詩なんてよく分からない? 自分もさ。書いた事なんてあったかさえ全く怪しいし、どうあるものを詩と呼ぶのかさえ分かってない。が、そういう形式張った知識が無くとも響くものが、こいつの中に詰まっている。 受け取り方は人それぞれ。全く分からんと感じる人だっているだろう。それでも私は、この作品を支持する。 その中身が何であれ、人目を憚らず放たれる心底からの言葉とは、私はどうしようもなく美しく、気高く見えてしまうのだ。 今こうしてレビューを書いて、やっぱりかと思い知っているように、表す言葉に困る程。
人間味あふれる作品が集結しております。ただ、人間味といってもギリシャ神話のようなにぎやかなものではなく、ゴールディングの「蠅の王」を彷彿とさせる、そんな人間味。 心の奥底を探検しなければこの表現、その言葉は考え付くことすらできない。そうした要素をふんだんに閉じ込めた作品が多数収録されており、飽きが来ません。自分自身と見つめ合うのにぴったりだと思います。
読み手によって受け止め方は違うかもしれない。抽象的で、そして哲学的で、少し悲しくてー。純真無垢な世界に描かれた想い。多くの人に読んでほしいです。
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