13.楽園で会いましょう(香坂陽子)
「香坂くんって、絹川中だっけ」
開講まえの塾の教室で、中林くんがいつものようにとなりに座ってきた。
「そうだよ。言ってなかった?」
「いや、聞いた気がするけど、あなたいつも制服着てないから」
こちらをちらりとも見ずにそう言う中林くん。たしかに、塾にはいつも私服に着替えて行くから、中林くんが僕の制服姿を見たことはない。
「キヌ中なら、菊地幸次郎って知ってる?」
唐突にその名前が出て、おもわずシャーペンの芯が折れる。このあいだの坂田くんといい、どうして浅沼中の人たちは菊地のことを聞きたがるんだろう。
「知ってるよ。おなじクラスだし」
「このまえさ、偶然会ったんだよね」
「そうなんだ」
「でかいよね、あの人」
「うん、まあ」
なにか菊地がらみの話でもあるのかと思ったら、中林くんはそれ以上つづけず、何事もなかったように数学の予習を始めた。あいかわらず、つかみどころのない人。
三年生の四月、塾のクラス編成が変わって、中林くんとおなじクラスになった。教室に席の指定はないけれど、なんとなく男子と女子で両側に分かれる。女子側に入りたくない僕は、川の字に並ぶ長机のまんなかの列、ちょうど男子と女子の境目になる席を選んだ。そのとなりにふらりと座ってきたのが中林くんだった。
「前のほうに座ると邪魔って言われるし、後ろすぎてもホワイトボード見えないし、はじっこの席はもう座られてて、ああちょうどあそこに男子がいるなって座ったら、だまされた」
親しくなってから、中林くんは初日の席選びがいかに悩ましかったか教えてくれた。なかよくなれたのは、たぶん、彼が他人にあんまり興味のない人だから。中林くんと話すのは気楽だ。僕がどんな服を着て、どんな口調でしゃべろうと、とがめたり笑ったりしない。おなじ学校の友達がそう呼ぶように、僕のことを香坂くんと呼ぶ。
「中林くんって、志望校、どこ?」
「瀧高。香坂くんは?」
「できれば、姫ノ松」
「ふうん。なんで
「制服がないから」
「ふうん」
県立姫ノ松女子高校は、県内でもめずらしい私服の女子校だ。中林くんの目指す男子校、瀧ヶ崎と並ぶ進学校で、正直、いまの僕の成績じゃ難しい。でも、高校の三年間までスカートをはきつづけるのは、絶対にいやだ。
「うちの二番目の姉ちゃん、いま、姫女の二年生だよ」
図形の角度を求めながら(よくおしゃべりと並行して計算できるな)、中林くんが言った。
「土曜日、姫女の高校見学あるでしょ。ちいちゃん、あ、うちの姉ちゃん、演劇部なんだけど、うちの学校に姫女の演劇部志望の子がいて、いろいろ案内してあげることになってんの。香坂くんもいっしょに行く? 俺、姉ちゃんに頼んであげようか」
「え、いいよ、そんな。クラスの友達と行く約束してるし」
うそ。仲のいい友達とは志望校がちがうから、本当はひとりで行く。でも、他校の子といっしょだなんて緊張するし、演劇部に興味があるわけでもないから。
中林くんは、
「そう?」
とだけ言って、また机に向かった。先生が教室に入ってきて、会話はそこで途切れた。
無理強いしない、干渉しない。信条、美学? いや、ただ面倒くさいだけかも。なんでもいいけど、世のなかが中林くんみたいな人ばかりだったら、楽なのにな。
体育館にずらりと並ぶ、制服、制服、制服。校長先生の永遠を感じさせるあいさつに飽きてしまった僕は、壇上から視線を移し、おびただしい数の女の子の波間を漂っていた。セーラー、ブレザー、ジャンパースカート。県内の女子中学生の制服が一堂に会したと思うと壮観だ。そういう自分も今日は忌々しい夏のスカートを履いてるってこと、忘れられたらもうすこし楽しい気分になれたんだけど。
わきの下にじんわりと汗がにじむ。窓という窓を開け放っていても、ひしめきあう女の子たちの熱気を拭きさらうことはできないらしい。校長がようやくあいさつの原稿を胸ポケットにしまうと、今度は合唱部が校歌を歌いはじめた。女子の声だけで歌われる、麗しい、ということばがぴったりなメロディー。いかにも清楚で、おえっ、って感じ。歌いたくないな、と思った。
体育館での説明会を終えたら、校内を自由に見学できる。女の子の群れに混じって、僕も昇降口でスリッパに履き替えた。初めて入る建物の匂いに、ちょっとそわそわする。
校内には在校生の姿もちらほらあって、すれちがうとにこやかにあいさつしてくれた。みんな私服を着ているから分かりやすい。でも、ときどき、見慣れないおしゃれな制服とすれちがい、ふりかえれば彼女たちの襟もとに姫ノ松の校章がきらりと光っていることもあった。制服のない学校で制服風の服を着る女子高生たち。なんだか、ふしぎな感じ。
渡り廊下を通って北側の校舎へ行くと、こちらの棟には理科室や美術室といった特別教室があつまっていて、それぞれの部屋で高校生たちが部活に励んでいた。とくにオーケストラ部のいる三階の音楽室は見学の中学生が教室からあふれるほどで、ついさっき体育館で聴いた校歌が、今度はゴージャスな管弦楽の音色になって響きわたっている。にぎやかさに気後れして、そそくさと階段をのぼった。
四階は人気がなかった。教室を覗いても、だれもいない部屋ばかりつづく。長い廊下の窓からひかりが射しこんで、こまかな埃がきらきら反射していた。つきあたりの部屋からギターやドラムの音がする。この階には軽音部しかいないらしい。
進路相談室の扉が開いていた。なんとなく足を踏み入れると、受験本や大学のパンフレットが棚いっぱいに並んでいた。入学したらすぐ大学受験の話なんかされるのかな。重苦しい気分になっていたら、ふと窓側の長机にファイルやノートが並べてあるのを見つけた。机に貼り紙がしてある。
『こちらは、昨年度の自由研究優秀作品です。本校では、生徒たちの個性を尊重し、主体的な学習活動能力を育むため、「自由研究」という事業を行っています。生徒たちが自ら考え行動し、自由な研究課題に取り組むことは、ひとりひとりの長所を伸ばし、将来の進路を考えるきっかけにもなるでしょう』
自由研究、と聞くと夏休みにやるアサガオの観察くらいしか思い浮かばないけれど、並んだ作品のテーマが理科に限らないことはすぐに分かった。パッと目についたのは絵本だった。派手な色あいのニワトリが屋根のうえで鳴いている。本をひらけば、大胆な色づかいにやわらかくて楽しい文章がつづられていた。お話の展開にくすりと笑ってしまう。これ、高校生が作ったんだ。
となりのレポートのタイトルは、『私はどこから来たのか』だった。まえがきを読むと、どうやら自分の苗字のルーツを調べたものらしい。最後は東海地方まで足を運んで、苗字の由来となった地域の歴史をまとめている。
さらにとなりのノートは、ページの半分以上が楽譜だった。頭がくらくらしてくる音符の羅列に、やれモーツァルトはこう、ドビュッシーはこう、と説明が挟まっている。有名な音楽家たちの曲調を研究して、姫ノ松の校歌で変奏曲を作ったらしい。巻末にはCDまで付いている。
『掛け軸から読み解く先祖の暮らし』
『チョウ類を指標とした里山の生物多様性について』
『Somewhere not here ~お伽草子の英語訳~』
『読話コミュニケーション ~聞こえない弟とのふしぎなおしゃべり~』
高校生たちの文字通り自由な研究は、どれもタイトルだけで引きつけられるものだった。こんな本格的な研究をほんの数年しか歳の変わらない人たちがやっているなんて。これだけでも十分驚いたのに、一番端のレポートを手にしたとき、僕は息をのんだ。
『女言葉とぼくの距離 ~女子学生の一人称について~』 一年三組
ページをめくる。すこし丸みのある丁寧な字で、まえがきが始まる。
『私は自分のことを「俺ちゃん」と呼ぶ。女の子なのに変だ、イタい、気持ち悪い。そう言われても「私」という一人称はやっぱり気恥ずかしい。世界中でそんなことを考えているのは自分ひとりだと思っていた。
ところが、この学校へ入学すると「僕」や「俺」は思いのほかたくさんいた。それどころか、「山田は」「大野は」と自分を苗字で呼ぶタイプから、わし、おいら、吾輩、拙者、それがし(!)等々、私の「俺ちゃん」などかすんでしまうくらい多様な一人称に出会うことができた。
この現象は姫女生特有のものなのか、それとも現代の女子高生に共通なのか。そもそもこのテーマを掘り下げることは、伝統ある女子校の「あるべき女子学生像」に泥を塗る行為ではないのか。
けれども、社会科の吉永先生は、眉をひそめるどころか例のミステリアスな微笑を浮かべ、私に興味深い資料を見せてくださった。それは明治時代に書かれた、女子学生の言葉遣いを批判する新聞記事だった。なんと「僕」を使う女子学生は百年以上まえから存在し、そして百年前以上まえから「今時の若い女子の言葉は……」と批判されていたのだ』
なぜ一部の女子学生は「私」以外の一人称を使いたがるのか、社会はそれをどう受けとめ、批判してきたのか。新山莉衣奈さんの研究は、頭をお寺の鐘突き棒で突かれたように衝撃的だった。
「そんなにおもしろい?」
声をかけられたのが自分だと気づくのにすこし時間がかかった。廊下からひょいと顔を覗かせるその人に、僕はたぶん、すごくまぬけな顔をしてたと思う。
どうして女子校に男の子が?
一瞬、本気でそう思うくらい、その人は少年のような姿をしていた。すらりと高い背丈、短い髪に涼やかな顔立ち、七分丈のパンツと半袖シャツから伸びる長い手足。この人、女の人だ。気づいたとたん、胸がいっぱいになった。
「もう三十分はそれを読んでる。あ、見張ってたわけじゃないよ。軽音部に用があってここを通ったらあなたを見かけて、さっき軽音部を出たら、まだいたから」
くすりと笑って、その人は教室に入ってきた。窓辺に椅子を引きよせると、コンビニの袋をがさがさ漁りはじめ、
「友達にさ、お菓子もらったんだ。じゃがりこ、食べる?」
「あ、いえ……」
「遠慮すんなって。俺ちゃんの研究に興味持つなんて変わった子だね」
さらりと口にしたことばに、僕はもらったお菓子をあやうく落とすところだった。
「あの、あなたが……」
「新山だよ。下の名前は忘れた」
暑いね、と腕を伸ばし、窓を開ける。その一挙一動を目で追ってしまう。初めてだ。初めて会えた。
「あの、わたしも、自分のこと、わたしって呼べなくて」
おもわず声が大きくなる。新山さんは驚いた様子もなく、ほう、とほほえんだ。
「なんて呼んでるの?」
「僕です」
「僕か。いい呼び方だよね。俺ちゃんもたまに使う」
座れば、と促され、椅子に腰かける。風が新山さんの短い前髪をなびかせて、それだけで映画のひとコマみたいだった。
「姫女志望なの?」
「はい」
「ふうん。なぜ?」
ことばに詰まった。数日前、おなじ質問を中林くんにされたときはすんなり答えられたのに。
「制服が、ないからです。あと……」
つづきが出てこない。新山さんはだまって待っている。ああ、声を出すのって、こんなに苦しかったっけ。おなかの底から大きな石を押しあげて、喉からごろんと転がすみたいだ。
「あと、板挟みにならなくてすむから。女の子しかいなければ、自分を男の子と比べずにすむから」
坂田くんについた一滴の嘘が、いまさら大きな波紋になって胸を震わせる。僕は男子校には行けない。金ボタンの詰襟を着られない。だったらせめて、手の届かない星なんか見えない場所へ行きたい。
新山さんはまた、ほう、とつぶやいただけで、斜めがけのバッグからペットボトルのお茶を取りだし、ぐいっと飲んだ。そして、手の甲で口もとをぬぐい、話しはじめた。
「この学校は、設立したときも制服がなかったんだよ。まあ、明治の初めだからね。そもそも学問する女子のための制服なんて、日本中のどこにもなかった。説明会でうちの校歌を聴いた? あの校歌は大正時代につくられたもので、それ以前にはべつの校歌があったんだ。賢母良妻、読み書き裁ち縫いがどうのこうのと歌っている古い校歌がね」
じゃがりこをぽりぽりかじりながら、新山さんはつづける。
「大正に入ると、ようやく制服が指定された。海老茶袴。ハイカラさんが通る、のやつね。このあたりでいまの校歌に変わるんだ。清らかなメロディーにのせて、姫よ、乙女よ、白百合よと歌ってはいるけど、よくよく聴けば、知恵をつけろ、学べ、そして社会へはばたけ、とずいぶん勇ましい歌詞だよ。婦人運動が盛んなころだったんだ」
へえ、と相槌を打つ声が上ずってしまった。高音が耳障りだな、なんて斜に構えて聞いていたとは口が裂けても言えない。
「その後、姫女の制服はセーラー服やモンペに姿を変えながら、終戦と同時に私服になった。生徒の意思を尊重する自由な校風によってね。ここまでおよそ百年。女子の着る制服がなかった時代から百年経って、この学校は制服をあえて作らないという選択ができるまでになった」
新山さんは窓枠に腕をかけ、外を眺めた。グラウンドではサッカー部が練習試合をしている。溌溂とした女子選手たちが、エネルギーのありあまった子犬みたいにボールを追いかけている。
「ここはね、楽園なんだ」
新山さんが言った。
楽園。
僕は、新山さんのまつげを見つめながら、そのことばを口のなかで転がした。
「姫女生は、着たい服を着て学校へ通える。数学も物理化学も遠慮なく勉強できるし、体育祭では髪をふり乱して騎馬戦をやる。力仕事はみんなで協力すればいい。女子校はね、女であることを忘れられる場所なんだよ」
グラウンドを見下ろす新山さんの目は、きらきらしていた。まぶしい笑顔でボールを蹴るサッカー部の人たちとおなじ、強いひかりがそこにあった。
「だけど、それは三年という期限つきだ。僕たちはこの学校に守られている。いまは温室のなかで知恵と高い志を詰めこまれている最中。そうしていざ外の世界に放りだされたら、僕たちは急に女であれと言われる、らしい。どうもそうらしい。そのとき『私』以外の一人称でどんなに自分を守っても、僕らの意思とは全然関係ないところで世のなかは周るんだろう。自分らしさも、自分らしい女らしさも、僕らは選べるか分からない。それを決めるのは僕らじゃないかもしれない。いまですら、僕たちは外の連中から鳥かごでさえずる小鳥のように愛でられているんだ。『女子高生』っていう手垢のついた安っぽいブランドとしてね」
新山さんの声は洗いたての真っ白なシーツのようで、だから、余命宣告のような話もかえってすんなり胸に入ってきた。ずっと他人事でいたかった。僕はほかの女の子とちがうから、安全圏にいると思いこみたかった。でも、やっぱりそうなんだ。いくら自分のことを女だと思っていなくても、地団太を踏みたくなるような呪いが、僕にもかかっている。
粗削りなロックが軽音部の部室から流れてくる。軽快なリズムにのって、音程はどうあれパワーが大事、とでも言いたげな歌声が廊下に響く。突き抜けるようなメロディーと天真爛漫な歌詞。この曲、知ってる。『タイムマシンにおねがい』だ。
「この学校の生徒たちがかがやいて見えるとしたら、それは若いからじゃなくて自由だからさ。少なくともこの学校にいるあいだ、僕らは自分のラベルを他人に貼らせてなんかやらない。だから、あなたがどんな気持ちで『僕』を使うのかは知らないけど、あなたみたいな子もこの学校では浮いたりしないよ。だって、みんな浮いてるからね。それが普通。みんなフツウで、みんなヘン」
金子みすゞの詩みたいなことを言って、新山さんは気持ちよさそうに風に吹かれた。
「にぃにー!」
窓の外から声がした。下を見ると、在校生らしい小柄な女の子が手をふっている。そのそばで見学の中学生が数人、こちらを見あげていた。浅沼中の制服だ。
「ちいー!」
窓から身を乗りだし、新山さんが手をふりかえす。
「これから演劇部?」
「そうだよー。にぃにも早くおいでー」
そう叫ぶと、ちいと呼ばれた高校生は浅沼中の子たちを連れてテニスコートの方へ歩いて行った。あの人、もしかして中林くんのお姉さんかな。そういえば、中林くん、お姉さんのことをちいちゃんって呼んでいたし。
「さて、俺ちゃんもそろそろ行こうかね」
新山さんが立ちあがる。
「BGMに使えそうな曲を軽音部から借りてきたんだ。演劇部に届けてやらないと」
「新山さん、演劇部なんですか」
「ちがうよ。でも、一度エキストラで出てから、たまに手伝いに行くんだ」
「新山さんは」
行ってしまう。ひきとめたものの、聞くのは怖かった。でも、いま聞かなくちゃ。これを逃したら、もう二度と会えないかもしれない。
「楽園を出たら、新山さんは、いつか俺ちゃんを忘れて私になりますか?」
新山さんはきょとんとして、それからニッと笑った。
「分からない。でも、自分の呼び方なんて、服を着るのとそう変わらないんじゃない。“俺ちゃんシャツ”一枚でしのぎきれなくなったら、そのときは“私”という上着をかさねて着るかもしれない。でも、周りからは私にしか見えなくても、その下に俺ちゃんシャツを着てること、自分だけはちゃんと知ってるでしょう」
あげるよ、と半分以上残ったじゃがりこの容器を押しつけられる。
「じゃあね。楽園で待ってる」
ひらひらと手をふって、新山さんは扉の向こうへ消えてしまった。
開けっぱなしの窓からサッカー部の張りのある声が届く。おひさまの陽気を含んだ風が自由研究のノートをいたずらにめくった。まだ心臓がとくとく鳴っている。ようやく我にかえって、最初にもらったじゃがりこをずっと手に持ちつづけていたことに気づいた。一口かじると、舌のうえに塩気がひろがる。なにやってんだろう。でも、まあ、いいか。スカートのまといつく足を投げだして、僕は初めて来た高校の空き教室で、しばらく風に吹かれていた。
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