気がつけば、両親と同じ目線で「子供たち」の姿を見守ることになっていました。
セリフのみでシチュエーションを連想させる「短歌」の企画。
その中で、ある夫婦のもとに子供が生まれ、その子たちが成長していく姿が句の中で詠まれていく形になります。
誕生、それから幼稚園、下の子が生まれたことでの葛藤、ちょっと大きくなってお姉ちゃんぶるようになる姿。
そんな子供たちの成長具合が連想されて微笑ましい気持ちになります。
だからこその、「巣立ち」のイメージがなかなか寂しい。ずっと一緒だった子供たちが、やがて一人立ちしていく。
寂しいし、心配でもある。でも、それを同時に嬉しいとも感じる。そんな両親の気持ちがしみじみと伝わってきて、胸の中があたたかくなりました。