の五人でリザードマンの群れを襲撃するのだ。肝心なのは奇襲でどれだけ数を減らせるかである。鉄橋に植え付けられたリザードマンの卵も見落としてはならない。直毅はこの距離からでも「インスペクト」が有効かどうか試してみることにした。》


おおう、懇切丁寧な説明だな。


「ベルベット、ちょっと待ってくれ。奴らについて調べるからな。『インスペクト』」


俺は鉄橋に見える人影に向かって「インスペクト」を使った。

激しい風雨が鉄橋に散って煙のようになってるが、「インスペクト」はちゃんと機能した。



―――――

リザードマン・ハープナー

E:深海の銛

D:硬い鱗

―――――

―――――

リザードマン・ソードファイター

E:ゴブリン・ソード

D:硬い鱗

―――――

―――――

リザードマン・ランサー

E:深海の槍

D:硬い鱗

―――――

―――――

リザードマン・ガーダー

E:鱗の盾

D:硬い鱗

―――――

―――――

リザードマン・サモナー

E:珊瑚の杖

D:鱗の鞭

―――――

―――――

憑霊ひょうれい生物:イソギンチャク

D:テンタクルウィード

―――――

―――――

リザードマンの卵:魔力を養分に育つリザードマンの卵。近くで魔力をもつ存在が倒されるとその魔力を吸収して孵化を早める。リザードマンに幼体はおらず、初めから成体として生を享ける。

―――――



リザードマン・ハープナーが4、リザードマン・ソードファイターが2、リザードマン・ランサーが2、リザードマン・ガーダーが1、リザードマン・サモナーが1、憑霊生物:イソギンチャクが1、リザードマンの卵は⋯⋯1ダース。

今回のインスペクトでは、ご丁寧にも装備アイテムとドロップアイテムまでが表示された。たぶん、俺が「モンスターはアイテムを装備し、倒すとアイテムをドロップする」という知識(これまでは推測の域を出ていなかったが)を得たおかげだろう。この他にもインスペクトは処理しきれないほどの情報を得ているようなのだが、俺の側に予備知識がないと有益な情報を取り出すことはできないようだ。

種族はすべて「モンスター」となっていて、武器適性は装備品通り。ハープナーは「槍」と「投擲」、ランサーは「槍」の専業だな。サモナーが「召喚」の魔法適性をもつことに注意が必要か。性格特性は「獰猛」「好戦的」「愚鈍」「邪悪」「勇猛」「同胞愛」など。サモナーには「智識」と「自己犠牲」がある。「智識」は魔法についての理解が深まりやすいといった特性だ。そのサモナーは「憑霊生物:イソギンチャク」という名の、けばけばしい無数の長い触手をもつモンスター(?)を従えてるようだ。


「憑霊生物ってなんだ?」

「あのイソギンチャクのことか? あれのことなら妾にもわかる。マスターが妾を呼び出したように、あのりざーどまん・さもなーとやらも悪魔召喚を試みたのだ。もっとも、マスターの洗練された術式とは異なり、不完全なシロモノじゃ。素体となる生物に、弱い悪霊を憑依させたにすぎぬ」

「弱いのか?」

「さて、どうであろうな。妾からすれば鼻で笑うような雑魚であるが、あの長い触手を振り回されては厄介じゃろう。素体となった生物のもつ毒も強化されておるであろうしな」

「めちゃくちゃ厄介じゃないか。まあ、遠くから『ファイヤーボール』でも撃ち込めばいいか」


というより、最初にありったけの魔法を撃ち込んで数を大幅に間引くつもりである。


「卵が分散してるのも面倒だな。初撃で潰せなかった場合、戦闘中に孵化する可能性が高いか」


俺が数えられたのはあくまでもこの場所から見える範囲にある卵だけである。死角になる場所にもまだ卵はあるだろう。


「リザード『マン』しかいないのに卵はあるのか」


リザードマンも政治的な配慮をしてリザードパーソンと呼ぶべきではないのか。卵からいきなり成体として生まれてくるようなモンスターなんだから、雌雄の区別がないとか雌雄同体だとか、いくらでも説明はつくだろうけどな。


俺は全員を集め、いちおう土手の陰になる場所に下がってから、今得た情報を共有する。


リザードマン系が10体と、使役されてる憑霊生物が1体。リザードマンの卵が少なくとも12。卵がすべて孵化したら、23体もの敵と戦うことになる。

忘れてはいけないのはセフィロト側の監視者で、少し離れたアパートに十人ちょっとの人員がいる。覚醒者の数はわからないが、真那たちの時のことを考えると、3から5人といったところだろうか。


「天の声」はさっき、監視者をベルベットに任せて無力化、リザードマンの群れを五人で奇襲、と言ってたが、卵を除いても敵は11体いることになる。最初の攻撃で半分減らせてようやく人数的に五分となる計算だ。装備品やドロップアイテムは魅力的だが、ちょっとこれはキツいんじゃないか?


《直毅は、手持ちの魔法を吟味し、初撃で最大の戦果を挙げる方法を検討する。性格特性「邪悪」「妄想」「冷血」「利己主義」「人間洞察」「現実主義」「マキャベリズム」「用意周到」「理想主義」「直感」の効果により、以下の具体策を思いつく。

1)全員に「ソリッドバリア」を保険としてかけておく。北条真那に命じて「ソフトバッファ」を亥ノ上雪乃にかけさせる。

2)「魔法融合」により「イノセントクラウド」「スリープクラウド」「ポイズンクラウド」「デスクラウド」「スロウクラウド」「アンガークラウド」「ブラインドクラウド」「デプレッションクラウド」「ヘイトレッドクラウド」「オーバーサスピシャス」「サイレントクラウド」「ドレインクラウド」を合成、「デバフクラウド」を編み出し、群れを行動不能に陥らせる。

3)「魔法陣」魔法で「ファイヤーボール」と「アイシクルレイン」の魔法陣を作成し、戦闘開始時の火力を爆発的に高める。同時に西園寺芳乃は「サンドストーム」を、千南咲希は「ウィンドスラスト」を使用する。

4)戦闘開始後は、技「詠唱破棄」で混乱するリザードマンの群れに「アイシクルレイン」や「ダークファング」を高速で撃ち込み続ける。芳乃は弓で、咲希は投槍でリザードマンの接近を阻止する。

5)以上の手順で生き残った3体のリザードマンを直毅以外のメンバーに任せ、直毅は鉄橋に植え付けられたリザードマンの卵を「マジックサーチ」で探知し潰していく。

6)消費した魔力は、「デバフクラウド」に含まれる「ドレインクラウド」の効果によって、生命力とともにモンスターから吸い上げられる。直毅の魔力が限界値まで回復した場合には、残りは味方に分配される。


⋯⋯なんか行けそうな気がしてきたな。

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