醜悪な過去

いつ、死んでも構わなかった

誰にも心を許せずに

誰も受け入れられずに

ただ漫然と日々を遣り過ごし

生ける屍などと揶揄され


心配してるのに、と

クラスメートから

自己満足のエゴを押し付けられ

毎日、この歩道橋から

落ちたら楽になれるだろうかと

考えていた学生時代


世の中の何も分からずに

甘えきっていただけの

愚かで幼稚な自分に気づけず

終わりだけが真実と思い込んでいた

壊れかけたプライドにしがみついて


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