獣の目に涙
きみの白い喉元から腹部まで
躊躇わずに一息に鋭く刃を滑らせて
生温かな臓器に
血の滴る口吻けを落とす
嘘も偽りもない
脈打つ心臓を愛撫して
きみの真実の前で僕は
哭き崩れるだろう
両のてのひらに乗せた真実の重みに
きみへの狂った想いの罪に
溢れた血に塗れ赤く染まりながら
獣の咆哮をあげて
幸せな悪夢を抱き締めて
僕は死ぬだろう
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます